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流れ星TOP 2009/7/13 第194号
太陽が欠けるまであと9日!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第194号 2009年7月13日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.逆三日月、金星、火星、ヒヤデス星団が集まります(19日未明)

 ☆2.日食まであと9日! 安全に日食を観よう!

 ☆3.日食をみんなで観よう!

 ☆4.編集後記



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 ☆1.逆三日月、金星、火星、ヒヤデス星団が集まります(19日未明)
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週末、18日と19日の未明、
逆三日月のような月が、
おうし座の2つの星団を渡ってゆきます。

まず、18日は、おうし座の肩にあるプレアデス星団、すばる。

そして、19日は、おうし座の顔にあたるV字のヒヤデス星団です。
19日には、金星と火星も仲間に入り、賑やかな眺めとなります。


18日、19日の未明、東の空の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090713.html#01



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 ☆2.日食まであと9日! 安全に日食を観よう!
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いよいよあと9日に迫った日食。

22日の日食は、
夏休みに入っていることもあり、全国各地で、
多くの児童、生徒も空を見上げることでしょう。


日食に向けてインターネット、新聞、週刊誌でも
観望のレクチャーが記事なったりしていますけど、
ここでポイントを絞って、日食観望の注意点をお話しします。


<双眼鏡、望遠鏡>
まず、絶対に双眼鏡、望遠鏡で直接観ないで下さい。
オペラグラス、おもちゃの望遠鏡、口径の小さい望遠鏡も絶対にダメです!

もし双眼鏡、望遠鏡を使いたい場合は、
専用フィルターや投影版などを必ず併用すること。

「あ、やっちゃった」では済まされないほど、
もし使用を誤った場合、失明や視力低下に至る危険が高いので、
初めて専用フィルターを購入、使用する人は、
お店の人やベテランに充分に説明してもらって下さい。

さすがに、大人であれば、
何も対策していない双眼鏡や望遠鏡を使わないとは思いますけど、
本当に気をつけたいのは、小さなお子さんです。

例えば、日食対策された双眼鏡を使っている人を真似て、
普通の双眼鏡を太陽に向けてしまうといったことも考えられます。

保護者は充分に気をつけて下さい。


<日食グラス>
日食の観望で威力を発揮するのが、
専用の日食グラス(日食メガネ)です。

既に購入している人も多いでしょう。

購入にあたっては、なるべく、
遮光性能が評価されているモノをオススメします。

ビクセンの「ソーラープロテック」を使用した製品や、
世界天文年2009日本委員会が推奨している製品は
安全性が高いです。

日食ブームに乗って、いろいろな日食グラスや遮光版が、
出回っている可能性があります。

それらの中には、
赤外線や紫外線をカットしていない、
可視光域のみ減光している製品も考えられます。

遮光性能がよく分からない製品を使う場合は、
連続使用は数秒〜十数秒にとどめたほうが無難です。

遮光がしっかりした日食グラスでも、
連続使用は2〜3分にとどめましょう。

いずれにしても、
日食の進み具合はゆっくりなので、
見続けるよりも、3分や5分おきに観たほうが、
より変化が分かります。

日食グラスが手に入らなかった場合、
次のものを使用したくなる気持ちも分かりますが、
あとあとのことを考えて、使用はやめて下さい。

・黒い下敷き、色(緑など)のついた下敷き
・アクリル板、プラスチック板
・CD、DVD
・黒いゴミ袋、お菓子の袋
・写真撮影用の減光フィルター
・ろうそくでススを付けたガラス板
・現像済みフィルムの黒い部分

これらは、可視光は減光しても(いちおう太陽の形は見えます)、
目に有害な赤外線や紫外線をカットできません!


