アクセス解析
流れ星TOP 2005/10/31 創刊記念号!
火星接近!ってどういうこと?
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜
 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

   創刊号 2005年10月31日発行
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜

こんにちは。
はじめまして。

このたび、「流れ星からの贈り物」を発行させていただく運びとなりました
発行責任者の鈴木秀基(すずきひでき)と申します。

ご登録いただきまして、本当に有り難うございます。

この「流れ星からの贈り物」では、
宇宙、星座、神話、今日の星空などについて、普段の会話で何気なく使える
星に関するちょっとした話題をご提供していきます。

昨今では、光害(ひかりがい)の影響もあり、星空を見上げる機会が
少なくなってきました。

ですが、目には見えなくても、星はそこでしっかり輝いています。

望遠鏡や双眼鏡がなくても確認できる天体ショーもたくさんありますし、
たとえ直接には見えなくても、起きている現象を感じることはできます。

実際に星空を見上げることはなくても、
お仕事の合間などに「今夜は星空でこんなことが起きてるのかぁ」と
思っていただけるような、ホッとできる話題をご案内できれば幸いです。

どうか末永くご購読くださいませ。
今後ともよろしくお願いいたします☆彡

★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆今週の話題
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ☆1.火星接近!ってどういうこと?

 ☆2.アンタレスと月が4日夕方に近づきます

 ☆3.星座のつぶやき その1 ペガスス座

 ☆4.編集後記

★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆1.火星接近!ってどういうこと?
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
皆さんは、2年前の夏に「火星大接近!」と世間が大騒ぎしていたのを
憶えていらっしゃいますか?

あの時は「約6万年ぶりの超大接近」と大騒ぎとなりました。
(え?なってません?)

ニュースや情報番組でもよく取り上げられていたので、
「へー、火星の接近ってそんなに珍しいのかぁ」と
思った方も多いのではないでしょうか。

でも、実は、火星と地球が接近することは
それほど珍しい現象ではありません。

ご存知の通り、火星と地球は太陽の周りを公転しています。
すると、それぞれの公転周期の関係で2年2ヶ月に1度、
火星と地球の距離が一番短くなるタイミングが出来ます。

それが、「火星接近」というわけです。

では、2年前は、なぜあれだけ大騒ぎになったのでしょうか?

それは、同じ火星接近でも、接近する距離が特別短かった、
つまり、その分だけ地上からより大きく火星が見えたからなのです。

それでは、なぜ、火星接近のたびに、距離が異なるのでしょうか?

地球は太陽の周りをほぼ真円で公転していますが、
火星はやや楕円を描いて公転しています。
そのため、接近したときの距離に違いが出るわけです。

今回は、昨日10月30日に最も地球と火星が接近しました。
その距離、6941万キロメートル。

地球の円周が約4万4500キロメートルなので、地球約140周分。

なんか、ピンとくるようなこないような。。。

でも、星との距離について、私たちになじみのある
「キロメートル」という単位で話ができるのですから、
近いものですよね。

さて。

10月も後半になり、日が沈む時間もだいぶ早くなりました。

天気の良い夜20時ごろ、東の空を見てみて下さい。
少し見上げたところに、赤く輝く明るい星が見えます。
それが火星です。約マイナス2等星で輝いています。

いまの時期であれば、火星は一晩中輝いています。

夜が深まるにつれて、冬の星座ものぼってきますので、
夜空はだいぶ賑やかになってきます。

冬の赤く明るい星としては、おうし座のアルデバラン、
オリオン座のベテルギウスがあります。

ちょうどアルデバランを中心に、ほぼ等間隔に、
火星とベテルギウスを見ることができますので、
明るさと赤さの違いを比べてみても面白いです。

次回は、火星に降りてみましょうか。
お楽しみに。

☆火星の詳しい位置はこちらをご覧ください。
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2005/200510/1030/index-j.shtml

☆火星接近について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
http://www.astroarts.co.jp/special/2005mars/index-j.shtml

<参考資料>
・アストロアーツ

★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆2.アンタレスと月が4日夕方に近づきます
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
火星が話題にのぼったので、
恒星のなかで火星に縁が深いアンタレスに登場してもらいましょう。

(なぜ火星とアンタレスが縁が深いのかは後日お話しします。)

アンタレスは、何座の1等星かご存知ですか?

