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流れ星TOP 2023/5/29 第918号
いちばんぼ〜し!み〜つけた!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第918号 2023年5月29日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.夜空の案内役 金星が東方最大離角(4日)


 ★2.火星がプレセペ星団を通過していく


 ★3.月がスピカ(31日)、アンタレス(3日)と並ぶ


 ★4.編集後記





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 ★1.夜空の案内役 金星が東方最大離角(4日)

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夏至まで1ヶ月を切り、
だいぶ陽がながくなりました。


その太陽が沈み、
徐々に空が暗くなってくると、
西の空には、
ピカピカ光るいちばん星。


宵の明星=金星です。


その金星が4日、
東方最大離角を迎えます。



水星や金星は、
地球よりも内側を公転する内惑星です。


内惑星は、地球から見た場合、
太陽との角度が一定の角度以上に離れません。


その角度がいちばん大きくなる時、
つまり、見た目に太陽と最も離れる時を
「最大離角」といいます。


今回の金星の離角は約45度、
明るさはマイナス4.3等級になります。


日没1時間後ごろの高さは20度以上あり、
まさに、一番星にふさわしい貫禄です。


同じ時間、金星の高さは、
1ヶ月弱あまり変わらないので、
しばらく夜の案内役でいてくれます。


といいますか、
もう1ヶ月前から、
ほぼ同じ高さにいたので、
その明るさに癒されていた人も多いかと。



なお、本日29日は、
ふたご座1等星ポルックスが、
金星と並びます。




4日の宵の明星=金星の様子、
29日の金星とポルックスの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20230529.html#01






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 ★2.火星がプレセペ星団を通過していく

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さきほどのトピックで
ご案内した宵の明星=金星。


その金星の左上に、
赤く光る星があります。


火星です。


その火星が今週、
かに座のプレセペ星団を
通過していきます。


プレセペ星団は、
太陽の通り道である黄道に接しているため、
時折、惑星が近くを通り過ぎていきます。


今回は、ちょうど火星が
そのタイミングというわけです。


いちばん近づくのは、
週末2日と3日。


7倍くらいの双眼鏡を使えば、
プレセペ星団の星粒の中で、
ルピーのように光る火星が
良くわかるでしょう。


連続して観察すると、
けっこう火星の動きが早いことに
気がつくはずです。


来月6月中旬には、
金星が通過していきます。



3日21時ごろの西の空、
火星の移動の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20230529.html#02






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 ★3.月がスピカ(31日)、アンタレス(3日)と並ぶ

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月は今週、
晩春から夏の黄道星座、
おとめ座、てんびん座、
さそり座を移動していきます。


月末31日には、
おとめ座にて、
1等星スピカと並びます。


月が変わって、
3日には、
さそり座で
1等星アンタレスと並びます。


初夏の雄、さそり座も
準備万端になってきました。



31日の月とスピカ、
3日の月とアンタレスの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20230529.html#03





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 ★4.編集後記

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「君は放課後インソムニア」という
アニメを見ています。


不眠症の高校生の男女が
たまたま天体観測ドームで出会って、
流れで天文部をつくるという話。


気になるのは、
ドーム内の赤道儀の極軸が
“シーンによって”
北に向いていないこと。
(エンディングでは東に向いている。)


せっかく天文の話なのに、
ちょっと残念になってしまいます。



それでは、また来週にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2023年6月4日、日没1時間後ごろの西の空。
金星が東方最大離角。



金星を望遠鏡で見ると、
上弦の半月のように見えます。





2023年5月29日21時ごろの西の空。
宵の明星=金星とポルックス。









2023年6月3日、21時ごろの西の空。
火星がプレセペ星団に接近。



黄線が黄道
(視野円10度)





火星の移動の様子。
黄線が黄道。
(視野円10度)










2023年5月31日21時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢11.8)



月とスピカ
(視野円7度)










2023年6月3日23時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢14.9)



満月とアンタレス
(視野円7度)










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