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流れ星TOP 2010/8/9 第250号
ペルセから 放つ流星 夏飾る
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第250号 2010年8月9日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.好条件!ペルセウス座流星群

 ☆2.アフロディテとアルテミスは仲が良い?

 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!

 ☆4.編集後記



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 ☆1.好条件!ペルセウス座流星群
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♪夏が来〜れば 思い出す〜

というわけで、
夏が来たら思い出すものといえば、そう、
「ペルセウス座流星群」ですよね。


ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
3大流星群の1つ。

一般的には3つの中でいちばん有名かもしれません。

星のことはあまり知らないけど、
「ペルセウス座流星群」という言葉なら聞いたことがある、
という人も多いでしょう。


ペルセウス流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は7月20日ごろ〜8月20日ごろ。
2.極大(ピーク)は8月12日〜13日ごろ。
3.明るく速い流れ星が多い。
4.その中には、痕を残す流れ星もある。
5.極大時期には、1時間に100個以上の出現がみられることがある。

痕(こん)とは、
明るい流れ星が飛んだ後、煙や雲のように残る浮遊物のこと。

特徴にあるとおり、既に活動期間中です。


ペルセウス座流星群が有名なのは、
現象としての見ごたえだけではありません。

1.梅雨明けごろから活動が始まる。
4.夏のため夜になっても冷え込みが少ない。
3.活動時期がちょうど夏休みと重なる。
4.特に極大時期がお盆(休み)時期と重なる。

このように「観る側」の観測条件が良いことも、
ペルセウス座流星群を有名にしている要因なのです。


さて、気になる今年はどうでしょうか。

まず、日本での極大予想は13日9時ごろとなっています。
したがって、狙い目は13日未明〜明け方になります。

そして、なんと。

月齢2.3の細い月は20時には沈んでしまうため、
月明かりに悩まされることなく、
一晩中、ペルセウス座流星群に集中できます。

2007年以来、2年ぶりの好条件です。

流星群なので、
流れ星は放射点を中心に放射状に流れていきますけど、
流れる範囲はかなり広いので、広範囲に気を配る必要があります。
(ペルセ群の放射点はカシオペヤ座のちょっと東側です。)

また、流れ星を観るときは、
リクライニングチェアに座ったり、
地面に寝転がってしまうのも1つの方法です。
(もちろん、道路とかは絶対にやめて下さい。)

首を上に向け続ける姿勢はかなり疲れますし、
時間もながいので、
とにかくラクな姿勢で観ることをオススメします。

それから、虫対策もお忘れなく。
(場所によっては防寒対策も。)


なお、国立天文台では今夏も
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行ないます。

これは、ペルセウス座流星群が活発になると思われる
8月11日の夜から15日の朝までの4夜の間に
15分間以上星空を眺めた結果を報告してもらおうという企画です。

携帯電話からのアクセスページもあるので、
結果を報告することで観測意欲がさらに増すかもしれません。


13日0時から1時間ごとのペルセウス座(放射点)の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100809.html#01


【関連トピック】
ペルセウス座流星群のお母さん スイフト・タットル彗星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html


【関連リンク】
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン(国立天文台)
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20100811/

2009年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/gallery.pl/special/15

日本流星研究会
http://meteor.chicappa.jp/2010NMS/nmsindex.html



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 ☆2.アフロディテとアルテミスは仲が良い?
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日没後に見られる金星、火星、土星の集まりも、
そろそろ終わりに近づいてきました。
13日には3惑星に三日月も加わり賑やかとなります。

惑星や月をギリシャ神話の神々にあてはめると、
マーキュリー(水星)はヘルメス、ビーナス(金星)はアフロディテ、
マース(火星)はアレス、、ジュピターはゼウス(木星)、
サターン(土星)はクロノス、ウラヌス(天王星)はウラノス
ルナ(月)はアルテミスになります。

