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流れ星TOP 2016/12/12 第581号
カストルよ まんげつ射ぬけ その弓で!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第581号 2016年12月12日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける
無人補給機「こうのとり6号機(HTV6)」を載せた
H2Bロケット6号機が9日22時26分、
鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、
約15分後、こうのとりが予定軌道に投入されました。


順調にいけば、こうのとりは13日20時ごろ、
ISSに到着する予定です。


こうのとりは、食料や飲料水のほか、
ISSの主電源に初採用された日本製の
新型リチウムイオン電池入りのバッテリーを運びます。


こうのとりは、約6tの荷物を積載でき、
これはISS補給機としては世界一です。



【関連トピック】
大切なモノを運ぶ HTVこうのとり 第1回 特徴と構成
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20150824.html




それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.満月とアルデバランが並ぶ(13日)


 ★2.ふたご座流星群2016 13日深夜、月明かりに負けるな!


 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★4.編集後記





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 ★1.ほぼ満月とアルデバランが並ぶ(13日)

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月は今週、
おうし座、ふたご座、かに座、しし座を
移動していきます。


明日13日は、
満月が、おうし座1等星アルデバランに並びます。


そして、週末深夜には、
しし座1等星レグルスに、
約1.5度まで近づきます。


13日の満月とアルデバラン、
18日深夜の月とレグルスの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20161212.html#01





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 ★2.ふたご座流星群2016 13日深夜、月明かりに負けるな!

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12月の流星群といえば、
やはり「ふたご座流星群」でしょう。


ふたご座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで、
3大流星群の1つとなっています。



ふたご座流星群の特徴は次のとおり。


1.活動期間は12月の5日ごろ〜18日ごろ。

2.極大(ピーク)は13日〜15日ごろ。

3.放射点(流星が飛ぶ中心点)が日没後まもなくから天空にあるため、
  一晩中ゆっくりと観察できる。

4.深夜に放射点が天頂付近を通るため、
  どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。

5.流星の特徴は「やや速い」。

6.ピーク時は1時間に20〜30個ほどの流星が見られる。

7.時期的に冬型気候のため、
  日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。

8.近年では、特に活動が活発となっていて、
  明るい流星も目立ってきている。



ふたご群は毎年、
ピーク時には安定して流星が飛ぶので、
ほとんど期待を裏切らない流星群です。



今年2016年の極大予想は、
14日朝9時ごろなので、
13日深夜から14日明け方が
狙い目となります。



が。

ここで残念なお知らせが。


今年2016年は、一晩中、
満月が夜空を照らしてしまいます。


ふたご座の兄カストルは、弓の名手。


カストルが満月を射ぬくくらいの、
明るい流れ星が流れてほしいです。



そして!!!



「ふたご座流星群」は「とにかく寒い!」


天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増します。


ただ、こればかりは如何ともし難いわけで。。。


当たり前ですけど、
防寒対策は自分自身で
しっかりと行なうしかありません。


根を詰めて、ずっと見る必要はないわけですし、
とにかく充分すぎるくらいの暖かい格好をして、
見られる時間だけ外に出るなど、
出来る範囲で観察してみることをオススメします。



13日21時ごろ、24時(14日0時)ごろ、
27時(14日未明3時)ごろの
ふたご座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20161212.html#02




なお、このふたご座流星群の母天体は、
実は、彗星ではなくて、小惑星ファエトンであるという説が
ほぼ確実となっています。

この小惑星ファエトンは、
塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと
考えられています。



【関連リンク】
2015年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/352

2014年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/312

2013年ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/254





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 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!

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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
13日|17:16(北西/12度) |17:19(北/31度)
14日|18:01(西北西/13度)|18:02(北西/32度)
15日|17:09(北西/13度) |17:11(北/44度)
16日|17:53(西北西/10度)|17:56(西南西/61度)
17日|17:01(西北西/11度)|17:04(北北西/75度)
18日|17:46(西/13度)  |17:48(南西/29度)


【札幌】
15日|17:09(北西/10度) |17:12(北北東/29度)
16日|17:53(北西/12度) |17:56(北西/61度)
17日|17:01(北西/12度) |17:04(北東/49度)
18日|17:46(西北西/12度)|17:49(南南西/41度)


【秋田】
16日|17:54(北西/13度) |17:56(北/35度)
18日|17:46(北西/11度) |17:49(西/76度)


【仙台】
18日|17:46(北西/12度) |17:49(北/88度)


【東京】
18日|17:47(北西/13度) |17:50(東北東/50度)


【金沢】
18日|17:46(北西/11度) |17:49(北北東/43度)


【名古屋】
18日|17:46(北北西/11度)|17:49(北東/36度)


【大阪】
【広島】
【福岡】
【鹿児島】
【那覇】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)




ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html






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 ★4.編集後記

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師走の慌ただしい中、
付き添いのため、
最近、病院づいています。


付き添いとはいえ、
やはり病院のお世話になるというのは、
いろいろと考えることが増えてきます。



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2016年12月13日21時ごろの南東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢14.0)



満月とアルデバラン
(視野円7度)












2016年12月18日深夜24時(19日0時)ごろの東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢19.1)



月とレグルス
両者は約1.5度まで接近。
(視野円7度)









2016年12月13日21時ごろの東の空。
ふたご座流星群が極大。
放射点(流星が飛ぶ中心点)は、カストルの近くです。

今年は、満月が一晩中、夜空を照らします。



13日24時(14日0時)ごろ、
身体を南に向けて上を見た時。



13日27時(14日未明3時)ごろの西の空。




14日明け方5時ごろの西が中心の空。

2016年のふたご座流星群ピークは
14日朝9時ごろの予想なので、
14日未明から明け方が狙い目です。

双子の兄カストルは、
満月を射ぬいてくれるでしょうか?

(図はシミュレーションによるイメージです。)








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