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流れ星TOP 2019/8/5 第719号
月に負けるな!ペルセ群で暑気払い!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第719号 2019年8月5日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(13日夜)


 ★2.月がスピカ(6日)、木星(9日)と並ぶ


 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★4.編集後記





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 ★1.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(13日夜)

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日本の夏。

  猛暑の夏。

    そして、流星の夏。


今年も「ペルセウス座流星群」の季節がやってきました。



ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
3大流星群の1つ。


一般的には、
この3つの中でいちばん有名かもしれません。


星のことはあまり知らないけど、
「ペルセウス座流星群」という言葉なら聞いたことがある、
という人も多いでしょう。



ペルセウス流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は7月20日ごろ〜8月20日ごろ。
2.極大(ピーク)は8月12日〜13日ごろ。
3.明るく速い流れ星が多い。
4.その中には、痕を残す流れ星もある。
5.極大時期には、
  1時間に100個以上の出現がみられることがある。


痕(こん)とは、
明るい流れ星が飛んだ後、
煙や雲のように残る浮遊物のことです。


特徴にあるとおり、
既にペルセ群の活動が始まっています。



ペルセウス座流星群が有名なのは、
現象としての見ごたえだけではありません。


1.梅雨明けごろから活動が始まる。
2.夏のため夜になっても冷え込みが少ない。
3.活動時期がちょうど夏休みと重なる。
4.特に極大時期がお盆(休み)時期と重なる。


このように「観る側」の観測条件が良いことも、
ペルセウス座流星群を有名にしている要因なのです。



それでは、
気になる今年2019年はどうでしょうか。


まず、日本での極大予想は、
13日16時ごろとなっています。


したがって、狙い目は、
13日の日没以降から夜となります。


ただ、極大はズレることもあるので、
前日12日、翌日14日の夜も
注意が必要です。


ただ、問題なのは月。


今年2019年は、
15日が満月ということもあり、
ほぼ一晩じゅう
月明かりが照らしてしまいます。


ペルセ群は明るいものが多いので、
月に負けない大きな流れ星を
期待したいところです。



13日21時から2時間ごとの
ペルセウス座(放射点)の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20190805.html#01




流星群なので、
流れ星は放射点を中心に
放射状に流れていきますけど、
流れる範囲はかなり広いので、
広範囲に気を配る必要があります。
(ペルセ群の放射点は
 カシオペヤ座のちょっと東側です。)


また、流れ星を観るときは、
リクライニングチェアに座ったり、
地面に寝転がってしまうのも1つの方法です。
(もちろん、道路とかは絶対にやめて下さい。)


首を上に向け続ける姿勢はかなり疲れますし、
時間もながいので、
とにかくラクな姿勢で観ることをオススメします。


それから、虫対策もお忘れなく。
(場所によっては防寒対策も。)





【関連トピック】
ペルセウス座流星群のお母さん スイフト・タットル彗星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html



【関連リンク】
特集2019年ペルセウス座流星群(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/special/2019perseids/



2018年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/486

2017年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/429

2016年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/374

2015年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/341





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 ★2.月がスピカ(6日)、木星(9日)と並ぶ

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日没後、
西の空で見えている月は今週、
おとめ座、てんびん座、
さそり座を移動していきます。


明日6日、
太陽が沈んだあと、
西の空で、
おとめ座1等星スピカと並びます。


8日に上弦の半月となり、
翌9日には、
見ごろとなっている
木星に近づきます。


その下には、
さそり座1等星アンタレスもいて、
月、木星、アンタレスの
三角形が楽しめます。


月と木星のツーショットは、
10日にも見られます。


6日の月とスピカ、
9日の月・木星・アンタレス、
10日の月と木星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20190805.html#02






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 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!

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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)


【札幌】
06日|19:40(西北西/11度)|19:43(南西/32度)


【秋田】
05日|20:30(西北西/12度)|20:32(南西/30度)
06日|19:40(西北西/13度)|19:43(南南西/56度)


【仙台】
05日|20:30(西北西/10度)|20:33(南西/33度)
06日|19:40(北西/11度) |19:43(西南西/64度)


【東京】
05日|20:30(西北西/13度)|20:33(西南西/51度)
06日|19:41(北西/13度) |19:44(北東/74度)
08日|19:39(西北西/12度)|19:42(南西/32度)


【金沢】
05日|20:29(北西/11度) |20:32(西南西/66度)
06日|19:40(北西/14度) |19:43(東北東/59度)
08日|19:38(西北西/10度)|19:41(南西/40度)


【名古屋】
05日|20:30(北西/13度) |20:33(南南西/81度)
06日|19:40(北西/11度) |19:43(北北東/50度)
08日|19:38(西北西/12度)|19:41(南西/47度)


【大阪】
05日|20:29(北西/10度) |20:33(東/76度)
06日|19:40(北北西/12度)|19:43(北東/40度)
07日|20:28(西北西/12度)|20:30(南西/29度)
08日|19:38(北西/13度) |19:41(南南西/58度)


【広島】
05日|20:29(北西/13度) |20:32(北東/54度)
06日|19:40(北北西/10度)|19:43(北東/29度)
07日|20:27(西北西/13度)|20:30(西南西/41度)
08日|19:38(北西/13度) |19:41(南東/84度)


【福岡】
05日|20:29(北北西/13度)|20:32(北北東/38度)
07日|20:27(北西/12度) |20:30(南西/60度)
08日|19:39(北北西/35度)|19:40(北北東/62度)
10日|19:37(西/28度)  |19:38(南西/35度)


【鹿児島】
05日|20:30(北北西/13度)|20:32(北東/30度)
07日|20:27(北西/12度) |20:30(南西/78度)
08日|19:38(北北西/11度)|19:41(北東/48度)
10日|19:36(西北西/12度)|19:39(南西/43度)


【那覇】
07日|20:28(北北西/10度)|20:31(北東/34度)
09日|20:26(北西/13度) |20:29(南西/54度)
10日|19:36(北北西/12度)|19:39(北東/62度)




ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html






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 ★4.編集後記

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7日は旧暦の7月7日、
つまり伝統的七夕です。


新暦の七夕から1ヶ月が経ち、
織姫星、彦星は、
21時ごろほぼ天頂に昇っています。


7日21時ごろの織姫星、彦星の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20190805.html#03




それでは、また来週にお会いしましょう。



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2019年8月13日21時ごろの北東の空。
カシオペヤ座の下あたりが放射点(流星が飛ぶ中心点)です。



13日23時ごろ。



13日25時(14日1時)ごろ。



13日27時(14日3時)ごろ。









13日21時ごろ。

2019年のペルセウス座流星群の極大予想は
13日16時ごろとなっているので、
13日夜が狙い目です。

今年は満月前の月がほぼ一晩中、空を照らします。
月に負けない流れ星を見せて欲しいですね。

(画像はシミュレーションによるイメージです。)








2019年8月6日20時ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢5.3)



月とスピカ
(視野円10度)










2019年8月9日20時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢8.3)



月、木星、アンタレス
(視野円10度)










2019年8月10日20時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢9.3)



月と木星
(視野円7度)









伝統的七夕(旧暦の七夕)、
2019年8月7日21時ごろ、
身体を南に向けて上を見上げた時の様子。

織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)は、
ほぼ天頂で輝いています。








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