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流れ星TOP 2015/12/7 第528号
ふたご群14日夜、月明かりなく最高条件!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第528号 2015年12月7日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。




国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在している
宇宙飛行士の油井亀美也さんが、
約5ヶ月のミッションを終え、
日本時間11日22時10分ごろ、
地球に帰還する予定です。


当初は12月22日に帰還する予定でしたが、
ロシア側からのスケジュール見直しの要望を受けて、
前倒しになりました。


ロシアの宇宙船「ソユーズ」で
カザフスタンに着陸する予定になっています。



【関連リンク】
油井宇宙飛行士最新情報(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/yui/

油井亀美也ツイッター
https://twitter.com/Astro_Kimiya

宙亀日記
http://iss.jaxa.jp/iss/jaxa_exp/yui/sorakame/






それでは、今週もよろしくお願いします☆彡




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 ★今週の話題

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 ★1.ふたご座流星群2015 14日月明かりなく最高条件!


 ★2.カタリナ彗星 日の出前の東空を移動中


 ★3.国際宇宙ステーションを見よう! 油井さん11日に帰還!


 ★4.編集後記





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 ★1.ふたご座流星群2015 14日月明かりなく最高条件!

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12月の流星群といえば、
やはり「ふたご座流星群」でしょう。


ふたご座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで、
3大流星群の1つとなっています。



ふたご座流星群の特徴は次のとおり。


1.活動期間は12月の5日ごろ〜18日ごろ。

2.極大(ピーク)は13日〜15日ごろ。

3.放射点(流星が飛ぶ中心点)が日没後まもなくから天空にあるため、
  一晩中ゆっくりと観察できる。

4.深夜に放射点が天頂付近を通るため、
  どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。

5.流星の特徴は「やや速い」。

6.ピーク時は1時間に20〜30個ほどの流星が見られる。

7.時期的に冬型気候のため、
  日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。

8.近年では、特に活動が活発となっていて、
  明るい流星も目立ってきている。



ふたご群は毎年、
ピーク時には安定して流星が飛ぶので、
ほとんど期待を裏切らない流星群です。



今年2015年の極大予想は15日未明3時ごろなので、
14日深夜から15日明け方が狙い目となります。


今年2015年は、
14日は月齢3で19時すぎには沈んでしまうので、
月明かりを気にする必要は全くなく、
晴れさえすれば、最高条件です!



ただし!


「ふたご座流星群」の問題は「とにかく寒い!」


天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増します。


ただ、こればかりは如何ともし難いわけで。。。


当たり前ですけど、
防寒対策は自分自身でしっかりと行なうしかありません。


根を詰めて、ずっと見る必要はないわけですし、
とにかく充分すぎるくらいの暖かい格好をして、
見られる時間だけ外に出るなど、
出来る範囲で観察してみることをオススメします。



14日21時ごろ、15日0時(14日24時)ごろ、
15時未明3時(14日27時)ごろの
ふたご座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20151207.html#01




なお、このふたご座流星群の母天体は、
実は、彗星ではなくて、小惑星ファエトンであるという説が
ほぼ確実となっています。

この小惑星ファエトンは、
塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと
考えられています。



【関連リンク】
2014年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/312

2013年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/254

2012年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/191





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 ★2.カタリナ彗星 日の出前の東空を移動中

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カタリナ彗星は、
アリゾナ大学の月惑星研究所が実施している
「カタリナ・スカイサーベイ」によって発見された
彗星の1つです。


2013年10月31日に
18.6等級で発見された後、
約1年後の2014年11月16日、
太陽に最も近づいた時には
4.8等級まで明るくなりました。


その後、北半球では見えにくかったのですけど、
12月に入り、明け方の東の空で
徐々に見やすい高度になってきています。



明日8日早朝には、
逆三日月と金星が並ぶ中、
同じ視野7度に入り、
非常に見つけやすいです。


今週は金星が良い目印になります。



その後、予想では5等級を保ったまま、
うしかい座の方へ移動していき、
年明け1月2日には、
1等星アルクトゥールスに
1度弱まで超接近します。



彗星は淡い光のため、
5等級前後では、肉眼では分かりません。


双眼鏡がオススメです。



8日から23日まで3日おきのカタリナ彗星の位置、
8日の逆三日月・金星・カタリナ彗星、
1月2日のアルクトゥールスとカタリナ彗星の超接近、
カタリナ彗星の移動の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20151207.html#02



【関連リンク】
カタリナ彗星(つるちゃんのプラネタリウム)
http://homepage2.nifty.com/turupura/comet/2015/Catalina/menu.html





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 ★3.国際宇宙ステーションを見よう! 油井さん11日に帰還!

