2024/7/22 第978号 月が土星を隠す!25日早朝に土星食! |
|
---|---|
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第978号 2024年7月22日発行 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 ご愛読いただいている皆さま、 新しく読者登録していただいた方、 本当にありがとうございます。 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★今週の話題 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 ★1.月が土星を隠す 早朝の土星食(25日) ★2.人類にとっては大きな飛躍 月面着陸から55年 ★3.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★1.月が土星を隠す 早朝の土星食(25日) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 25日の早朝、 土星が月に隠される「土星食」があります。 日本で見られる土星食は、 2014年9月28日以来、 約10年ぶりです。 各地における土星の 潜入時間と出現時間は次の通りです。 ★地域|★潜入(月高度) |★出現時間(月高度) 札 幌|6:27(19度)|7:28(10度) 仙 台|6:29(21度)|7:26(12度) 東 京|6:30(23度)|7:24(14度) 大 阪|6:26(27度)|7:22(18度) 福 岡|6:20(32度)|7:20(23度) 那 覇|6:21(39度)|7:06(30度) ご覧のように、南の地域ほど 潜入時間がはやく、 月も高さがあります。 この時間は 既に日の出を迎えており、 空は十分に明るい状態です。 月齢は19で、 雲がなければ、 満月と下弦の半月の間の姿を 「西の空」で 目視できます。 ただし、 土星の明るさは0.9等級で、 食自体を肉眼で観ることは出来ません。 しかし。。 望遠鏡で見ると、 土星の視直径が 18.6秒角あるので、 土星の出現と潜入それぞれ 約40秒かかることが分かります。 これは、 なかなかスリリングです。 東京における25日の土星食の様子はコチラ。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240722.html#01 ちなみに、 次回の土星食は 年末の12月8日。 こちらは夕方すぎの現象で 肉眼でも分かります。 また、地域によっては、 土星がギリギリ隠されずに 月の縁を移動していくように見える 「接食」となります。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★2.人類にとっては大きな飛躍 月面着陸から55年 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 55年前の1969年7月20日。 この日、アポロ11号のミッションによって 人類初の月面着陸が成功しました。 アポロ11号が、 ニール・アームストロング船長を含む クルー3名を乗せて、 フロリダ州ケープカナベルにある NASAのケネディ宇宙センターから 打ち上げられたのは 1969年7月16日13時32分 (UTC協定世界時)でした。 (ケネディ宇宙センター現地の アメリカ東部夏時間では9時32分。) その後、司令船コロンビアは順調に月へと向かい、 4日後の7月20日、地球から見て月の裏側で、 月着陸船イーグルを切り離します。 そして。。。 アームストロングと オルドリンを乗せたイーグルは、 20時17分40秒(UTC協定世界時)、 「静かの海」の南部に着陸を 成功させるに至ります。 (ケネディ宇宙センター現地の アメリカ東部夏時間16時17分40秒。) アームストロングは、その着陸地点を 「静かの海基地」と名付けました。 着陸地点の位置はコチラ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240722.html#02 その頃、打ち上げが行なわれた ケネディ宇宙センターでは、 こんな様子で南東の空に月(月齢6.3)が 出ていました。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240722.html#03 アポロ11号の関係者は、 自分たちの仲間が いまこの瞬間に月にいるわけですから、 一体どんな気持ちで 月を眺めていたんでしょうね。 (ちなみに、日本では翌21日の 明け方5時17分のことで、 月も沈んでいて見ることは出来ませんでした。) 月面への着陸から約6時間半後、 アームストロング自ら いよいよ月面に降り立ちます。 That's one small step for a man, one giant leap for mankind. (これは一人の人間には小さな一歩だが、 人類にとっては大きな飛躍だ。) その後、アームストロングとオルドリンは、 月面で約2時間半の作業を行ないました。 そのころ、アームストロングは、 こんな地球の様子を見ていたのかもしれませんね。 (もちろん、あくまでも想像です。) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240722.html#04 2人の月面滞在時間は 21時間36分に及び、 採取した月表面のサンプルなどは 20kgを超えました。 3人の飛行士たちは、 月での任務を終え、 24日16時50分35秒(UTC協定世界時)、 ウェーク島(南鳥島の東)から南南西640km付近に着水、 無事に地球に帰還しました。 そして。 現在、再び人類を月面に着陸させるべく、 アメリカを中心として 「アルテミス計画」が進行しています。 計画では、 来年2025年に 有人月周回ミッション、 再来年2026年に 有人月面着陸ミッションが 予定されています。 【関連リンク】 アポロ11号の偉業とその後 http://www.moonsystem.to/apollo/great11.htm ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★3.編集後記 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 アメリカとイタリアの共同研究チームが16日、 月の「静かの海」にある縦穴につながる 巨大な地下空洞があることを 探査機ルナー・リコネサンス・オービターの レーダー観測から確認したことを発表しました。 観測では、 深さ135〜175mの縦穴の底から 西側に地下空洞が広がっていて、 奥行きは25〜77m、 幅は45m程度と見積もられています。 アルテミス計画をはじめとして 有人月面着陸が常態化すれば、 縦穴の基地活用なども考えられます。 それでは、また来週にお会いしましょう。 ↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html |
ご購読の登録はコチラです |
2024年7月25日 土星食@東京 土星の潜入:6時30分 土星の出現:7時24分 |
この月の画像は、 アポロ11号が着陸していた時に地球から見えていた 月齢6.3に近い月ということで、 2005年12月8日の月齢6.7を 私が撮影していたものを使用しています。 (肉眼で見た時と同じように北を上にしてあります。) |
アポロ11号が月面に着陸した 1969年7月20日16時17分40秒(アメリカ東部夏時間)、 ケネディ宇宙センターでは月齢6.3の月が南東の空に見えていました。 |
月面着陸時の太陽系の様子。 位置関係が分かるように月も入れています。 各惑星に通っている線は軌道線です。 (もちろん実際には見えません。) 同じ構図に星座線をはめてみました。 アームストロングとオルドリンが 月面で作業をしている時に見ていたであろう地球の様子です。 こんな星空を見ていたのかなぁ。 |
しし座生まれ(7/23〜8/22)のあの人に絵本のプレゼントはいかがですか? |
このページの星図、シミュレーション図は、 株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています。 |
Copyright (C) 2005~ nagarebosi. All Rights Reserved. |