2007/10/29 第105号 ホームズ彗星が大バースト! |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第105号 2007年10月29日発行 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 先週21日〜22日に極大を迎えていたオリオン座流星群。 昨年2006年には、 突発的に1時間100個もの流星を観測されていたのですけど、 今年も引き続き活発な出現が見られました。 また、オーロラを生中継している「Live!オーロラ」からは、 オーロラを流星が横切る映像が配信されました。 【関連リンク】 大火球とオーロラの競演 動画中継に成功!(Live!オーロラ) http://alive55.exblog.jp/i13/ 2007年 オリオン座流星群ギャラリー(アストロアーツ) http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/ori/2007ori/ それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.ホームズ彗星が大バースト! 肉眼でも見える! ☆2.月と火星が並びます(31日未明) ☆3.宇宙へ飛び立ったクドリャフカ ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.ホームズ彗星が大バースト! ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 とってもホットなニュースが飛び込んできました。 既に一般のニュースでも伝えられていますけど、 ホームズ彗星が24日に大バーストを起こし、 一気に2等級台まで増光しています。 ホームズ彗星はペルセウス座にいて、 日没後には既に北東の空に見えています。 まず、ぎょしゃ座1等星カペラを確認できたら、 そこから視野を上に向けます。 ペルセウス座α星(1.8等級)の近くに ぼんやりと光っているモノがあったら、 それが、ホームズ彗星です。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071029.html#01 台風一過の28日夜に 埼玉県川口市から確認したところ、 ペルセウス座α星付近に双眼鏡を向けると、 すぐにその存在が分かるほどの増光ぶり。 空の状態が良い地域であれば肉眼で、 都心部など、空の明るい地域でも、 双眼鏡があれば確実に捕捉できます。 ちなみに、私の持っている双眼鏡の中で、 最小口径の20mm(8倍)でも確認できました。 この後、ホームズ彗星がさらに増光するのか、 これをピークに減光してしまうのか、 全く分からないところですけど、 いずれにしても、特にこの1週間は目が離せません。 【関連リンク】 ホームズ彗星が大バーストして2等台に!(アストロアーツ) http://www.astroarts.co.jp/news/2007/10/25p17/ ホームズ彗星 投稿画像ギャラリー(アストロアーツ) http://www.astroarts.co.jp/gallery/comet/17p/ 肉眼光度にまで大増光したホームズ彗星(国立天文台) http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000342.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.月と火星が並びます(31日未明) ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今月はじめ10月3日に火星とのランデブーを果たしたお月さま。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071001.html#01 その月が、地球のまわりを1周して、 31日に再び火星へと戻ってきて、 約3度ほどまで近づきます。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071029.html#02 12月19日に迎える地球との最接近に向けて、 順調にその明るさを増している火星は現在、 マイナス0.6等級ほど。 前回の接近時はマイナス0.1等級だったので、 この1ヶ月弱の間に0.5等級も明るくなっています。 また、この間に位置も東へ約9度も移動しています。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.宇宙へ飛び立ったクドリャフカ ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 50年前の1957年10月4日に 人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功したソ連は、 その1ヶ月後の11月3日に「スプートニク2号」を打ち上げ、 そして成功します。 このスプートニク2号は、 宇宙へ向けた、史上初の「生命」を乗せていました。 その「生命」は1匹の雌犬。 愛称は「クドリャフカ」。 「巻き毛ちゃん」「巻き毛の女の子」という意味です。 (「ライカ」という名前のほうが一般的かもしれません。) スプートニク2号には、 クドリャフカのために10日分の酸素と食料を積んでいました。 でも、この食料は地球へ帰ってくるためのものではありません。 当時は、安全な大気圏再突入の技術がまだなかったため、 クドリャフカが与えられたのは、 いずれにしても「宇宙への片道切符」だったのです。 そのクドリャフカは、 スプートニク2号が大気圏突入で崩壊する前に、 毒の入ったエサで安楽死させられる予定でした。 けれども、その後、関係者から、 「キャビンの加熱により打ち上げの4日後には死亡していた」、 「加熱とストレスにより打ち上げの数時間後には死亡していた」 という説が出てきてました。 ただ、どちらの説にせよ、 その後の宇宙開発の礎として、 クドリャフカがその命を宇宙へ捧げたことは事実です。 クドリャフカの死亡が正式に発表されたのは、 打ち上げから8日後の11月11日とのこと。 クドリャフカが亡くなってから、 まもなくちょうど50年を迎えます。 夜空を見上げた時、 ふとクドリャフカのことを思い出して、 その冥福を祈ってあげて下さい。 【関連トピック】 人類初の人工衛星 スプートニク1号 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071001.html 【関連リンク】 クドリャフカのたどった運命(Flashムービー) 作者:凡 http://ubonpage.at.infoseek.co.jp/Kudryavka.html Dogs in Space(クドリャフカの写真など。英文です。) http://www.enchantedlearning.com/subjects/astronomy/dogs/ ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 「何はともあれ毎週月曜日には必ず配送しよう」 ということだけを決めて、 2005年10月31日に創刊しました この「流れ星からの贈り物」も 今回でちょうど2年を迎えるに至りました。 内容はともかくとして(笑)、 無事に2周年を迎えられましたのも、 ひとえに、読者の皆さまのおかげに他なりません。 創刊時の読者数は13名、1年後には500名を超え、 現在は、あともう少しで1000名に達しようとしています。 さすがに4桁が間近になってくると、 感慨深いものがありますねぇ。 この場を借りて改めてお礼申し上げます。 読者の皆さま、本当にありとがとうございます! これからも「毎週月曜日の配送だけは欠かさない」 ということだけをモットーに、 なんとかお送りしていきますので、 引き続き、ご愛読いただければ幸いです。 それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。 2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html 2006年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html 2007年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-3.html |
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2007年10月31日0時(30日24時)の東の空。 2007年10月31日未明3時ごろ、南に身体を向けて見上げている様子。 視野円は7度。 月と火星は焼く3度まで近づきます。 10月3日の接近と10月31日の接近の比較。 火星はこの1ヶ月弱の間に、 東へ9度ほど移動しています。 (視野円は7度) |
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