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油井さんの地球帰還予定は12月11日。

油井さん滞在中のISSを見られるのも、あと少しです。


国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
07日|17:33(南西/11度) |17:36(南南東/57度)
08日|16:41(南南西/12度)|16:44(南東/32度)
09日|17:25(西南西/13度)|17:28(北/71度)
10日|16:32(南西/13度) |16:35(東南東/67度)
10日|18:09(西/10度)  |18:11(北西/27度)
11日|17:16(西/13度)  |17:19(北/42度)
12日|16:24(西南西/20度)|16:26(北西/62度)
13日|17:08(西北西/12度)|17:10(北北西/31度)


【札幌】
07日|17:33(南西/11度) |17:36(南南西/79度)
08日|16:41(南南西/13度)|16:43(南南東/44度)
09日|17:24(西南西/11度)|17:27(北北西/48度)
10日|16:32(西南西/12度)|16:35(北北西/81度)
11日|17:16(西北西/13度)|17:19(北北西/29度)


【秋田】
07日|17:32(西南西/12度)|17:35(北北西/62度)
09日|17:24(西/10度)  |17:27(北北西/30度)


【仙台】
07日|17:32(西南西/12度)|17:35(北北西/45度)


【東京】
07日|17:32(西/12度)  |17:34(北西/33度)


【金沢】
07日|17:31(西南西/13度)|17:34(北北西/51度)
09日|17:23(西/12度)  |17:26(北北西/24度)


【名古屋】
07日|17:31(西南西/13度)|17:34(北西/40度)


【大阪】
07日|17:31(西南西/12度)|17:34(北北西/42度)


【広島】
07日|17:30(西南西/13度)|17:33(北北西/55度)


【福岡】
【鹿児島】
【那覇】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)




ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html





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 ★4.編集後記

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小惑星探査機「はやぶさ2」が予定どおり、
12月3日19時8分(日本時間)に
地球引力を利用したスイングバイを実施しました。


はやぶさ2は、
ハワイ付近の上空3090kmを通過、
秒速30.3kmから秒速31.9kmに加速。


はやぶさ2が正しい軌道に乗ったかどうかは、
10日以降に判明するとのことです。


【関連リンク】
「はやぶさ2」地球スイングバイ解説CG(JAXA)
http://youtu.be/Kjqff5bkUrE


小惑星探査機「はやぶさ2」(JAXA)
http://www.jaxa.jp/projects/sat/hayabusa2/

はやぶさ2特設サイト(JAXA)
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/hayabusa2/




それでは、また来週にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2015年12月14日21時ごろの東の空。
ふたご座流星群が極大。
放射点(流星が飛ぶ中心点)は、カストルの近くです。

今年は月明かりが全くない最高条件です。


15時0時(14日24時)ごろ、
身体を南に向けて上を見た時。


15時未明3時ごろの西の空。




2015年のふたご座流星群ピークは
15日3時ごろの予想です。
(図はシミュレーションによるイメージです。)











2015年12月8日早朝5時ごろの東の空。
カタリナ彗星
49=4.9等級の意味
(以下時間は同じ。)


11日


14日


17日


20日


23日











2015年12月8日早朝5時ごろの東の空。


カタリナ彗星、逆三日月、金星が集合。
(視野円7度)




2016年1月2日早朝5時ごろの東の空。


カタリナ彗星が、
うしかい座1等星アルクトゥールスに
1度弱まで超接近。
(視野円7度)













カタリナ彗星の移動の様子
青字は等級(例:48=4.8等級)







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