アクセス解析
流れ星TOP 2014/8/11 第459号
キンセー、モクセー、セッキンチュー
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡


 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第459号 2014年8月11日発行


☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡



こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。




欧州宇宙機関(ESA)は、
彗星探査機「ロゼッタ」が6日、
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の軌道に入ったことを発表しました。


太陽を公転する彗星の軌道に
探査機が到達するのは初めてのことです。


ロゼッタがギアナ宇宙センターから打ち上げられたのは、
今から10年半前の2004年3月。


その後、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を目指して、
約50億kmもの距離を旅してきました。


ロゼッタは、2015年8月の近日点通過まで活発化する
チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の活動の様子を観測してい一方、
今年11月には子機「フィラエ」を彗星の表面に投下し、
初の彗星着陸探査も行なう予定になっています。


【関連リンク(アストロアーツ)】
地球の大量の水は、どこからきたのか?
http://www.astroarts.co.jp/news/2004/06/30rosetta/

彗星探査機「ロゼッタ」、2014年までしばし冬眠へ
http://www.astroarts.co.jp/news/2011/06/09rosetta/

画期的彗星探査に向け、探査機ロゼッタが冬眠から復帰
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/01/21rosetta/

探査機ロゼッタがとらえたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/05/20rosetta/

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星、1秒にコップ2杯の水を放出
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/07/01rosetta/

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星はアヒル型
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/07/18rosetta/

探査機ロゼッタがチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着
http://www.astroarts.co.jp/news/2014/08/06rosetta/



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ★今週の話題

☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡


 ★1.明け方の空で金星と木星が接近中! 18日には超超接近!


 ★2.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(13日明け方)


 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★4.編集後記





★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ★1.明け方の空で金星と木星が接近中! 18日には超超接近!

☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡


猛暑が続きますけど、
立秋を過ぎたので、
暦の上では秋になりました。


現在、東京付近の日の出は5時ごろで、
夏至のころと比べると、
約30分ほど遅くなっています。



夜勤の人や、
日の出前に出勤する人は、
明け方の東の空の低いところで、
それは見事にビカっている
2つの星に気が付いているかもしれません。


明るい方が金星、もう1つが木星です。



今週は、その両者がどんどんと近づいていきます。


そして、18日には、
約0.5度(30秒角)まで超超接近!


もちろん肉眼で充分見られますけど、
ここは、双眼鏡や望遠鏡で楽しみたいですね。


同日18日の昼には、
なんと12秒角まで接近します。



金星と木星の超接近は、
2010年2月17日以来4年半ぶりで、
次回の超接近は、
来年2015年7月1日になります。



18日明け方の金星と木星の超接近の様子、
金星と木星の移動の様子(12日から3日おき)はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20140811.html#01





★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ★2.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(13日明け方)

☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡


日本の夏。

  猛暑の夏。

    そして、流星の夏。


今年も「ペルセウス座流星群」の季節がやってきました。



ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
3大流星群の1つ。

一般的には、この3つの中でいちばん有名かもしれません。

星のことはあまり知らないけど、
「ペルセウス座流星群」という言葉なら聞いたことがある、
という人も多いでしょう。



ペルセウス流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は7月20日ごろ〜8月20日ごろ。
2.極大(ピーク)は8月12日〜13日ごろ。
3.明るく速い流れ星が多い。
4.その中には、痕を残す流れ星もある。
5.極大時期には、1時間に100個以上の出現がみられることがある。

痕(こん)とは、
明るい流れ星が飛んだ後、煙や雲のように残る浮遊物のこと。

特徴にあるとおり、既に活動が始まっています。



ペルセウス座流星群が有名なのは、
現象としての見ごたえだけではありません。

1.梅雨明けごろから活動が始まる。
4.夏のため夜になっても冷え込みが少ない。
3.活動時期がちょうど夏休みと重なる。
4.特に極大時期がお盆(休み)時期と重なる。

このように「観る側」の観測条件が良いことも、
ペルセウス座流星群を有名にしている要因なのです。



それでは、気になる今年2014年はどうでしょうか。


まず、日本での極大予想は、
13日9時ごろとなっています。


したがって、いちばんの狙い目は、
12日深夜から13日朝までです。


昨年2013年は、
月が21時ごろに沈んでくれたので、
月明かりに悩まされることがなく、
かなりの好条件でした。


そして、今年はといいますと。。。


満月をすぎた月が、
一晩中、夜空を照らすため、
残念ながら、条件はあまり良くありません。


とはいえ、明るい流星が多いペルセ群ですから、
月明かりに負けない流星を期待しましょう。


12日22時から2時間ごとのペルセウス座(放射点)の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20140811.html#02



