2009/7/27 第196号 日食物語 |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第196号 2009年7月27日発行 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 ☆1.それぞれの日食物語 ☆2.月とアンタレスが並びます(31日) ☆3.国際宇宙ステーションを見よう! ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.それぞれの日食物語 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 日本列島を包んだ22日の日食。 皆さんはご覧になることが出来たでしょうか? 梅雨前線が日本列島に沿うように停滞してしまい、 全国的に雲と雨に泣かされた日食となりました。 特に残念だったのは、 皆既帯が通った悪石島などのトカラ列島、屋久島、奄美大島方面が、 のきなみ悪天候にやられてしまったことです。 その中でも、喜界島だけは、 奇跡的に皆既中に雲が切れたとのこと。 アストロアーツのサイトに投稿された 日食の画像を見てみましょう。 ★日食画像ギャラリー(アストロアーツ) http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/14 これらを見ると、 ほとんどの地域が雲間の日食観望だった模様です。 佐賀などの九州中部以南では、 早い時間から晴れ間があったようですけど、 日食の一部始終を観られた地域は、ごく一部でしょう。 ただ、雲越しの日食は、 日食グラスがなくても太陽が欠けた様子が分かるので、 思いがけずに観られたという人もいるでしょう。 また、その時は普通のデジカメでも撮影できたので、 運良く日食の撮影に成功したという人もいるはずです。 NHKは、硫黄島や太平洋上の船での観望、撮影に成功し、 素晴らしい映像を中継していました。 影が迫ってくるように徐々に暗くなっていく景色。 太平洋上では、皆既直前には、 気温が日食が始まる前から4度も下がったとのこと。 水平線に広がる夕焼けのような色合いに羨望しました。 朝日新聞も、東シナ海上空1万3000mで 皆既をしっかり捉えていました。 ★46年ぶりの皆既日食・太平洋上(NHK) http://www.youtube.com/watch?v=kYhFdKzq6rM ★46年ぶりの皆既日食・硫黄島(NHK) http://www.youtube.com/watch?v=nNF4sEwyS2Q ★7月22日、東シナ海上空から見た皆既日食(アサヒコム) http://www.youtube.com/watch?v=5irgJuz0Orw インターネットによる中継は、 サイトによっては、とても繋がりにくい状態となっていましたね。 また、メイン中継地点の天候不順で、結果として、 その威力が発揮できなかったことも残念ではありました。 一方、気象衛星ひまわり7号による、 地球上を移動する月の影の画像は、 日食の仕組みを改めて学ぶという意味でも 大変に有意義なものとなりました。 現在でも画像を配信中なので、 まだ見ていない方はぜひご覧になって下さい。 (日本列島に厚い雲がかかっている様子も分かります。) ★7/22日食時の「ひまわり」画像(気象庁) http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web/suneclipse_observation.html さてさて。 「次は26年後ですね!」という感じで、 日本での日食そのものが26年後のような報道もありますけど。 そんなことはありません。 確かに、次の日本での皆既日食は、 26年後の2035年9月2日です。 ただ、今回も、ほとんどの人が部分日食の地域だったわけで、 部分日食は日本でも数年に1度、どこかしらの地域で観られます。 実際、半年後の2010年1月15日には、 西日本で、太陽が欠けながら沈む日没帯食があります。 しかも、3年後の2012年5月21日には、 日本の太平洋側一体で、なんと金環日食が観られるのです! (見た目の月の大きさが太陽のそれよりも小さい日食。) 金環帯は東京、名古屋、大阪の大都市を覆いますし、 部分日食の地域では、今回の日食よりもっと食分が大きくなります。 これは、とんでもなくスゴイことです。 また、金環になる時間が朝7時30分ごろなので、 ちょうど通勤通学の時間帯と重なり、 多くの方が外に出ている時間でもあります。 空に浮かぶ金の指輪。 ココロは既に3年後です。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.月とアンタレスが並びます(31日) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 7月の最終日31日に、 上弦をすぎた月と、 さそり座1等星アンタレスが並びます。 夏の勇の1つ、さそり座も20時ごろには南中し、 日をまたぐ頃には地平線へと傾きます。 実は夏も後半を迎えようとしています。 31日20時ごろの月とアンタレスの様子はコチラ。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090727.html#01 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう! ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 若田さんが、約4ヶ月にわたった 国際宇宙ステーションの長期滞在を終えようとしています。 予定では、日本時間29日2時26分に エンデバーはISSから切り離されるため、 若田さんが滞在中のISSを見られるのも、 27日、28日が最後となります。 なお、若田さんの地球帰還予定は、 日本時間31日23時52分です。 ★場所|★見始時間(方角/高さ) |★最大高さ(方角/高さ) <27日> 秋 田|19:34(西北西/11度)|19:37(西南西/48度) 仙 台|19:35(西北西/12度)|19:37(南西/57度) 東 京|19:35(北西/10度) |19:38(東/75度) 金 沢|19:34(北西/11度) |19:37(北北東/59度) 大 阪|19:35(北北西/13度)|19:37(北東/38度) <28日> 大 阪|19:59(西北西/13度)|20:02(南西/44度) 広 島|19:59(北西/13度) |20:01(南西/72度) 福 岡|19:58(北西/11度) |20:01(東/73度) <29日> 那 覇|20:24(北西/10度) |20:27(東南東/82度) <31日> 那 覇|19:42(南東/33度) |19:42(南東/33度) 同じタイミングでも、ISSの軌道によって 地域ごとにだいぶ見え方が異なりますので、 より詳細な情報は下記のJAXAサイトで確認して下さい。 (見え方のシミュレーションなどが掲載されています。) 【関連リンク】 国際宇宙ステーションを見よう(JAXA) http://kibo.tksc.jaxa.jp/ 国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA) http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html 若田さん搭乗の国際宇宙ステーションを観測!(世界天文年2009) http://star2009.jp/iss/ 若田光一 宇宙ブログ(Yahoo!) http://blogs.yahoo.co.jp/koichiwakata_blog ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆4.編集後記 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 それぞれの日食物語。 私の場合。。。 自宅のある川口市は、 朝からどんよりとした雲が一面に広がっていました。 霧雨もなかなかやまず、 ほとんど諦めムードの中、望遠鏡をスタンバイ。 日食時のまわりの様子の変化を撮影しようと、 露出を固定したデジカメで10分おきに撮影するものの、 「雲越しではあまり意味ないよなぁ」 地元のFM局に寄せられたリスナーからの 「雲の間から見えました!」というメッセージが読まれる度、 「まだチャンスはあるよな」と自分に言い聞かせました。 既に食の最大もすぎ、 あと1時間で終わってしまう11時30分ごろ。 気がつくと、セミが鳴き始めています。 すると、西の方から空が明るくなってきた次の瞬間。 あ!きた!欠けてる!! 雲越しにうっすらと欠けた太陽がのぞいています。 望遠鏡を使っている暇はないと判断、 急いで望遠鏡からデジカメを外し、 なんとか手持ちで数枚を撮影しました。 太陽が見えていたのは5分なかったですね。 結局、まともに撮れたのは、この1枚だけでした。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090727.html#02 食が終わった12時30分ごろ、 いきなり雲が薄くなり、晴れ間が出てきました。 その後、うす曇りの中、しばらく太陽が出てました。 あと1時間早ければなぁ。 それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。 2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html 2006年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html 2007年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-3.html 2008年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-4.html 2009年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-5.html |
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2009年7月31日20時ごろの南の空。 (月齢9.4) 視野円7度 |
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撮影日時:2009年7月22日 11時31分 撮影場所:埼玉県川口市 カメラ:Canon PowerShot S2IS CCD感度:ISO50 焦点距離:72mm(35mm版換算で432mm) 絞り(F値):5 露出時間:1/1250秒 フィルタ:なし(自然の雲フィルタありw) 画像処理:なし (註:画像の左側が南) |
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