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流れ星TOP 2023/11/20 第943号
お月さま 土星木星 めぐる旅
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第943号 2023年11月20日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.月が土星(20日)、木星(25日)と並ぶ


 ★2.仲間同士が集まる星の群れ 星団について


 ★3.編集後記





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 ★1.月が土星(20日)、木星(25日)と並ぶ

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本日20日は上弦です。


月は今週、
秋から初冬の黄道星座、
みずがめ座、うお座、
おひつじ座を移動していきます。


20日今夜の上弦の月には、
土星がお供します。


週末25日には、
観望シーズン中の木星に
約2度まで近づきます。


まさに月の2大惑星めぐりです。



20日の上弦の半月と土星、
25日の月と木星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20231120.html#01







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 ★2.仲間同士が集まる星の群れ 星団について

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星団は、
同じ時期に誕生した恒星たちが、
お互いの重力によって
引きつけ合っている星の集まりです。


星団を構成する星は
同じような組成を持つので、
いわば仲間同士が集まっている状態です。


星団は、「銀河」の中にある星の集まりなので、
銀河は、星団よりももっともっと大きな
星の集まりと言えます。


従って、私たちが見ることの出来る星団は、
太陽系が存在する天の川銀河にある星団だけ
ということになります。


星団は、その性質によって、
「散開星団」と「球状星団」に
分けることが出来ます。



【散開星団】
散開星団は、
数十〜数百個の星が直径20光年程度の空間に、
散らばって集まっています。


一般的に数千万年〜数億年の
若い恒星でつくられていて、
若い故に、高温で明るい星が
多いのが特徴です。


若い星を生みだす分子雲を
多く含む銀河=天の川に沿って
多く分布しています。


ところで、
地球から最も近い散開星団は何か分かりますか?


おうし座のヒヤデス星団?


いえいえ。


実は「おおぐま座」なんです。
星団なのに星座?


言い方が変に思うかもしれませんね。


実は、
おおぐま座を形づくるほとんどの星は、
古い散開星団の星が
散らばってしまったものなのです。


星団とはいえ、
近くで見ると散らばって見えるんですね。


明るい星団や星雲など110個を集めた
「メシエ天体」カタログには、
散開星団は27個あります。


その中で代表的なのは、


・かに座のM44(プレセペ星団)

・おうし座のM45(プレアデス星団/すばる)


です。メシエ天体以外では、


・おうし座のヒヤデス星団

・ペルセウス座の二重星団h−χ(エイチカイ)


になります。



【球状星団】
球状星団は、数万〜数十万個の恒星が
数百光年の空間に球状に集まっています。

球状なのは恒星同士が
重力的に非常に強く結び合っているためで、
その中心に向かって
密度がとても高くなります。


散開星団とは違って、
球状星団は、いくつかの例外を除いて、
100億年を超える、
とても年齢が古い星の集まりです。


「銀河ハロー」と呼ばれる
銀河を球状に包み込む領域に分布しています。



「メシエ天体」カタログには、
球状星団が29個あります。


その中で代表的なのは、


・さそり座のM4

・ヘルクレス座のM13


です。メシエ天体以外では、


・ケンタウルス座のω(オメガ)星団

・きょしちょう座のきょしちょう座47


になります。


ケンタウルス座のω星団は肉眼で見える
全天で最大の球状星団です。


恒星符号であるギリシャ文字の
ω(オメガ)がついているのは、
1603年にバイエルが
恒星と間違えてつけたためです。






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 ★3.編集後記

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だいぶ秋らしくなりました。

でも、すぐ冬になりそうです。



それでは、また来週にお会いしましょう。




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2023年11月20日18時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢7.0)



上弦の半月と土星
(視野円7度)









2023年11月25日20時ごろの南東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢12.1)



月と木星
(視野円7度)










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