アクセス解析
流れ星TOP 2007/8/20 第95号
普通のデジカメで星が写せるか?
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第95号 2007年8月20日発行
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


ペルセウス座流星群はいかがだったでしょうか。

私は、群馬県伊勢崎市にある実家の庭で見ていました。
時折り、雲が流れはしたものの、
この時期には珍しく空気も澄んでいました。

12日の23時ごろ、
南西に落ちていく形でオレンジ色の流れ星が飛び、
その後、15〜20分に1つくらいの感覚で
小さな流れ星が筋のように流れていきました。

日本流星研究会の集計によると、
1時間あたり平均56.9個の流星が観測され、
ほぼ予測どおりの出現数だったとのこと。

来年2008年は、8月12日の月齢10の月が、
深夜0時ごろには西に沈みますので、
今年ほどではないにしても、条件は悪くありません。

ぜひとも来年にも期待したいところ。


【関連リンク】
2007年ペルセウス座流星群ギャラリー
http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/per/2007per/

ペルセウス座流星群観測者の集計結果 暫定版(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/count/area00.html

ペルセウス座流星群の動画(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/index.html#movie



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆今週の話題
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡

 ☆1.月、木星、アンタレスが集合(22日)

 ☆2.閑話休題 普通のデジカメでどこまで写せるか?

 ☆3.編集後記



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆1.月、木星、アンタレスが集合(22日)
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
前月7月25日に、
木星とアンタレス(さそり座1等星)をすりぬけていった月が、
22日に再び、両天体のもとに帰ってきます。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070820.html#01

8月も後半になってくると、
さそり座も早い時間で西へと傾き、
いよいよ夏もピークを過ぎたことを伝えています。

木星とアンタレスの位置関係は、
一見すると、前月の時とあまり変わらないようですけど、
実はこの1ヶ月の間に大きな変化がありました。

何かといいますと、木星の移動方向が変わったのです。

前月の集合時は、東から西へ移動していく
「逆行(ぎゃっこう)」の途中だったのですけど、
7日に「留(りゅう)」となって、その動きを止め、
現在では、西から東へと移動していく「順行(じゅんこう)」
になっているというわけです。


【関連リンク】
惑星の順行・逆行・留について(外惑星の動きのおはなし)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060529.html



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆2.閑話休題 普通のデジカメでどこまで写せるか?
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
今回のペルセウス座流星群では、
普通のデジタルカメラによる撮影に挑戦してみました。

結果として、
流星は写せなかったのですけど、
デジタル一眼ではない、
普通のデジタルカメラで
どの程度まで星が写せるのか、
参考までに紹介してみます。


私が使用したデジタルカメラは、
Canonの「PowerShot S2IS」です。
(同シリーズの最新機種の2世代前の機種になります。)

PowerShot S2ISの仕様
http://cweb.canon.jp/camera/powershot/s2is/


「どの程度写るかは分からないけど、何かしらは写るだろう」
と判断したのは、以下の理由からです。
 ・絞り・露出・ピントでマニュアルモードが使える
 ・ワイド端の絞り開放がF2.7と明るい
 ・露出が最大15秒まで使える
 ・感度が400まで上げられる


ペルセウス座流星群の当日は、
私の実家の庭から肉眼では4等級ほどの星が確認できました。

赤道儀は使用せずに、
カメラ三脚による固定撮影にしました。

そして、夏の大三角形を撮影した結果がコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070820.html#02


画像サイズを小さくしたのみで、
他に画像処理は行なっていません。

想像していたとおり、ノイズが多いですね。
ただ、6等級まで写っているので、
星座の形を写し出す程度には使用できそうです。

山間部など肉眼で6等級まで確認できる場所であれば、
もう少し星の数を写せたでしょう。

カメラを向けていたほうに、
火球くらいの大きな流れ星が飛んだら、
きっと写っていたに違いありません。


ちなみに、
23mm(35mm版換算)の広角が使える
Kodakのコンパクトカメラでは、
8秒露出(最大)でも1等星がギリギり写る程度でした。

レンズ口径が小さいことによる
集光力不足が最大の要因だと思われます。


デジタル一眼のような高度な画像を得ることは出来ませんけど、
「写る」というレベルで判断すると、
意外と「写る」ものです。

皆さんも、
お持ちのデジタルカメラで
星がどこまで写せるのか試してみても面白いですよ。



★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
 ☆3.編集後記
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡
それにしても、
先週は暑いというか熱い日が続きましたねぇ。

16日には、岐阜の多治見と、埼玉の熊谷で
なんと40.9度を記録。

今週はこの暑さも一段落するらしいのですけど、
30度くらいで、
「今日は涼しいね」なんて会話が出るのもどうなんでしょう。。。

「暑さ寒さも彼岸まで」とは言え、
秋の彼岸はまだ1ヶ月先。

熱中症に気をつけながら、
残暑を耐えるしかなさそうです。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。
2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html
2006年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html
2007年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-3.html




ご購読の登録はコチラです

お友だちや、お子さまの誕生日プレゼントに迷ったら。。。
クリエイト・ア・ブックはいかがですか?


2007年8月22日夜20時ごろの南の空。
さそり座は既に西へと傾いています。


視野円は10度。



お友だちや、お子さまの誕生日プレゼントに迷ったら。。。
クリエイト・ア・ブックはいかがですか?


【普通のデジタルカメラによる夏の大三角形】
カメラ:Canon PowerShot S2IS
焦点距離:36mm(35mm版換算)
撮像感度:ISO400相当
絞り:F2.7開放
露出:15秒
撮影方法:カメラ三脚による固定撮影


白枠線で囲んだ範囲がだいたいの画角です。
写っている星座の参考にしてみて下さい。




おとめ座生まれ(8/23〜9/22)のあの人に絵本のプレゼントを。
      
お友だちや、お子さまの誕生日プレゼントに迷ったら。。。
クリエイト・ア・ブックはいかがですか?
上に戻る
このページの星図、シミュレーション図は、
株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています。

Copyright (C) 2005~ nagarebosi. All Rights Reserved.