<ピンホール、鏡>
そこで、日食グラスなどで太陽を観望するのではなく、
間接的に日食を楽しむ方法があります。

固めの紙に小さな穴(ピンホール)を開けて、
その穴を通した光の点が、実は太陽像となります。

白い紙や壁に投影すると見やすくなります。

穴の大きさや距離を変えたりして、
見やすい位置を探りましょう。

また、鏡に反射させた太陽の光を壁などに映しても、
太陽像を見ることが出来ます。

映す壁は無地がいいでしょうね。

鏡の形はどんなものでOK。
鏡が大きいと明るく映る代わりに細かいところがぼやけ、
小さいと暗く映る代わりに細かいところが見えてきます。

注意したいのは、ピンホールも鏡も、
うす曇りや、太陽に靄がかかっていると、
極端に精度が落ちてしまうことでしょうか。


<熱中症にも注意>
また、真夏の屋外での観望になるため、
熱中症や日焼けにも充分に注意する必要があります。

・帽子を着用する。
・適度に日陰や屋内で休憩する。
・こまめに水分を補給する。
・露出した肌には日焼け止めを塗る。

暑いからといって、
上半身裸で観望するのもやめた方がいいです。

太陽のもとで、上を見上げる体勢が続くと、
立ち眩みしてしまうことも充分に考えられます。

「おかしいな」と思ったら、無理はせず、
屋内に避難して休憩するようにして下さい。


22日の日食は、
全国でみられるせっかくの一大イベントです。
安全に充分配慮して楽しみたいですね。


より詳しい日食の見方、観望の注意点については、
下記の日食ガイドのサイトをご覧ください。


【日食関連リンク】
<日食ガイド>
7月22日 皆既日食(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20090722solar_eclipse/

世界天文年2009 日食観察ガイド
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/


<日食観望の注意点>
部分日食を安全に観察しよう−目を痛めないために−(国立天文台)
http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000482.html

安全に観察するために(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20090722solar_eclipse/

日食の楽しみ方(世界天文年2009)
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/howto.html

危険回避のために(世界天文年2009)
http://www.astronomy2009.jp/ja/webproject/soecl/ng.html


<日食観望イベント>
世界天文年2009公認 日食イベント一覧
http://www.astronomy2009.jp/ja/project/konin/event_list_se.html

パオナビ 日食イベント2009
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/pao/eclipse09-j.html


<皆既日食インターネット中継>
LIVE! ECLIPSE 2009
http://www.live-eclipse.org/



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 ☆3.日食をみんなで観よう!
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安全に日食を観るための注意点をお話ししました。

ご家庭で家族と一緒に観望するのも良いですけど、
沢山の人たちと一緒に観れば、また違った感動が得られるはず。

22日の日食では、
お近くの天文台や科学館などで、
まず間違いなく日食の観望イベントが開かれます。

職員やボランティアの方たちが、
丁寧に日食の観望の仕方を教えてくれるはずです。

太陽望遠鏡を備えている施設であれば、
より詳しく日食の変化を楽しむことが出来るでしょう。

日食グラスを用意できなかった場合でも、
観望会に参加すれば、施設の機材で日食を楽しむことが出来ます。

下記のイベント一覧を参考にして、
お近くの観望イベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。


世界天文年2009公認 日食イベント一覧
http://www.astronomy2009.jp/ja/project/konin/event_list_se.html

パオナビ 日食イベント2009
http://www.astroarts.co.jp/hoshinavi/pao/eclipse09-j.html



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 ☆4.編集後記
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池袋のサンシャインシティにある
コニカミノルタプラネタリウム「満天」に行ってきました。

満天では現在、通常のプログラムの前5分間に、
日食の解説とともに、22日の皆既日食のCGシミュレーションを
投影しています。

食が進むにつれて徐々に暗くなり、
皆既になると、昼間にもかかわらず、
水星、金星とともに冬の大三角形が輝きます。

皆既日食の様子を一足先に味わえました。

なお、この日食特別投影は9月6日まで行なわれます。

コニカミノルタプラネタリウム満天
http://konicaminolta.jp/manten/


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡


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2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html
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2009年7月18日未明3時ごろの東の空。
(月齢24.9)


逆三日月とすばる
(視野円7度)






2009年7月19日未明3時ごろの東の空。
(月齢25.9)


月、金星、火星、ヒヤデス星団が集合。
(視野円15度)




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