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流れ星TOP 2007/7/30 第92号
マヤ文明の金星暦
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 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第92号 2007年7月30日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


東海地方まで梅雨明けしたようですね。

私の住んでいる関東地方でも、
24日以降、天気が良い日が続いていて、
梅雨明けも間近というところ。

25日の晴れ間を利用して、
前回お伝えした木星と月の様子を
普通のデジタルカメラで撮影してみました。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070730.html#01

使ったのは高倍率ズームのデジタルカメラ(一眼ではありません)で、
マニュアル操作も出来るので、
ちょっとした現象を記録するだけであれば、けっこう便利です。

マニュアル操作がなく、ズーム率の低いコンデジでも、
シーンモードをうまく使って、
月と一緒に地上の風景を一緒に入れたりすると、
雰囲気の良い写真が撮影できたりします。


それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.葉月8月の主な天文現象

 ☆2.マヤ文明の暦

 ☆3.編集後記



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 ☆1.葉月8月の主な天文現象
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明後日から8月ということで、
ちょっと早いですけど、
8月に見ることの出来る主な天文現象をご紹介します。


( 6日 月が下弦)

★ 7日 月、火星、すばるが集合します(未明)

★12日〜13日
     ペルセウス座流星群が極大を迎えます

(13日 月が新月)

★13日 太陽、月、水星、金星、土星が集合します(夕方)

(21日 月が上弦)

★22日 月、木星、アンタレスが集合します

(28日 月が満月)

★28日 皆既月食です!!(日没後)


8月の見どころは、なんといっても、
ペルセウス座流星群と皆既月食でしょう。


今年のペルセウス座流星群は、
極大が予想される12日〜13日にかけて、
月が新月(月明かりがない)のため、非常に好条件です。
(次回、第93号で詳しくお伝えします。)


また、28日の皆既月食は、
日本では実に約2年4ヶ月ぶりとなります。
日没後の東の空で、
19時ごろ〜20時30分ごろまで約1時間30分に渡り、
月が地球の影に完全に隠されます。
晴れてくれさえすれば、
誰が見ても一目瞭然の大イベントです!
(27日発行の第96号で詳しくお伝えします。)



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 ☆2.マヤ文明の暦
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先日、上野公園の国立科学博物館で開催されている
「失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展」へ行ってきました。
http://www.3bunmei.jp/


マヤ文明(紀元前4世紀〜15世紀ごろ)では、
非常に高度な天体観測を元にした
複数の暦を使用していたとのことで、
その1つに金星の運行を元にした「金星暦」がありました。
http://www.nhk.or.jp/inca-maya-aztec/ja/02-mayan/mayan-civilization/how-live.html

金星の会合周期は584日なのですけど、
これは例えば、どういうことかといいますと、
現在、宵の明星としてギリギリ見えている金星が、
その位置と、次に同じ位置に見えるタイミングが
584日後ということ。

この周期をマヤの人たちは、
既に把握していたというのですから驚きです。

マヤの人たちは、
明けの明星(金星)が東の空から太陽とともに昇ってくる時を
特に重要視していたようです。


正確な暦をつくる1つの大きな目的は、
定住生活に欠かせない農耕の時期を知ることです。

赤道付近の熱帯雨林の中にあるマヤの都市は、
雨季と乾季が交互に巡ってくる気候で、
種蒔きは雨季の始まりに行なうことが非常に重要となってきます。

その雨季の始まりは春分ごろであることを知っていた彼らは、
大きな階段式のピラミッド神殿を建立し、
そこに現れる光と影の様子から、
春分を正確に把握していました。
http://www.nhk.or.jp/inca-maya-aztec/ja/02-mayan/chichen-itza/pyramid.html

この技術とアイディアが本当に卓越しているんです。
光と影によって神殿に徐々に現れる蛇の姿。
深い感心ともに、その映像にただただ見入ってしまいました。


なお、「失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展」は
東京をはじめとして、以下のスケジュールにて各地で開催されるそうです。

・国立科学博物館(東京上野) ( 開 催 中 )  〜 9月24日
・神戸市立博物館       2007年10月 3日〜12月24日
・岡山市デジタルミュージアム 2008年 1月11日〜 3月16日
・福岡市博物館        2008年 3月25日〜 6月 8日


【関連リンク】
国立科学博物館
http://www.kahaku.go.jp/

今回は、インカ・マヤ・アステカ展の観覧後に、
科学博物館常設展の1つである地球館の展示も見てきました。

体験を交えながら宇宙をはじめとした自然科学を学べたり、
巨大な恐竜の化石(圧巻です!)を間近に見られたりと、
家族で、飽きることなく充分に楽しめる展示内容となっています。
(子どもよりも大人のほうが楽しめるのではないかと思うほどです。)

夏休みを利用して、ご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。
(もし科博の展示に飽きても、すぐ近くに動物園もありますし。)



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 ☆3.編集後記
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8月を目前にして、
夏休みもだいぶ本番モードになってきました。

トピックでもご紹介しました「インカ・マヤ・アステカ展」でも、
ほとんどが親子連れといった状態で、
「あ〜、夏休みだなぁ」と実感。

国立科学博物館もそうですけど、
お近くの博物館や美術館などへ
親子で足を運んでみると、
きっと新たな発見や、
改めて感心することがあるはずです。

また、夏休みのこの時期には、
各地で星のイベントもあります。

【今夏に各地で開催される星まつり情報】
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/pao/festival2007-j.html

こういうイベントをうまく利用して、
星たちとの新たな巡り合いがあるといいですよね。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



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画角はこんな感じとなっています。
(各画像の共通データは下にあります。)


【露出:1/40秒】
月は既にじゃっかん露出オーバー気味ですけど、
木星の存在はほとんど分かりません。


【露出:1/4秒】
月が完全に白くとんだ代わりに、
木星がはっきりと写ってきています。
実はアンタレスも写っているのですけど、分かりますか?


【露出:2秒】
アンタレスもしっかりと移り込んで来ました。
ただし、露出2秒では、
日周運動のため既に星が点ではなくなっています。


【共通データ】
カメラ:Canon PowerShot S2IS
焦点距離:210mm(35mm版換算)
撮像日時:2007年7月25日 19時48分
撮像感度:ISO50




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