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流れ星TOP 2006/2/6 第15号
本日6日 すばると月が大接近!
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜
 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第15号 2006年2月6日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろんのこと、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


週末、寒かったなぁ。今朝も寒ぃーし。


前回、チラッとお話ししましたが、
先週末は、ちょっと西の方に遠出してまいりました。
(その報告は編集後記につづきます。)


それでは、今週もよろしくお願いします。




★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆今週の話題
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 ☆1.本日6日 すばると月が大接近!

 ☆2.おうし座ってどんな星座?

 ☆3.おうしの姿に身を変えて… (ゼウス、またか!)

 ☆4.編集後記




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 ☆1.本日6日 すばると月が大接近!
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今年は、月がすばる(M45 プレアデス星団)を通り過ぎていく
「すばる食」が6回も起きるのですけど、その第1弾が本日6日となります。


しかーし。

食が起こるのは、午後の、まだ太陽が出ている時間のため、
月が、すばるを隠している姿は、残念ながら、観ることが出来ません。


しかーし。

夕方以降、食を終えた月が、
すばると仲良く並ぶ姿を観ることができます。


月は、ちょうど上弦すぎの月齢7.7となっていますので、
まぶしいというほどの明るさでもありませんので、
肉眼でも、並んでいる姿はご覧いただけると思います。

もちろん、7倍程度の双眼鏡をお持ちであれば、
グッと楽しみが大きくなりますね。

http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060206.html#01


ただ、全国的にちょっと天気が心配です。。。



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆2.おうし座ってどんな星座?
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すばる(M45 プレアデス星団)の話題が出たので、
そのすばるを有する、冬の代表星座「おうし座」について
ちょっとご紹介しておきましょう。


まず、おうし座で目を引くのは、
おうしの右目にあたで輝く赤い1等星アルデバラン。

アルデバランの意味は、
すばる(プレアデス星団)が昇った後に、
それの後を追いかけるように昇ってくるため、
「後に続くもの」という意味です。

地球からの距離は約65光年。
今年65歳を迎えるおじいちゃん、おばあちゃんが生まれた時の光が、
いま地球に届いているんですね。

その大きさは、実に太陽の直径の40倍。
赤い色からも分かるとおり、赤色巨星と呼ばれる恒星となります。

以前にご紹介した、青白いシリウスがまだ若い星なのに対して、
アルデバランは、既に人生(星生?)の峠を超えた年老いた星です。



次に、おうし座で有名なのは、
やはり、M45のプレアデス星団、日本名「すばる」でしょう。

おうしの左肩にあたる場所にある粒々した固まりがそれです。

空の状態が良くて、目の良い人であれば、
肉眼でも10個以上の星粒が見えるらしいです。
(近視の私には、眼鏡をかけても、そこまでとても見えません。。。)

すばるは、青白く高温の星が集まっていて、
そういう意味では、シリウスと同様に若い星たちといえるでしょう。

ギリシャ神話では、巨人アトラスとプレイオネの間に生まれた
プレアデスの7人姉妹(アステロペ、メロペ、エレクトラ、マイア、
タイゲタ、ケラエノ、アルキオネ)の姿であるとされています。



もう1つ、おうし座の見ものは、
アルデバランからV字型に広がるヒヤデス星団です。

ちょうど、おうしの顔にあたるヒヤデス星団ですが、
その星々の散らばりは実視界で約5度にわたるため、
一見すると、まるで星団ではないかのような姿です。

ヒヤデス星団が、このように大きく見えるのは、
地球から約150光年と非常に近い位置にあるためでして、
実際、地球から見える星団の中では、地球からの距離が最も近い星団です。

ちなみに、アルデバランは、同じ方向に見えてはいますけど、
ヒヤデス星団の星ではありませんので、念のため。
(地球から見て、アルデバランの方がヒヤデス星団より手前になります。)



6日今夜のおうし座はこんな感じです☆彡
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060206.html#02



それでは、引き続いて、おうし座のギリシャ神話をご紹介しましょうか。



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 ☆3.おうしの姿に身を変えて… (ゼウス、またか!)
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むか〜しむかしのことじゃったぁ。

フェニキアという国に、エウロパという美しいお姫さまがおったそうなぁ。


ある日、エウロパが、下女たちと散歩をしていると、
1匹の牡牛が姿を現しおったというぅ。

牡牛が、エウロパの前で静かにその身を伏せると、
エウロパは、牡牛に近づいていったぁ。

牡牛が暴れないことが分かったエウロパが、
牡牛の背に乗った、その時じゃったぁ!