さて、クロノスが2年ぶりにアレスと一献かたむけているようです。。。


 = = = = = = = = = = = = = = = =

土「おお、アレスよ。待っておったぞ」

火「クロノスさま、お久しぶりでございます。
  おかわりございませんか?」

土「まあ、見てのとおりだよ。お前に会うのは2年ぶりか」

火「そうですね。ご無沙汰してしまいました」

土「お前と酒を飲むのを楽しみにしておったのだよ」

金「あら、アレスじゃなぁい。お元気かしら?」

火「アフロディテさん、かわらずおキレイですね」

金「アレスも相変わらず口がうまいのね。
  酒の席くらい、その鎧を脱いで、立派な筋肉を見せてよ、ねぇ」

火「いえ、ワタクシは軍人ですから、
  いついかなる時でも鎧を脱ぐことは致しません」

金「ホンットにお堅いんだ、か、ら。そこがまたイイんだけど。
  そういえば、ヘルメスはどうしたのかしら?」

土「あやつは、酒を運んできたと思ったら、また飛んでいってしまったよ」

金「ヘルメスったら、落ち着きがないことに欠けては天下一品ね」

土「ところで、アレスよ。
  近ごろ、大きな争いもなくてお前も活躍の場があまりないな」

火「争いがないのは良いことです。
  昨年2月に父ゼウスに会ったときは、
  “いまのところは大きな火種がない”と言っていました」

土「そうだな。争いとはいっても、
  だいたいは親子喧嘩や兄弟喧嘩がその発端だからな、わはは」

金「戦争になったら、アレスは手がつけられないくらいスゴイもんねぇ。
  だから、人間からあまり好かれないのよね。
  その端正な顔が鬼よりも怖くなるんだから」

火「お言葉ですが、それがワタクシの役目ですから」

金「分かってるわよ。そこがまたイイんだから。
  そんなことより、アレスぅ。
  今度さぁ、2人でプチ旅行しましょうよ」

月「あら、これはこれはアフロディテ大オバさま。
  こんなところでアレス兄さんをナンパですか?」

金「キー! なんで、あなたがいるのよ、アルテミス」

月「なんでも何も1ヶ月に1回やってくるのが私の仕事ですのよ」

土「おお、アルテミスか」

月「クロノスお爺さま、お待たせしてしまって申し訳ありません。
  あら、杯が空いてます。どうぞ、このワインを」

土「おお、すまぬな」

月「アレス兄さん、アフロディテ大オバさまにはお気をつけて」

火「アルテミス、アフロディテさんにちょっと失礼ではないか」

金「アレス、妹にもっと言ってやってよ!
  それに何よ、“大オバさま”って!!」

月「あら。ウラノスさまのアソコに付いた泡から
  生まれたのはどこの誰でしたっけ?」

金「ムキー! 私が一番気にしていることをズケズケと!
  それに、その話はあくまでも俗説なのよ!!」

月「どうだか」

金「じゃあ、何? 私がクロノスさまと兄妹とでもいうの??」

月「どうなのですか、クロノスお爺さま?」

土「ゴホゴホゴホ。まあ、なんだ。
  確かに父ウラノスのモノを切ったのは儂に違いない。
  ただ、その後のことは。。。」

金「もう、そんなこと、どうでもいいのよ!」

月「話をひっぱったのはあなたでしょ、アフロディテ」

土「まあまあ、もう良いではないか。
  せっかくのアレスとの宴なのだ。もっと楽しく飲もうではないか」

月「私は充分楽しいですわ。ねぇ、アフロディテ?」

金「楽しいったらありゃしないわよ」

火「アルテミス、アフロディテさんの杯が空いているよ」

月「そ、そうね。では、どうぞ、アフロディテ」

金「毒を入れてたら、ただじゃおかないわよ」

土「喧嘩するほど仲が良い、とも言うがな」

金・月「そんなこと、あ、り、ま、せ、ん!!」

火(しっかりハモってるなぁ。。。)

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アフロディテとアルテミス。
本当のところは、どうなんでしょうか。。。


9日〜16日、日没後の西の空での3惑星の様子はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100809.html#02


【関連トピック】
2009年10月、水星、金星、土星、月が集まった時の様子
 ↓ ↓ ↓
クロノスの溜め息
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091012.html

2010年3月、水星、金星、木星、天王星、海王星、月が集まった時の様子
 ↓ ↓ ↓
日和見な伝令神ヘルメス
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100308.html

ギリシャの神さまローマの神さま
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080526.html



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 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!
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【稚内】
09日|03:27(西南西/19度)|03:29(北西/80度)
10日|02:21(南東/39度) |02:21(南東/39度)
11日|02:47(西/45度)  |02:48(北北東/66度)
12日|03:13(西北西/17度)|03:15(北北西/34度)
13日|02:07(北北東/47度)|02:07(北北東/47度)
14日|02:33(北西/30度) |02:33(北北西/32度)

【札幌】
09日|03:27(西/22度)  |03:28(北西/50度)
10日|02:21(東/45度)  |02:21(東/45度)
11日|02:47(北西/41度) |02:47(北北西/45度)

【秋田】
09日|03:27(西北西/24度)|03:28(北北西/30度)

【仙台】
【東京】
【金沢】
【名古屋】
【大阪】
【広島】
【福岡】
【鹿児島】
【那覇】
(近日中に好条件の目視予想はありません)


ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html



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 ☆4.編集後記
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「夏休みはお盆だけ」という人の中には、
帰省するにも、遊びに行くにも混雑して、
休みにいくのか疲れにいくのか分からないという人も多いでしょうか。

海、川、山に繰り出す方たちは、
くれぐれも事故に気をつけて下さいね。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡


↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html




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2010年8月13日0時(12日24時)ごろの北東の空。
ペルセウス座は既にその姿を現しています。
ピンクの点がペルセウス座流星群の放射点。
放射点を中心に流星が飛んでいきます。
2010年は月明かりがないので、
晴れてくれればベストコンディションで望めます。


1時ごろ


2時ごろ


3時ごろ


明るい流星が飛ぶでしょうか。
(図はイメージです。)





2010年8月9日20時(日没後1時間30分後)ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
以下、1日ごとの様子。


10日


11日


12日


13日


14日


15日


16日




9日の様子
(視野円7度)


13日の様子
細い月が加わります。
(視野円12度)




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