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流れ星TOP 2012/12/10 第372号
流れるか?条件バッチリ!ふたご群
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第372号 2012年12月10日発行

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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



1977年に打ち上げられたアメリカの探査機「ボイジャー1号」が、
太陽圏の果てに近い新たな領域に到達しました。


太陽圏の果ての領域では、太陽からの荷電粒子と
恒星間空間からの高エネルギーの荷電粒子が
入りまじり、せめぎ合っていると考えられています。


ボイジャー1号が航行している空間では、
まだ、荷電粒子による磁力線の方向が変わっていないことから、
NASAはボイジャー1号がまだ太陽圏内にいると判断しました。


ただし、ボイジャー1号が太陽圏の果てにいることは確実で、
数か月から数年後には太陽圏を脱出すると関係者は予測しています。


ボイジャー2号も別の行程で太陽圏の果てを目指していて、
現在はボイジャー1号よりも太陽に数十億km近いところにを航行中です。



【関連トピック】
ボイジャー2号のながい旅
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060821.html



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.新月を挟んで。細い月が早朝と夕方に惑星と出会う


 ☆2.ふたご座流星群が極大 狙い目は13日夜


 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!


 ☆4.編集後記



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 ☆1.新月を挟んで。細い月が早朝と夕方に惑星と出会う
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ご存知の通り、
新月の前後は月が細くなります。


そして、次の新月は13日です。


まず、新月2日前の11日の早朝は東の空に注目。

土星、細い月、金星、
そして6日に西方最大離角を迎えた水星が、
キレイに一列に並びます。


お次は、新月を2日すぎた15日の日没直後。

今度は西の空に目を向けてみましょう。

細い月と火星が並んでいます。


いずれも、日の出前と日没直後の
わずかな時間限定です。


11日早朝の土星、月、金星、水星、
15日の月、火星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20121210.html#01



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 ☆2.ふたご座流星群が極大 狙い目は13日夜
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ふたご座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで、
3大流星群の1つとなっています。



ふたご座流星群の特徴は次のとおり。


1.活動期間は12月の5日ごろ〜18日ごろ。
2.極大(ピーク)は13日〜15日ごろ。
3.放射点(流星が飛ぶ中心点)が日没後まもなくから天空にあるため、
  一晩中ゆっくりと観察できる。
4.深夜に放射点が天頂付近を通るため、
  どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。
5.流星の特徴は「やや速い」。
6.ピーク時は1時間に20〜30個ほどの流星が見られる。
7.時期的に冬型気候のため、
  日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。
8.近年では、特に活動が活発となっていて、
  明るい流星も目立ってきている。



ふたご群は毎年、
ピーク時には安定してたくさんの流星が飛ぶので、
ほとんど期待を裏切らない流星群です。


今年2012年の極大予想は14日8時ごろなので、
13日夜から14日未明が狙い目。


しかも!!


今年2012年は、13日が新月なので、
月明かりが全くない最高条件!

この好条件は2009年以来です。


ただし!!


「ふたご座流星群」の問題は「とにかく寒い!」


天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増します。


ただ、こればかりは如何ともし難いわけで。。。


当たり前ですけど、
防寒対策は自分自身でしっかりと行なうしかありません。


根を詰めて一晩中、見る必要はないわけですし、
とにかく充分すぎるくらいの暖かい格好をして、
見られる時間だけ外に出るなど、
出来る範囲で観察してみると良いでしょう。


13日21時、24時(0時)、28時(4時)ごろの
ふたご座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20121210.html#02



なお、このふたご座流星群の母天体は、
実は、彗星ではなくて、小惑星ファエトンであるという説が
ほぼ確実となっています。

この小惑星ファエトンは、
塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと
考えられています。



【関連リンク】
2011年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/133

2010年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/83

2009年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/34



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 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!
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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。
下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!


今週は夕方にあらわれるので、見やすくなっています。


★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
14日|17:53(西南西/11度)|17:55(西南西/59度)
15日|17:03(南西/13度) |17:06(南東/51度)
16日|17:49(西/10度)  |17:52(北北西/47度)


【札幌】
12日|17:56(南西/10度) |17:59(南/44度)
13日|17:07(南南西/13度)|17:09(南東/30度)
14日|17:52(西南西/10度)|17:55(北西/60度)
15日|17:02(南西/13度) |17:05(東南東/75度)
16日|17:49(西/11度)  |17:52(北北西/32度)


【秋田】
12日|17:56(南西/12度) |17:59(東/81度)
13日|17:06(南南西/13度)|17:08(南南東/41度)
14日|17:52(西/10度)  |17:55(北北西/38度)
15日|17:01(西南西/10度)|17:04(西北西/66度)


【仙台】
12日|17:56(西南西/13度)|17:59(北/68度)
13日|17:05(南西/11度) |17:08(南東/57度)
15日|17:01(西南西/11度)|17:04(北西/48度)


【東京】
10日|17:59(南南西/10度)|18:02(南東/46度)
12日|17:55(西南西/10度)|17:58(北西/52度)
13日|17:05(南西/12度) |17:08(東南東/73度)
15日|17:01(西南西/10度)|17:04(北西/36度)


【金沢】
12日|17:55(南西/13度) |17:58(北北東/77度)
13日|17:07(南東/45度) |17:07(南東/45度)
14日|17:51(西/13度)  |17:54(北北西/30度)


【名古屋】
10日|17:59(南南西/13度)|18:01(南東/35度)
12日|17:54(南西/11度) |17:57(北西/66度)


【大阪】
10日|17:58(南南西/11度)|18:01(東南東/32度)
12日|17:54(南西/13度) |17:57(北/68度)


【広島】
11日|18:44(西南西/11度)|18:46(西北西/42度)
12日|17:54(南西/14度) |17:56(南南西/74度)
14日|17:50(西南西/11度)|17:53(北北西/31度)


【福岡】
11日|18:43(西南西/11度)|18:46(北西/51度)
12日|17:53(南西/13度) |17:56(東/68度)
14日|17:49(西南西/11度)|17:52(北北西/34度)


【鹿児島】
11日|18:43(西南西/12度)|18:46(北西/37度)
12日|17:53(南西/12度) |17:56(北/81度)


【那覇】
11日|18:42(西/10度)  |18:44(北西/25度)



ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)

また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html



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 ☆4.編集後記
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12月といえば、大掃除ですね。

私は、大掃除リストをつくって、
少し前から、休みの日に1〜2時間くらい使って
チョコチョコとやってます。

一気にやろうと思うと大変ですけど、
少しずつやると、実は結構はかどります。

クリスマス前には、なんとか終わりそうです。



それでは、また来週にお会いしましょう。



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html





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2012年12月11日早朝、日の出1時間前ごろの東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢26.9)


土星、細い月、金星、水星がキレイに並びます。
(視野円30度)







2012年12月15日日没1時間後ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢2.0)


細い月と火星
(視野円10度)





2012年12月13日21時ごろの東の空。
ふたご座流星群が極大。
放射点は、カストルの近くです。


13日24時(14日0時)ごろの南の空。


28時(14日4時)ごろの西の空。
今年の極大予想は14日8時ごろなので、
明け方が狙い目でしょうか。



2012年は月明かりの全くない最高条件。
流星の数に期待したいですね。
(図はあくまでもシミュレーションによるイメージです。)




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