背にエウロパを乗せた牡牛は、とつぜん駆け出し、
そのままクレタ島へと向かったそうなぁ。

クレタ島にたどりついた牡牛は、エウロパにこう言ったという。
「オマエのことが好きなんじゃー!! わしと一緒に暮らしてくれー!!」


実は、その牡牛は大神ゼウスが変身した姿だったのじゃぁ。
「わしは決めた。この地をエウロパと名づけよう。
 そして、オマエと共に暮らすんじゃー!」

やがて、ゼウスとエウロパの間には3人の男の子が生まれたそうなぁ。


そして、数年の時が経ったある日のことじゃぁ。

「わしは、オリンポスに戻らなければならんのじゃー!」
ゼウスはそう言い残して、エウロパの元を去ってしまったそうなぁ。


ただ、エウロパのことが心配だったゼウスは、
牡牛の姿を「おうし座」として天に上げ、
エウロパのことを見守り続けたということじゃぁ。


めでたし、めでたしぃ。。。





なわけねーだろ!


ゼウスがまたやらかしてしまったようですね。

ゼウスは、ヘラという妻がありながら、今回のエウロパ以外にも、
白鳥に姿を変えて、レダという美女に近づき、
そのまま、おかしてしまったりだとか、
はっきり言って、やりたい放題なわけです。

大神だったら、何をやってもいいのかー!


ちなみに、エウロパ(Europa)が、
現在のヨーロッパ(Europe)の語源となったのですが、
ゼウスがエウロパを連れていったのはクレタ島なわけで、
実は、エウロパ自身はヨーロッパには行ってないことになります。

けっこういい加減です。



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆4.編集後記
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(前振りからのつづき)

28日に、広島県福山市で大事な用事を済ませた後、
普段はあまり関西方面に行く機会もないので、
翌日29日は京都嵐山へ足を運びました。

昼に食べた湯豆腐が大当たりで非常に満足しまして、
気持ちの良い天気のもと、
天龍寺、常寂光寺、二尊院、清凉寺、大覚寺などを回りました。


嵐山で1泊したのですが、
30日は残念ながら朝から雨がちの天気。

ただ、前日に嵐山はほぼ回ってしまっていたので、
そのまま京都市内に移動して、駅周辺をまわることにしました。

三十三間堂は、高校の修学旅行以来だったのですが、
なんといっても、あの1001体の千手観音像が圧巻ですね。

約120メートルものながいお堂を歩いていると、
なんだかそれらの像に拝んでもらっているような気持ちになって、
下界でつもった心の塵や埃が洗い流されていくような気になりました。
(ってか、拝んでもらう前にオマエが拝まなきゃダメだろー。)


おかげさまでリフレッシュすることが出来ました。

さ〜て、仕事するぞー!


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



なお、このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html



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2006年2月6日夕方18時ごろの南の空。

まだ西には、ほんのり太陽の明かりが残っています。

札幌あたりでは、もっと早く日の入りを迎えていますので、
18時ごろでも、だいぶ星が見えているはずです。


少しアップにしてみました。
双眼鏡があれば、すばるの星々が認識できるようになります。



同日2006年2月6日19時30分ごろの様子です。
すっかり日も沈みました。


この時間になると、
すばるの姿も肉眼で確認できるようになります。



2006年2月6日午後14時ごろ。

月がすばるを隠すのは昼間のできごとなので、
私たちはその様子を直接みることは出来ませんが、
「もし、太陽の明かりがなかったら、こんな感じで隠れていきます」
というのをご覧いただきましょうか。

以下、1時間ごとの様子となります。


午後15時ごろ。


午後16時ごろ。
このあたりが、食の最大となります。


午後17時ごろ。



みずがめ座生まれ(1/20〜2/18)のあの人にこんなプレゼントはいかがですか?

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2006年2月6日夜20時ごろの南の空。

すばる食を終えた月が目を引いているころです。


ゼウスが変身したという牡牛の姿。

こう見ると、
形の整った星座であることがお分かりいただけるでしょう。


プレアデス星団(すばる)は、
さきほど、たくさん見てもらったので、
ヒヤデス星団をアップしてみました。

視野円は7度となっています。

アルデバランから始まるV字の姿が美しいですね。



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