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流れ星TOP 2006/11/13 第55号
今年もしし座流星群シーズン到来
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 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第55号 2006年11月13日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。

引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろんのこと、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


9日朝は、私の住んでいる地域は快晴に恵まれまして、
前回お伝えした水星の太陽面通過を
私もベランダから観ることが出来ました。

7時すぎに望遠鏡をセットして、水星を探します。
そして、太陽面に浮かぶ水星を最初に観た時の感想。。。


うわぁ、水星、小っちゃいなぁ!!


水星の動きは意外と速く、
太陽面の縁に近づくほど、
相対的にその速さが増すように感じました。
(もちろん実際の移動の速さは変わりません。)

望遠鏡+デジカメによる撮影は、
水星の移動が分かる程度にはなんとか成功しました。

こんな感じです。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061113.html#01


太陽観測衛星「ひので」が撮影した画像は、
さすがに高解像で見応えがあります。
http://solar-b.nao.ac.jp/news/061109MercuryTransit/


5年半後の2012年6月6日には、
金星の太陽面通過の全経過を観ることが出来ます。
金星は、水星よりも視直径が大きいので、
今回よりもずっと見応えのある現象となるでしょうね。


前回に引き続き、
編集後記に発行1周年記念プレゼントのお知らせがあります。


それでは、今週もよろしくお願い致します。



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 ☆今週の話題
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 ☆1.今年もやってきました しし座流星群

 ☆2.閑話休題 こんな太陽望遠鏡を使ってます。。。

 ☆3.編集後記



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 ☆1.今年もやってきました しし座流星群
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2001年に日本で大出現をみせたしし座流星群。

もう5年も経ってしまったんですね。

あの夜はあまりに飛びすぎる流れ星に大興奮でした。

その時の様子は、
昨年の第3号で詳しくお伝えしました。
(私が撮影した流星の写真もご紹介しています。)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html



さてさて。
今年のしし座流星群はといいますと。。。

ヨーロッパ方面で
例年よりも多めに見えるという予想が出ているようです。

ヨーロッパのピーク時には、
残念ながら、日本は昼間となってしまうのですけど、
どれほどの流星が出現するかは実際に観測しないとなんとも言えません。


極大(ピーク)は、例年どおり17日深夜から18日未明となります。
(出現期間としては5日から25日の実に20日間あります。)


18日前後は、新月に近いため、
明け方に細い月が昇ってくるだけとなりますので、
観測条件はかなり良好です。

また、明るい土星が光っている近くに
輻射点(流星が飛ぶ中心点)があることも、
観測の手助けとなります。


このころ、しし座は0時すぎに東の空から昇ってきますけど、
しし座が昇ってくる前からもちろん流星は出現します。

18日未明2時ごろのしし座の位置です。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061113.html#02


補足になりますけど、
先月10月22日ごろに極大を迎えましたオリオン座流星群は、
予想されたよりも多くの流星がみられたとのこと。
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/10/30orionids/


しし座流星群も予想に反して突発的な出現があるかもしれません。


深夜はかなり冷え込みますので、
ご覧になられる方は、防寒の準備をしっかりして下さい。

火球クラスの大流星も見られるといいですね。



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 ☆2.閑話休題 こんな太陽望遠鏡を使ってます。。。
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9日の水星太陽面通過でも使いました私の太陽専用望遠鏡は、
コロナド社(アメリカ)の
「P.S.T.」(Personal Solar Telescope」
という望遠鏡です。
http://www.zizco.jp/11shop_coronado/0030pst.html


これを経緯台に載せて使っています。


望遠鏡で太陽を観る時は通常、
サングラスなどの減光フィルターを使いますけど、
その場合は、黒点や白斑などを観ることは出来ても、
プロミネンスやダークフィラメントなど、
躍動的な太陽の表層面を観ることは出来ません。

それらを観るためには、
例えばHα域の光のみを透過させるフィルターが必要となるのですけど、
太陽用のHαフィルターは非常に高価なので、
私のような一般人には手が出ませんでした。

(Hα線は、電子を放出した水素原子が出す赤い光のこと。
 波長は656.3nm(ナノメートル)。)

しかし、PSTが出たことによって、一般の人でも手が出せる価格で、
気軽にHα太陽望遠鏡を扱えるようになったというわけです。

PSTで太陽を観ると、
「太陽ってホントに生きてるんだなぁ」とつくづく実感します。

観る度になんらかのドラマがある、そんな感じです。

いまは太陽もそれほどの活動期ではないこともあって、
大きなプロミネンスなどはほとんど観ることは出来ませんけど、
小さなプロミネンスであれば、だいたいいつでも出ていますし、
大きな動きのない静かな時もPSTであれば楽しめます。


