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流れ星TOP 2024/6/10 第972号
赤外線で宇宙をみると
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第972号 2024年6月10日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.月がレグルス(12日)、スピカ(16日)と並ぶ


 ★2.赤外線で宇宙をみると


 ★3.編集後記





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 ★1.月がレグルス(12日)、スピカ(16日)と並ぶ

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月は今週、
春の黄道星座、
かに座、しし座、おとめ座を
移動していきます。


週の真ん中水曜日12日、
早い時間に
すっかり西に傾いたしし座で
1等星レグルスと並びます。


週末16日には、
おとめ座で
1等星スピカと並びます。


月とレグルスのツーショットは、
梅雨雲次第で、
とりあえず今回が見納めかも?



12日の月とレグルス、
16日の月とスピカの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240610.html#01







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 ★2.赤外線で宇宙をみると

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普段、見ている景色や人。


「見ている」ということは、
それらが発したり、
反射している光(電磁波の一部)を
自分の目が捉えているという、
何よりの証拠です。



しかし。



私たち人間の目で捉えられる光は「可視光」だけ。


そして、その可視光は、電磁波の中でも
ごく限られた範囲でしかありません。


例えば、
人間の目では見えない電磁波として、
「赤外線」があります。


赤外線は、
可視光の赤色より波長が長く、
電波の波長よりも短い電磁波です。


赤外線は本質的には熱線です。


太陽の光を浴びて暖かくなるのは、
この赤外線のおかげです。


また、身近なところでは、
スマホ間の赤外線通信に使われていますね。


温度を色で表すことのできる
サーモグラフィーも赤外線を利用しています。



さてさて。


それでは、
赤外線を宇宙に向けると、
どのようなことが分かってくるのでしょうか。


例えば、
天の川を可視光線、
近赤外線、
遠赤外線でみてみましょう。


可視光線でみると、
天の川銀河の光の中に、
塵の雲で星が隠された部分が
黒い帯に見えます。


近赤外線でみると、
塵の雲(黒い帯)を透かして、
その後ろにある星が見えてきます。


遠赤外線でみると、
星は見えなくなり、
代わりに塵そのものが
光って見えてきます。


このように、赤外線を使うと、
宇宙にある塵の雲を透かして、
その向こうにある星や銀河が見えたり、
マイナス200度以下にもなる
塵の雲そのものが見えてきます。


この特性をいかすことにより、
次のような成果が期待できます。



【銀河の進化を探る】
初期の宇宙でつくられた星の光は、
大きなドップラー効果の影響により、
赤外線領域で観測されます。


また、生まればかりの銀河は、
非常に激しい星生成を起こしている可能性が高く、
赤外線で最も明るく見えると考えられています。


つまり、赤外線で観測された銀河を調べることで
銀河の歴史が分かってきます。



【星の一生を調べる】
銀河の中ではガスやダストの雲の中から
星が生み出されています。


しかし、ガスやダストの雲が邪魔をするため、
生まればかりの星は可視光では
見ることが出来ない反面、
赤外線では最も明るく見ることが出来ます。


また、星はその一生を終えるとき、
外層を吹き飛ばしたり
自らが爆発したりすることによって、
次の世代の星をつくる材料を放出します。


星の進化と放出される
ガスやダストの量・成分などは
未だに解決していない分野です。


赤外線によって星生成領域を観測することで
星の誕生から最期まで調べようとしています。



【褐色矮星を探す】
銀河の中には、
存在すると考えられてはいるものの、
まだ発見されていない
「暗黒物質(ダークマター)」と
呼ばれる物質があります。


暗黒物質の候補の一つとして
考えられているのが、
「褐色矮星(かっしょくわいせい)」です。


この星は、
熱核融合反応を起こすことが出来ないため、
高温で光り続けることは出来ません。
つまり、可視光では観ることが出来ません。


しかし、赤外線を使えば、
低温で小さな褐色矮星を観ることが出来ます。


赤外線で広い領域を観測することで、
銀河内にある褐色矮星の質量と数を調べ、
暗黒物質(ダークマター)の謎に迫ります。



【太陽系外の惑星系を探す】
惑星は、恒星を
とりまくガスやダストからなる
円盤(原始惑星系円盤)の中でつくられます。


赤外線を使うと、
その原始惑星系円盤からの
放射を観測することが出来ます。


観測結果から、
これらの円盤中で惑星系が生まれる過程を
明らかにしていきます。



(本稿は、赤外線天文衛星「あかり」(ISAS)
 http://www.ir.isas.jaxa.jp/ASTRO-F/index-j.html
 を参考にしました。)



【関連トピック】
宇宙からのX線をとらえろ!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080218.html







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 ★3.編集後記

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梅雨入りが遅れています。


梅雨明けも遅れるのでしょうか?



それでは、また来週にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2024年6月12日21時ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢6.0)



月とレグルス
(視野円7度)











2024年6月16日21時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢10.0)



月とスピカ
(視野円7度)











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