2006/2/20 第17号 22日未明に月とアンタレスが接近 |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第17号 2006年2月20日発行 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろんのこと、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 無駄話は編集後記にまわすことにして、さっそく本題にいきましょう。 それでは、今週もよろしくお願いします。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.月とアンタレスが接近(22日未明) ☆2.天王星 発見伝ハッケンデン 発見デンデンデデンデン レツゴー! ☆3.天王星のなが〜い昼となが〜い夜 ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.月とアンタレスが接近(22日未明) ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 さそり座の赤い1等星アンタレスは、 月の通り道である白道(はくどう)内に位置しているため、 アンタレスと月が近づくことがたまにあります。 22日の未明(明け方)には、 アンタレスと月がかなり接近して並ぶ様子がご覧いただけます。 最接近時には、その離隔度は1度を切るので、 かなり近づいて見えることになります。 ところで。。。 昨年2005年3月31日には、 月がアンタレスに近づくどころか、隠してしまう「アンタレス食」があり、 全国的に観望することが出来ました。 この時は、私も家のベランダから狙っていまして、 「う〜、こういう時はやっぱり赤道儀が欲しい〜」とか思いながら、 なんとか撮影には成功しました。 アンタレスは実は、緑色の伴星を従えた二重星なのですが、 明るい主星が月から出現する一瞬前に 暗い伴星が出現する様子も見ることができました。 残念ながら、私はそこまで確認はできませんでしたが、 アマチュア天文家の方々の間でも広く、 写真やビデオなどで撮影に成功しています。 22日の月とアンタレスの位置、 2005年3月31日のアンタレス食の様子はコチラ☆彡 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060220.html#01 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.天王星 発見伝ハッケンデン 発見デンデンデデンデン レツゴー! ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 前回、冥王星について少しご紹介したこともあって、 今回と次回は、普段あまり話題にならない天王星と海王星を ちょこっと取り上げることにしました。 (出たヨ、いきあたりばったり!) 天王星は、イギリスの天文学者ハーシェルによって 1781年に「偶然発見」されました。 天王星は5〜6等級の明るさがあるため、 肉眼でも見られることもあり(特に当時のように暗い空の下であれば尚更)、 ハーシェルよりも前にも記録としてはその存在があったのですが、 望遠鏡で観測したハーシェルが、 改めて、恒星とは違う惑星であることを確認したというわけです。 天王星の軌道を確認すると、 それまで発見されていた土星よりも外側をまわる惑星であることが分かり、 晴れて、「太陽系第7惑星」の称号を受けることになったのでした。 ハーシェルは、天王星を 「ゲオルギウム・シドゥス(ラテン語で「ジョージの星」の意味)」と 名付けたのですけど、 他の天文学者たちは、発見者にちなんで そのまま「ハーシェル」と呼んでいたそうです。 その後、ボーデによって天王星は 「Unanus(ウラヌス)」という名前に改称されたのですけど、 それが一般的に定着したのは1850年ごろらしいです。 なので、天王星の惑星記号は、 当時の「ハーシェル」の呼び名を元にした 「Hを図案化したもの(Hにカギ棒を付けたような形)」なわけです。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060220.html#02 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.天王星のなが〜い昼となが〜い夜 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 さてさて、そんな発見伝のある天王星ですが、 その直径は約5万1000km。 地球の直径の4倍強の大きさで、 木星、土星に次ぐ、太陽系で3番目に大きい惑星です。 青緑色に輝く天王星は、 木星や土星と同じくガス型惑星に分類されます。 あとあと。 天王星で忘れていけないのは「環」ですね。 土星に環があるのは良く知られていますけど、 天王星にも環があることはご存知ない方もいるでしょう。 天王星の環は、 1977年に地上からの観測によって9本が確認されていました。 その後、天王星の探査を目的に1977年夏に打ち上げられた ボイジャー2号によって、さらに2本の環が発見されて、 現在では11本の環が確認されています。 (ちなみに、ボイジャー2号は、 20年前の1986年1月24日に天王星に最接近しています。) と、こ、ろ、で。 「もしも天王星に住めたらぁ〜〜らららぁ〜〜」(誰!?) (いや、もちろん住めないんですけどね。 寒いし、水素いっぱいだし。。。) 天王星は、約84年をかけて太陽をひと周りしているのですけど。 天王星の自転軸は、軌道平面(黄道面)に ほぼ垂直の97.9度、 つまり、おもいっきり前つのめりの横倒し状態で、 太陽のまわりを公転しているわけです。 これは一体どういうことなんでしょうか? 例えば、地球の自転軸は、 黄道面に対して23.4度傾いているのですけど、 極地方の夏・冬をのぞけば、 太陽は普通、朝は東から昇り、夕方には太陽が西に沈みます。 要するに、1日の間に昼と夜が存在することになります。 23.4度の傾きは、昼と夜の時間の差をつくりだし、 それは同時に、四季をつくりだすことに他なりません。 一方、天王星はいうと。 ほぼ横倒しで太陽をまわっているということは、 位置によっては、数年や十数年にわたって ずっと昼が続いたり、ずっと夜が続きます。 北極や南極の極地方に至っては、 公転周期84年の半分である42年間もの間、 いつも太陽に照らされている昼か、 いつも太陽のない夜かの非常に極端な状態になってしまうわけです。 もちろん、天王星は太陽から離れているので、 昼間でも太陽の光は微弱ではあるのですけど。 年単位のながい昼と夜だと DragonAshの「陽はまたのぼりくりかえす」を聴いても なんだか虚しいだけだなぁ。。。 天王星の環の様子や、横倒しの軌道の図などをコチラに載せました。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060220.html#03 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 私は、大学と勤め先が東京だったので、 10年以上も都内に通っていたのですけど、 実は、東京タワーにのぼったことがありませんでした。 しかも、勤め先の本社が東京タワーの近くだったにもかかわらず。。。 昨日の日曜日、遠くからの来客があったこともあり、 その客人とともに、はじめて東京タワーにのぼってまいりました。 あいにく曇りの天気でったのですけど、 特別展望台(地上250m)までのぼると、 さすがにクラクラするような高さですね。 私としては、エレベータが上がる時よりも、 下る時のほうが怖かったっす。 その後、浅草をまわり、湯島天神に足を運びました。 湯島天神ではただいま「梅まつり」を開催中。 http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ というわけで、メインの梅はというと。。。。 まあ、二分咲き? 早咲きがちょうど咲き始めた頃で、ほとんどがまだツボミでした。 とはいえ、梅の花の淡い香りが初春を感じさせてくれました。 つたない写真ですが。。。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060220.html#04 それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 なお、このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html |
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天王星 Uranus の惑星記号。 アルファベットのHが図案の元となっています。 |
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倒れてきそう。。。 真ん中にそびえたつのが、 ヒルズ族の牙城「六本木ヒルズ」です 湯島天神にて このツボミが咲くのもまもなくか。。。 よく見ると、狛犬が1円を咥えてます。。。 |
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