私がPSTを購入したのは、2年前のちょうど今ごろでした。
私が購入した後、円高差益などの影響もあって価格が下がり、
国内では現在、本体が8万円台で手に入ります。
(一時期は確か7万円台の時もありました。)


PSTは太陽専用望遠鏡なので、
逆に星や月などを観ることが出来ないわけですけど、
そんなことは全く問題にならないほど充分な楽しさがあります。

星見というとメインは夜なんですけど、
昼間でも太陽という天体があるじゃないか!ということを、
改めて実感させてくれました。


PSTを購入してから1ヶ月後の2004年12月26日、
初めて巨大プロミネンスを目の当たりにすることが出来ました。

この時はさすがに身震いしましたよ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061113.html#03


真夏は、暑すぎて5分と観ていられないくらいですけど、
逆に、これからの季節は、
日向ぼっこをしながら太陽が観られるイイ季節。

PSTで太陽を観ていると、
太陽パワーのおかげか、なんだか自然と元気になってくる気がします。



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆3.編集後記
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前回にもお伝えしましたけど、
「流れ星からの贈り物」1周年どうもありがとう記念としまして、
クリスマス用の絵本「とっておきのプレゼント」を
抽選で5名様にプレゼントさせていただきます

「とっておきのプレゼント」はこんな絵本です。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-1-1.html#totteoki


ただいま応募真っ最中。

応募期間は、あと1週間、19日まで。
当選者につきましては、20日配送の第56号にて発表します。


応募方法やプレゼント内容の詳細につきましては、
コチラのページをご覧ください。
https://wx05.wadax.ne.jp/~nagarebosi-kirari-com/cgi-bin/form_lottery2/form.cgi

(もし、このページがご覧いただけない場合は、
 コチラのページからリンクしています。
 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html )


皆様からのご応募を心よりお待ちしております☆彡


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



なお、このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html




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さそり座生まれ(10/24〜11/21)のあの人にこんなプレゼントはいかがですか?

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2006年11月9日の水星太陽面通過の様子


8時37分32秒


8時43分54秒


8時51分51秒


9時03分35秒


9時09分21秒


9時10分40秒

黒い丸が水星です。
ピントが甘いのは勘弁して下さい。。。
太陽の縁に盛り上がった部分があるのはプロミネンスです。


【共通撮像データ】
鏡筒:CORONADO製 P.S.T.
(口径40mm 焦点距離400mm F10)
カメラ:Canon製 PowerShot S2IS
アイピース:ビクセン製 LV20mm
架台:ミザール製 K型経緯台+カメラ三脚
撮像感度:ISO50
露出時間:1/13
カメラズーム設定:tele側(実焦点距離72mm)
トリミング有無:あり





さそり座生まれ(10/24〜11/21)のあの人にこんなプレゼントはいかがですか?

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2006年11月18日2時(17日26時)ごろの北〜東〜南の空。
しし座がその姿を現し始めました。
土星の左側に輻射点(流星が飛ぶ中心点)があります。


今年は日本での大出現は予想されていません。
なので、こんな風に流星雨になるかは分かりません。。。
(この図はあくまでもイメージです。)





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このプロミネンスの高さは、
なんと地球の直径の20倍にもなります。

【撮像データ】
撮像日時:2004年12月26日 9時32分09秒
鏡筒:CORONADO製 P.S.T.
(口径40mm 焦点距離400mm F10)
カメラ:SONY製 CyberShot DSC−S70
アイピース:ビクセン製 LV10mm
架台:P.S.T用マルタ経緯台+カメラ三脚
撮像感度:ISO100
露出時間:1/15
カメラズーム設定:tele側(実焦点距離21mm)
トリミング有無:あり



プロミネンスがキレイな環となっていたのが印象的で
撮像してみました。

【撮像データ】
撮像日時:2005年9月8日 08時55分08秒
鏡筒:CORONADO製 P.S.T.
(口径40mm 焦点距離400mm F10)
カメラ:SONY製 CyberShot DSC−S70
アイピース:ビクセン製 LV5mm
架台:ミザール製 K型経緯台+カメラ三脚
撮像感度:ISO100
露出時間:1/15
カメラズーム設定:tele側(実焦点距離21mm)
トリミング有無:あり



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