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流れ星TOP 2026/2/16 第1060号
爆発する?しない?オリオン座ベテルギウス
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第1060号 2026年2月16日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
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それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.細い月が土星と並ぶ(20日日没後)


 ★2.爆発する?しない?オリオン座ベテルギウス


 ★3.編集後記





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 ★1.細い月が土星と並ぶ(20日日没後)

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明日17日は、
新月です。


月は今週末から、
日没後の西の空に
見え始めてきます。


20日の日没後には、
月齢3の細さで、
土星と並びます。


西の低空が
開けている場所でどうぞ。


20日日没後の細い月と土星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga4/20260216.html#01







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 ★2.爆発する?しない?オリオン座ベテルギウス

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4つの星に囲まれた3つの星。


その形の美しさ故に、
冬の星座の代表というより、
星座の代表といっても
過言ではないかもしれません。


2つの1等星を持つ星座といえば、
オリオン座です。


今回は、
そのオリオンの右肩で赤く輝く1等星、
ベテルギウスのお話です。



地球から550光年の距離にある
ベテルギウスは、
直径は太陽の約1000倍(推定)、
質量は太陽の約10〜約20倍。


赤く輝いているのは、
表面温度が低いためで、
その温度は約3800度。
(ちなみに太陽は約6000度。)



ベテルギウスは、
0.0等級から−1.3等級の間で
明るさが変わる変光星です。


19世紀はじめ、
観測からベテルギウスが
変光していることが発見されたものの、
なぜ変光するのかは謎のままでした。


それから約80年後の20世紀はじめ、
ベテルギウスの大きさを
測ることが試みられて、
直径が太陽の300倍であることが
発表されました。


しかし、変光の謎はいまだ解けません。


さらに40年後、精密な観測により、
直径が太陽の約1000倍あること、
またその直径が変化していることが
分かりました。


つまり、ベテルギウスは
大きさが変化することで明るさが変わる
脈動型の変光星であることが分かったのです。



それでは、なぜ、
ベテルギウスは大きさが変わるのでしょうか。


恒星は、誕生した後、
内部で核融合を行ないながら、
まわりの膨大なエネルギーを発します。


晩年を迎えるころには、
温度が低くなっていくと同時に、
膨らみながらガスを放出していきます。


ただし、ある程度膨らむと、
今度は冷える作用と重力により、縮みます。


赤色巨星や赤色超巨星と呼ばれる、
晩年を迎えた恒星が
大きさを変えるのはこのためです。



ベテルギウスは、
既に一生の99%が
終わっているともいわれていて、
最近の詳細な観測により、
その形も明らかになってきました。


ベテルギウスは丸い球ではなく、
その一部が大きく盛り上がり
瘤状になっているというのです。


この瘤状のものは
ベテルギウス本体の
半分近くにもなるといわれています。


これは、ベテルギウス内部で
起こっている対流が、
普通の恒星に比べて異常に大きいことが
原因だと考えられます。


このことからも、
ベテルギウスが非常に
不安定であることが分かります。


つまり、間もなく一生を終えて、
超新星爆発を起こす可能性が高いのです。



超新星爆発で有名なのは、
おうし座にある「かに星雲(M1)」です。


この星雲は、
1054年に超新星爆発を起こした残骸で、
当時の記録によると、
爆発時は金星くらいの明るさになり、
23日間にわたって
昼間でも肉眼で見えたとのこと。


かに星雲の、
地球からの距離は約6500光年ですから、
その約12分の1の距離にあるベテルギウスが
超新星爆発を起こしたら、
地球からはどう見えるのでしょうか?



まず、温度が急上昇するため、
色は赤から青に変わり、急速に増光します。


爆発から1時間後には
全天で最も明るい星となり、
3時間後には
満月の100倍の明るさに達し、
昼間でも人の目を引くほどです。


しかも、なんと、
この明るさは3ヶ月も続きます。


4ヶ月後には、爆発の温度が下がり、
色が青からオレンジへと変わっていきます。


温度はさらに下がり、
色も赤へと変わり、暗くなっていき、
4年後には、ベテルギウスは
肉眼では見えなくなります。


そして、数百年後には、
爆発で飛ばされたガスが、
オリオン座の上半身を包む様子を
目にすることが出来るようになります。



それでは、
地球への影響はないのでしょうか?


恒星が超新星爆発を起こす際、
非常に強力なガンマ線(放射線)が
放出されます。


ガンマ線は地球のオゾン層を破壊します。


紫外線から地球を守っているオゾン層が
破壊されることで、
地上の動植物は
深刻なダメージを受けるでしょう。


これは大問題です。


地球は大丈夫なのでしょうか?



超新星爆発で放出されるガンマ線は、
その恒星の自転軸から、
角度で2度以下と限定されます。


ベテルギウスの自転軸を観測した結果、
地球に対して20度ほど
ズレていることが分かりました。


どうやら、ガンマ線の直撃は避けられそうです。


それでは、
ベテルギウスの爆発は、
いつ起こるのでしょうか。


間近であることは間違いなくても、
それが今日なのか、
まだ数百年先なのか、
それは分かりません。

550光年離れているということは、
現在、私たちが目にしているベテルギウスの光は
550年前に発せられたもの。


もしかしたら、
リアルタイムでは既に爆発していて、
その光が到達していないだけ、
ということも考えられます。


(ということは、
 リアルタイムで今爆発したとしても、
 その様子を私たちは見ることは
 出来ないのです。。。)


最新の研究では、
ベテルギウスはすぐに超新星爆発はしなくて、
爆発は10万年先という予測になっています。


出来れば、
この目でベテルギウスの最期を
見てみたいものです。



2月中旬21時ごろのオリオン座の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga4/20260216.html#02








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 ★3.編集後記

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左腕のスジを痛めてしまったようです。

重いものを持ったりすると痛い。

自然治癒して欲しい。



それでは、また来週にお会いしましょう。





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2026年2月20日19時ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢2.9)



細い月、土星、海王星
(視野円10度)











2月中旬21時ごろの南の空。

オリオン座の右肩で赤く光るベテルギウスは、
シリウス、プロキオンとともに冬の大三角形を形作ります。

そのベテルギウスは、
爆発するのか?しないのか?









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