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流れ星TOP 2011/12/12 第320号
冬空の 月を切らんと ふたご群
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第320号 2011年12月12日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.ふたご座流星群が極大 狙い目は14日深夜

 ☆2.月、火星、レグルスが集まる(16日深夜)

 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!

 ☆4.編集後記



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 ☆1.ふたご座流星群が極大 狙い目は14日深夜
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ふたご座流星群は、
コンスタントに流星が出現することで知られていて、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで、
3大流星群の1つとなっています。


ふたご座流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は12月の5日ごろ〜18日ごろ。
2.極大(ピーク)は13日〜15日ごろ。
3.放射点(流星が飛ぶ中心点)が日没後まもなくから天空にあるため、
  一晩中ゆっくりと観察できる。
4.深夜に放射点が天頂付近を通るため、
  どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。
5.流星の特徴は「やや速い」。
6.ピーク時は1時間に20〜30個ほどの流星が見られる。
7.時期的に冬型気候のため、
  日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。
8.近年では、特に活動が活発となっていて、
  明るい流星も目立ってきている。


今年2011年の極大予想は15日2時ごろなので、
14日夜から15日未明が狙い目となりそうです。

ただし、今年は、ふたご座の近くに、
満月と下弦の間くらいの月(月齢19)があるため、
月明かりが邪魔をします。

明るめの流星が飛ぶことを期待したいところ。


ともかく、「ふたご座流星群」の問題は「とにかく寒い!」

天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増します。

ただ、こればかりは如何ともし難いわけで。。。

当たり前ですけど、
防寒対策は自分自身でしっかりと行なうしかありません。

根を詰めて一晩中、見る必要はないわけですし、
とにかく充分すぎるくらいの暖かい格好をして、
見られる時間だけ外に出るなど、
出来る範囲で観察してみると良いでしょう。


14日21時、24時(0時)、28時(4時)ごろの
ふたご座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20111212.html#01



なお、このふたご座流星群の母天体は、
実は、彗星ではなくて、小惑星ファエトンであるという説が
ほぼ確実となっています。

この小惑星ファエトンは、
塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと
考えられています。



【関連リンク】
2010年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/83

2009年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/34

2008年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/gem/2008/



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 ☆2.月、火星、レグルスが集まる(16日深夜)
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16日の深夜(17日未明)、
しし座へ移った下弦の半月と、
火星、レグルスが集まります。


16日深夜の月、火星、レグルスの様子はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20111212.html#02



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 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!
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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。
下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!


★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
18日|17:54(南西/12度) |17:56(南南西/42度)
19日|16:57(南南西/11度)|17:00(南東/33度)


【札幌】
18日|17:53(西南西/12度)|17:56(西南西/61度)
19日|16:57(南西/12度) |17:00(南東/46度)


【秋田】
16日|18:10(南西/13度) |18:12(南西/45度)
17日|17:13(南南西/11度)|17:16(南東/32度)
18日|17:53(西南西/13度)|17:56(北北西/52度)
19日|16:56(南西/11度) |16:59(南南東/69度)


【仙台】
16日|18:09(南西/10度) |18:12(西南西/50度)
17日|17:13(南南西/13度)|17:16(南東/42度)
18日|17:53(西南西/13度)|17:55(北西/39度)
19日|16:56(南西/12度) |16:59(北西/86度)


【東京】
14日|18:26(南西/10度) |18:27(南南西/25度)
16日|18:09(西南西/11度)|18:12(北西/59度)
17日|17:12(南南西/11度)|17:15(南東/54度)
18日|17:52(西/12度)  |17:55(北西/29度)
19日|16:59(北北東/50度)|16:59(北北東/50度)


【金沢】
16日|18:08(南西/10度) |18:12(東北東/74度)
17日|17:12(南南西/12度)|17:15(南東/33度)
18日|17:52(西南西/13度)|17:54(北西/43度)


【名古屋】
14日|18:25(南南西/10度)|18:27(南/31度)
16日|18:08(南西/11度) |18:11(北西/75度)
17日|17:12(南南西/11度)|17:15(南東/42度)
18日|17:51(西南西/10度)|17:54(北西/35度)


【大阪】
14日|18:25(南南西/12度)|18:27(南/33度)
16日|18:08(南西/10度) |18:11(西南西/74度)
18日|17:51(西南西/12度)|17:54(北西/36度)


【広島】
14日|18:25(南南西/11度)|18:27(南東/29度)
15日|19:04(西南西/12度)|19:06(西/28度)
16日|18:07(南西/10度) |18:10(南/70度)
18日|17:50(西南西/10度)|17:53(北西/47度)


【福岡】
14日|18:25(南/13度)  |18:27(南東/26度)
15日|19:04(西南西/13度)|19:06(西/38度)
16日|18:07(南西/10度) |18:10(南南東/61度)
18日|17:50(西南西/11度)|17:53(北西/53度)


【鹿児島】
14日|18:24(南南西/10度)|18:27(南東/33度)
15日|19:03(西南西/10度)|19:06(西北西/33度)
16日|18:07(南西/13度) |18:10(東北東/81度)
18日|17:50(西南西/12度)|17:53(北北西/38度)


【那覇】
13日|19:19(南西/12度) |19:21(西/52度)
14日|18:22(南南西/11度)|18:25(南東/44度)
16日|18:05(南西/13度) |18:08(北北西/63度)



ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)

また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)


【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html



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 ☆4.編集後記
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10日の皆既月食。

赤銅色の月を見ることは出来ましたか?

私のところでは、欠け始めごろは、
すじ雲越しだったんですけど、
ちょうど皆既前から雲がとれてくれました。

今回の皆既月食は、
地球の本影の縁付近を月が通っていく形だったので、
皆既になっても、月の南側がうっすら明るかったですね。

皆既の月の色は、ダンジョンスケールでいくと、
3(明るい赤)くらいあったでしょうか。

天文現象の中でも、特に「食」は、
宇宙との一体感を感じることが出来る貴重な体験。

月食は、太陽、地球(≒自分)、月が
一直線とならなければなりません。

日食は、月食よりもっとシビアになります。

次は、2012年5月21日に
金環日食が私たちを待っています!



【関連リンク】
2011年12月10日皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/132



それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html





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2011年12月14日21時ごろの東の空。
ふたご座流星群が極大。
放射点は、カストルの近くです。


14日24時(15日0時)ごろの南の空。
ふたご座流星群の極大予想は2時ごろです。


28時(15日4時)ごろの西の空。


月明かりに負けない明るい流星が飛ぶでしょうか。
(図はあくまでもシミュレーションによるイメージです。)





2011年12月16日25時(17日1時)ごろの東の空
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢21.4)


下弦の半月、火星、レグルス
(視野円20度)




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