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流れ星TOP 2005/12/12 第7号
本日12日 月と火星が並んで見えます
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 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第7号 2005年12月12日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろんのこと、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


先週の5日に、オーストラリアで火の玉(火球)が落下したという
ニュースが映像付きで放映されました。

ご覧になった方も多いと思います。

そこには、青白い光とともにゆっくりと落ちていく火の玉が
くっきりと写されていました。

と同時に、その場に居合わせた人たちが
歓喜のような悲鳴のような喚声をあげています。


落下した隕石の大きさはバスケットボールほどで
地表に到達するまでに燃え尽きたとのことでした。


ちなみに、日本でも11月25日に関東地方一体で、
大きな火球が目撃されています。



ところで。

あれは、私が中学1年ごろのことでしょうか。

吹奏楽部の練習の後、先輩たちとの下校途中。

南の空に、オレンジ色っぽい大きな火の玉が
スジをなして落ちてきているではありませんか。

そのスジは1本ではなくて、
太くて大きい光を中心に、数本が確認できます。

その場にいた一同は、当然大きな声を上げ、
「あれ何!?」

その時、私が
「あれは、たぶん、人工衛星が落ちてるんですよ」
と一言ボソ。


そしたら、女子の先輩が
「……スズキくんって夢がないよね……」

ドッキーン!!

火の玉よりも衝撃的な一言でしたぁ。。。


それでは、今週もよろしくお願いします!




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 ☆今週の話題
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 ☆1.本日12日 月と火星が並んで見えます

 ☆2.月とすばる(プレアデス星団)が14日未明に並びます

 ☆3.ふたご座流星群が14日に極大

 ☆4.編集後記




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 ☆1.本日12日 月と火星が並んで見えます
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本日12日、月と火星が仲良く並んでいる姿を観ることが出来ます。

月と火星の間は約5度ほどしかないので、
かなり接近して見えることになりますね。

最接近から1ヶ月半ほど経ってしまいましたが、
火星もまだ明るく見えていますので、
月と並んでみえる姿は夜空を見上げれば、すぐに目を引くことでしょう。

夕飯時にでもちょっと話題に出して、
夕飯を食べ終えたら、みんなでちょっと外に出て
眺めてみてはいかがでしょうか。



月と火星の位置などはコチラをご覧ください☆彡
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051212.html#20051212-01





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 ☆2.月とすばる(プレアデス星団)が14日未明に並びます
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14日未明、といっても13日からの深夜ですが、
再び月とすばる(M45=プレアデス星団)と並びます。

約1ヶ月ほど前の11月14日も、
満月とすばるが並ぶ様子をお伝えしました。

今回は、満月よりちょっと手前の月なので、
すばるの様子も、前回よりはじゃっかん観やすくなるでしょう。

とはいっても、出来れば、
双眼鏡があると、仲良く並んでいる姿を、より楽しめると思います。


14日未明にいちばん近づくとはいっても、
13日の夜にも並んでいる姿は観ることができますので、
あまり深夜になる前に、
ちょっとベランダから様子をみてみると良いですね。

私はたぶん13日の23時ごろベランダから双眼鏡で観みます。



ちなみに。

すばると月が並んで観える現象はそれほど珍しいことではありません。

それは、すばるが白道(月の通り道)付近にあるからなのですが、
特に、来年2006年には、
月が、すばるの上を通っていく、つまり、
月による「すばる食」が6回も観ることができます!

楽しみですねぇ。

もちろん、順次、皆さんにお伝えしていきます。



月とすばるの位置などはコチラをご覧ください☆彡
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051212.html#20051212-02




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 ☆ふたご座流星群が14日に極大
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11月には有名な「しし座流星群」がありました。

12月には「ふたご座流星群」が有名です。

「ふたご座流星群」は、
比較的コンスタントに流れ星が飛ぶことで知られていまして、
三大流星群の1つとされています。

その「ふたご座流星群」の極大(いちばん流星が飛ぶとされる時間)が
今年は14日15時となっています。

15時ではもちろん昼間なので、
実際には14日の宵からが観望の好時間となります。


「ふたご座流星群」が三大流星群の1つに挙げられているのは、
コンスタントに流れ星が飛ぶこともありますが、
極大のころには、日本ではほぼ一晩中、
放射点(流星が飛ぶ中心点)が天空にあることも一因です。