そう、アンタレスは夏の星座で有名なさそり座の1等星です。
ちょうど、さそりの心臓あたりで赤く輝いてます。

さそり座は夏の星座なので、
この時期では、夕方直後には西に沈んでしまいます。

11月4日の夕方、さそり座が沈む直前に、アンタレスと月が近づきます。

夕方で、しかも、南西の空でかなり低いため、
確認するのはちょっと難しいかもしれませんね。

南西がひらけていて、出来れば、双眼鏡があったほうがいいでしょう。

私の家からはちょっと難しそうです。。。

見えれば、ナイフのように細く鋭い月とアンタレスが美しいでしょう。

接近の様子はこちらをご覧ください☆彡
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051031.html#20051031-01

★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆3.星座のつぶやき その1 ペガスス座
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
ペガススです。

この前、子どもたちから、
「なんで、ペガ“サ”スじゃなくて、ペガ“ス”スなんだよ!
 あー、ダッセー!!」
と冷やかされたとです。

実はボクもペガススはダサイと思ってるとです。

そこで、なんで、ペガススなのか、調べてみたとです。

ペガススはラテン語読み、ペガサスはギリシャ語読みらしいです。

それだけですか?

そんなことで、ボクは子どもから冷やかされるとですか?

だから、今度、子どもたちに冷やかされたら、
勇気を出して、言ってやるとです。

「ペガススだってペガサスなんだよぉ!」

自分でも言ってる意味が分かりませぇん。。。

ペガススです。

     ペガススです。。

          ペガススです。。。








そんなペガススくんは秋の星空でがんばって輝いてます。
今夜あたり、ペガススくんを探してみませんか?

探し方はこちらをご覧ください☆彡
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051031.html#20051031-02

次回は、ペガススくんと並んで、
秋の星座として有名なアンドロメダ姫のつぶやきです。
お楽しみに。。。

★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆4.編集後記
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
「流れ星からの贈り物」はいかかでしたでしょうか?

私が、群馬県から、現在暮らしている埼玉県南部に引っ越してきて、
はやいもので13年目を迎えてしまいました。

埼玉県南部は、ご多分に漏れず光害(ひかりがい)が激しく、
引っ越してきた当初は「こんなところでは星なんて見えない」と
最初から決め付けて、星から遠ざかる生活を送っていました。

ですが、ある時、
「ここでは、確かに見えない星も沢山あるけど、見える星もあるよな」
ということに気が付きました。

そして、双眼鏡と小さい望遠鏡を用意し、時間があるときに、
自宅マンションのベランダから月を眺めるようになりました。

たったそれだけの気持ちの違いに気付いて、
ちょっとだけ実行してみたらすごく気持ちがラクになりました。

でも、改めて考えてみれば、何かを続けるにあたって、
全く障害がないという環境などあるでしょうか?

「確かに、頻繁に山などへは遠征できないかもしれない。
 確かに、星空が明るくて、満足な星空は望めないかもしれない。
 だけど、いまの条件の中でも出来ることはきっとあるはず」

たまにベランダから月を覗いたり、近くの駐車場にプチ遠征したり、
それすらする時間がなくても、天文雑誌だけは毎号かかさず読んだり。

なにより、自分の気持ちがラクになって、
自分が楽しめれば、それが趣味でいいんだ!

そんな当たり前のことに改めて気が付いたら、ルーチン化していた
日常生活も少しずつ楽しいものに変化していきました。

なので、その楽しさの延長で、そんなに難しく考えず、気楽な感じで、
この「流れ星からの贈り物」を続けていければなぁと思っています。

実際に星を見なくても、「へー、こんなことが今夜あるんだぁ」という
ことを知っていれば、家族との夕飯の時などで、
ちょっとした話題に出来ます。

この「流れ星からの贈り物」では、
そんなちょっとした話題をご案内していきます。

今後とも、よろしくお願い致します。
それでは、また次回、お会いしましょう。






↑11月4日の夕方17時30分ごろの南西の空です。
低い位置に細い月があるのが分かりますか?
ちなみに、緑の十字で囲まれているのは水星です。


↑月をもう少しアップしてみました。
右斜め上で赤く輝いているのがアンタレスです。
やっぱり双眼鏡が必要そうですね。。。




↑1枚目は、11月1日前後の21時ごろ、身体を南に向けてから、
そのまま見上げたときのイメージです。
6等星までを表示してあるので、空の良いところでないと、これくらい見えません。。。


↑2枚目は、表示してある星を3等星まで落としてあります。
だいぶ星の数が減ってしまいますね。
夜空が明るいところでは、これくらいか、もしかすると、コレよりも星の数が少ないかも知れません。
この中に、ちょっといびつな四角形を見つけられますか?
それがペガスス座の目印です。
見つけにくい時は、1枚目で探してみましょう。


↑3枚目は、ペガスス座に星座線を入れました。
さかさまになったペガススの上半身が形となっています。
ペガススの形に見えるでしょうか?


↑4枚目は、ペガススの星座絵をはめ込みました。
天かけるペガススの姿が見事に浮かび上がります。

あなたの大切な人に世界で一冊の絵本をプレゼントしてみませんか? 上に戻る
このページの星図、シミュレーション図は、
株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています。

Copyright (C) 2005~ nagarebosi. All Rights Reserved.