流星群なので、
流れ星は放射点を中心に放射状に流れていきますけど、
流れる範囲はかなり広いので、広範囲に気を配る必要があります。
(ペルセ群の放射点はカシオペヤ座のちょっと東側です。)


また、流れ星を観るときは、
リクライニングチェアに座ったり、
地面に寝転がってしまうのも1つの方法です。
(もちろん、道路とかは絶対にやめて下さい。)


首を上に向け続ける姿勢はかなり疲れますし、
時間もながいので、
とにかくラクな姿勢で観ることをオススメします。


それから、虫対策もお忘れなく。
(場所によっては防寒対策も。)



なお、国立天文台では今夏も
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行ないます。


これは、ペルセウス座流星群が活発になると思われる
8月11日夜から14日夜までの間に
星空を眺めた結果を報告してもらおうという企画です。


結果を報告することで観測意欲がさらに増すかもしれません。



【関連トピック】
ペルセウス座流星群のお母さん スイフト・タットル彗星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html



【関連リンク】
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン2014(国立天文台)
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20140811-perseids/



【特集】2014年ペルセウス座流星群(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/2014perseids/


2013年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/229

2012年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/160

2011年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/117



日本流星研究会
http://meteor.chicappa.jp/2010NMS/nmsindex.html





★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!

☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡


国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。
下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
11日|21:53(北西/10度) |21:55(北北西/29度)
12日|19:27(西北西/12度)|19:30(北北西/29度)
12日|21:04(北西/11度) |21:07(北北東/31度)
14日|21:03(北西/13度) |21:06(北/46度)
15日|20:14(北西/10度) |20:17(北/36度)
16日|19:25(北西/10度) |19:28(北北東/30度)
16日|21:02(西北西/13度)|21:04(西北西/45度)
17日|20:13(北西/13度) |20:16(北東/60度)


【札幌】
14日|21:03(北西/11度) |21:06(北/30度)
16日|21:02(北西/11度) |21:04(北西/35度)
17日|20:13(北西/11度) |20:16(北北東/39度)


【秋田】
【仙台】
【東京】
【金沢】
【名古屋】
【大阪】
【広島】
【福岡】
【鹿児島】
【那覇】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)



ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html





★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ★4.編集後記

☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡


9日土曜に、
日帰りで帰省してきました。


「使い慣れると絶対に便利だから」ということで、
居間のテレビに、
BD・HDDレコーダを設置してきました。


いろいろいじっていたら、
自分も新しいレコーダが欲しくなってしまいました。


この分だと、
年末までに買ってしまいそうです。。。




それでは、また来週にお会いしましょう。




↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







ご購読の登録はコチラです



2014年8月18日、日の出1時間前の東北東の空。


金星と木星が超接近
(視野円7度)


金星と木星は約0.5度まで超接近。
(視野円3度)


望遠鏡で、
金星と木星を同一視野に入れると、
木星のガリレオ衛星も確認できます。
(視野円0.5度)




最接近時(14時12分日本時間)には、
金星と木星は12秒角まで近づきます。
(視野円0.5度)












12日から3日おきの金星と木星の移動の様子


8月15日


8月18日
最接近


8月21日


8月24日







2014年8月12日22時ごろの北東の空。
ペルセウス座流星群の放射点は、
放射点はペルセウスの左肩あたりになります。
2014年は、満月すぎの月が一晩中あるので、条件は良くありません。


12日24時(13日0時)ごろ


12日26時(13日2時)ごろ








13日3時ごろ。
2014年のペルセウス座流星群の極大予想は13日9時ごろなので、
明け方になるほど多く流れる可能性があります。
月に負けない大流星を期待したいところです。
(図はあくまでもシミュレーションです。)







しし座生まれ(7/23〜8/22)のあの人に絵本のプレゼントはいかがですか?
      
上に戻る
このページの星図、シミュレーション図は、
株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています。

Copyright (C) 2005~ nagarebosi. All Rights Reserved.