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流れ星TOP 2017/9/11 第620号
17日日の出前!水星・火星の超超接近!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第620号 2017年9月11日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.月とアルデバランが並ぶ(12日深夜)


 ★2.見えるか!?17日日の出前!水星・火星の超超接近!


 ★3.今日は何の日? 宇宙の日! 9月12日


 ★4.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★5.編集後記





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 ★1.月とアルデバランが並ぶ(12日深夜)

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月は今週、
昇り始める時間を徐々に遅くしながら、
おうし座、ふたご座、かに座を移動していきます。


そして、
明日12日深夜(13日未明)には、
下弦の半月の姿で、
おうし座1等星アルデバランと並びます。


おうし座は冬の星座の代表格。

初秋の夜に、
一足はやく冬の気分を感じられます。


12日深夜25時(13日未明1時)ごろの
下弦の半月とアルデバランの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20170911.html#01






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 ★2.見えるか!?17日日の出前!水星・火星の超超接近!

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今週後半から来週前半にかけて、
明け方の東の空が
ちょっと賑やかになります。


内惑星の水星と金星、
外惑星の火星に、
新月前の細い月が加わるためです。


その間、
17日には水星と火星の超超接近、
18日には細い月と金星の超接近、
20日には金星とレグルスの超接近
が連続します。



特に17日の水星と火星の接近(会合)は、
ちょっとケタが違います。


今回、マイナス08等級の水星と
1.8等級の火星の間隔は
な、な、なんと0.07度(4分角)!!!


これは、望遠鏡で100倍にしても、
同じ視野に入るほどの近さです。


ただし、大きな問題が2つ。


東の空の低空であること、
日の出前なので
薄明がどんどん進んでしまうことです。


低空では大気の影響で星が暗くなり、
薄明が進むということは
空が明るくなるということ。


星の観察としては、まさに二重苦です。


それでも、
これほどの超超接近は、
なかなかないので、
東の空の開けた場所で
トライする価値はあるでしょう。



翌日18日早朝の
新月2日前の細い月と金星の超接近は、
水星・火星の超超接近に比べると、
難度がだいぶ低くなります。


明けの明星の金星の左上に、
線のように細い月が見えれば、
その日は、いいことあるかも??



17日早朝の水星と火星の超超接近、
18日早朝の細い月と金星の超接近の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20170911.html#02





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 ★3.今日は何の日? 宇宙の日! 9月12日

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明日9月12日は「宇宙の日」です。



1992年9月12日。


宇宙飛行士の毛利衛さんが、
日本人で初めて、
NASAのスペースシャトル「エンデバー」に搭乗し、
宇宙へと向かいました。


この1992年は、
「世界中が協力して宇宙や地球環境について考えよう」
という国際宇宙年でした。


この国際宇宙年をきっかけに、
日本でも末永く宇宙の普及活動を行なおうと、
日本の科学技術庁(現・文部科学省)と
宇宙科学研究所(現・JAXA)が
一般から「宇宙の日」にふさわしい日を公募しました。


その結果、
日本人として毛利さんがスペースシャトルで
初めて宇宙へ飛び立った「9月12日」が
「宇宙の日」として選ばれたのです。



さてさて。


毛利さんは、
日本人で初めて宇宙に行く“はず”の人でした。


しかし。


1986年1月28日、
NASAのスペースシャトル「チャレンジャー」が、
打ち上げ直後に空中爆発の事故となりました。


この事故により、
スペースシャトルの運用は、
1988年9月29日の
「ディスカバリー」打ち上げまで
3年弱にわたって中止されます。


その結果、
毛利さんが予定していたミッションも
数年単位で、遅れることになってしまいました。



そして、
日本人初の宇宙行きを果たしたのが、
当時TBS社員だった秋山豊寛さんです。


1990年12月2日のことでした。


この計画は、
1989年にTBSが、
日本人のミール訪問に関する協定を
ソビエト連邦宇宙総局と調印したことで
実現しました。


ソユーズが周回軌道にのった後、
生中継で東京のスタジオからの呼びかけで、
秋山さんの第一声、
「これ、本番ですか?」は
当時の名言(迷言?)になりました。


TBSは宇宙での秋山さんの様子を
連日伝えていました。


秋山さんの、朴訥とした語り口調が良かったですね。


12月2日は、
「日本人宇宙飛行記念日」になっています。





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 ★4.国際宇宙ステーションを見よう!

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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
11日|03:19(北北西/30度)|03:20(北北西/32度)
14日|03:54(北西/14度) |03:57(北北東/30度)
15日|04:38(北西/13度) |04:41(北東/57度)
16日|03:47(北西/19度) |03:49(北北東/41度)
17日|02:57(北北東/31度)|02:57(北北東/31度)
17日|04:30(西北西/10度)|04:33(南/71度)


【札幌】
15日|04:38(北西/10度) |04:41(北北東/37度)
17日|04:30(北西/12度) |04:33(北北東/71度)


【秋田】
17日|04:31(北西/12度) |04:34(北東/36度)


【仙台】
17日|04:31(北北西/12度)|04:34(北北東/30度)


【東京】
【金沢】
【名古屋】
【大阪】
【広島】
【福岡】
【鹿児島】
【那覇】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)




ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html





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 ★5.編集後記

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6日に発生した太陽の大規模フレア。


いまのところ、大きなトラブルは
報告されていないようです。


家電製品も含め多くの機器が、
電磁波に弱い精密機器を搭載している現在。


大規模の太陽フレアが、
公共システムの機能停止に
つながる可能性があることを
改めて認識する必要があります。



それでは、また来週にお会いしましょう。




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2017年9月12日深夜25時(13日未明1時)ごろの東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢21.9)



下弦の半月とアルデバラン
(視野円7度)












2017年9月17日早朝、日の出1時間前の東の空。
肉眼で水星が見えても、
火星とは近すぎるため、
お互いを分離して見ることは無理です。



水星と火星が超超接近。
中心の×印の下、
左の白い星が水星、右の赤い星が火星。
(視野円3度)



水星(−0.8等級)と火星(1.8等級)の間隔は、
なんと0.07度(4分角)です!
(視野円1度)









2017年9月18日早朝、日の出1時間前の東の空。



新月前、月齢27の細い月と金星。
月と金星の間隔は2度弱。
(視野円3度)







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