しかし、今年は。。。


先月の「しし座流星群」もそうでしたが、
今年の「ふたご座流星群」は満月近くの明るい月が邪魔をしてしまいます。


ただ、仮に月がなくても、
流星雨のように「見上げれば流れ星が飛んでいる」という様子になるのは
難しいですね。。。

ちょっと見上げている時に観ることが出来ればかなりラッキーでしょう。

いずれにしても、
ご覧になるときは長丁場となりますので、
防寒対策は、やりすぎるくらいに充分して下さいね。


14日22時ごろのふたご座の位置です。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051212.html#20051212-03




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 ☆4.編集後記
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この前の8日、
キレイな上限の半月が夕方前から目をひきました。

望遠鏡でのぞいてみたら、
冬にしてはまあまあシーイングが良かった(ユラユラが少なかった)ので
ちょっと久しぶりに月なんぞを撮影しましたぁ。

http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051212.html#20051212-04


あんまり大したことないですけどね。。。
ぶぶぶ。。。

  ちっこい望遠鏡とデジカメがあれば
    たとえ経緯台でもこれくらいは
      誰でもすぐに撮れますよー

という見本ということで。。。

いや、ホントにですね、
デジカメの普及は「天体撮影」の敷居を一気に押し下げました。

ちょっとした機材が揃えば、
誰でもそこそこのモノが撮れてしまいます。

それに、撮影した画像を簡単に画像処理できることも利点ですね。

あと、なんといっても、
「デジカメならいくらでも失敗できる!」という安心感が
結果として、撮影者の試行錯誤を促すことに繋がっているのでしょう。


次回は、閑話休題的な話題として、
はやいうちに改めて話しておきたいと思っていた
「地域と星空の違い」について触れる予定です。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



クリスマスのプレゼント、どうしようかな。。。
あ、クリエイト・ア・ブックにしよう!
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2005年12月12日夕方18時。
東の空となります。

もうすっかり日も暮れているころです。



同日20時ごろ。
南に身体を向けて見上げた時のイメージ。

月と火星はほとんど真上(天頂)ですね。



ちょっと拡大してみました。

視野円は7度となっています。

実視野7度ほどの双眼鏡があるといいですね。


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2005年12月13日夜23時ごろ。
南の空です。

ちょうどオリオン座が南中している時間ですね。

明るい月に並んだすばるが分かるでしょうか。



日が変わって、
2005年12月14日深夜2時。
西の空。

さきほどから3時間ほど経過しているので、
さらに月とすばるが近づいているはずです。



すこし拡大してみました。

視野円は7度です。

月が明るいので、
やはり、出来れば双眼鏡があるといいですね。


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2005年12月14日夜22時。
東南東に身体を向けて、少しだけ見上げた感じです。

ふたご座の頭付近に十字で示しているのが、
ふたご座流星群の放射点となります。

ここから、流れ星が放射状に流れていきます。


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2005年12月8日夕方17時ごろ。
ちょうど上限の月齢6.7。

うむむ。。。ピントが甘いですねぇ。
ピントの甘さを画像処理でカバーしようした悪い例です、はい。

まあ、逆に言えば?、
これくらいなら誰でも撮れますよ〜って感じで。。。



北半球の準拡大。



南半球の準拡大。



これは、オマケです。
ピントは甘いし、画像処理で表面が荒れ荒れです。。。

私の機材システムでは、この拡大率が精一杯というか、
かなり無理してます。。。

すいましぇん。


なお、掲載した月の画像は
肉眼で観たイメージと同じにするため、
わざと北を上にしてあります。

天文雑誌・天文書籍などで掲載している月の写真は
通常、南を上にしている(肉眼で見たイメージの逆です)ので、
ちょっと注意して下さいね。


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