世界で一冊のあなただけの絵本心をこめた贈り物流れ星めるまが

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	2010/3/8　第２２８号太陽染帯ゴープラネッツ

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　今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

　　　　　☆彡　流　れ　星　か　ら　の　贈　り　物　★彡

　　　　　　　第２２８号　２０１０年３月８日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。

引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。

宇宙飛行士の野口聡一さんの帰還予定が、
５月１５日から６月２日に変更になりました。

宇宙飛行士の山崎直子さんが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー」の
打ち上げ（４月５日予定）や帰還が遅れると、
野口さんのＩＳＳ滞在はさらに延長されるかもしれません。

【関連リンク】
野口宇宙飛行士による宇宙食の紹介（動画／ＪＡＸＡチャンネル、以下同じ）
http://www.youtube.com/watch?v=KI28DbFU-H4

野口宇宙飛行士のＩＳＳでの運動の様子
http://www.youtube.com/watch?v=SZZZKCmObPI

野口宇宙飛行士による「きぼう」ロボットアームの紹介
http://www.youtube.com/watch?v=iUJlhWxOSas

野口宇宙飛行士による「きぼう」通信システム（ＩＣＳ）を使った交信
http://www.youtube.com/watch?v=_1QhY-gUlI0

それでは、今週もよろしくお願いします☆彡

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　☆今週の話題
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　☆１．火星が留　観望シーズンも後半へ

　☆２．太陽のまわりに５惑星が揃い踏み　だけど見えない。。。

　☆３．日和見な伝令神ヘルメス

　☆４．編集後記

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　☆１．火星が留　観望シーズンも後半へ
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２年１ヶ月ぶりに地球へ最接近している火星。

１月２８日に最接近、３１日に衝となり、
小接近ながら、冬の夜空を彩るには充分な明るさで、
私たちを楽しませてくれています。

「衝（しょう）」とは、
天体の位置関係を示した用語で、
地球を間にして太陽と外惑星が反対の方向、
つまり「太陽→地球→外惑星」の順に並ぶことです。

この衝となる前後に、
外惑星は、天球上を東から西に移動する「逆行」となります。

この逆行が終わり、
「順行（西→東）」へと戻る「留」を１１日に火星が迎えます。

「留（りゅう）」とは、天体（特に惑星）の見た目の動きが止まること。

そして、この逆行から順行に変わる留は、
その外惑星の観望シーズンが後半に入ったサインです。

最接近時には、
マイナス１．４等級、視直径１４．１秒角あった火星も、
現在は、マイナス０．４等級、視直径１１．２秒角と、
徐々にではあるものの、確実に地球から離れていることが分かります。

３月後半には視直径は１０秒角を下回り、
こうなると急速に小さくなっていきます。

火星の移動の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100308.html#01

【関連トピック】
２年１ヶ月ぶりの火星最接近
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100125.html

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　☆２．太陽のまわりに５惑星が揃い踏み　だけど見えない。。。
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現在、太陽を中心にした視野３０度内に、
太陽系８惑星のうち５惑星が揃っています。

その５惑星とは、水星、金星、木星、天王星、海王星。

太陽のまわりに集まっているということは、
各惑星が合になったり、
惑星同士が接近したりするということ。

実際、この３月は、合や会合が続きます。

「合」というのは、
地球から見て惑星が太陽と同じ方向になることなので、
言い方を変えれば、
惑星と太陽の会合ということになります。

★２８日　水星と海王星が接近

★　１日　木星が合

★　４日　金星と天王星が接近

★　８日　水星と木星が接近

★１４日　水星が外合

（１４日　月と海王星が接近）

（１５日　月と木星が接近）

★１６日　水星と天王星が接近

（１６日　月と水星と天王星が接近）

（１７日　月と金星が接近）

★１８日　天王星が合

ただ残念なのは、太陽が近くにあるため、
宵の明星としての金星が日没直後に少し見える程度で、
これらの会合の様子は、見ること出来ません。

なので、こういう時はシミュレーションを使いましょう。
３月１日から１週間ごとに
５惑星の動きを追ってみました（各会合の様子も）。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100308.html#02

惑星たちがダイナミックに移動していくのが分かりますよね。

【関連トピック】
外惑星の動きのおはなし（合・衝について）
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060529.html

外惑星の動きのおはなし（矩について）
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060724.html

内惑星の動きのおはなし（内合・外合について）
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061023.html

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　☆３．日和見な伝令神ヘルメス
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惑星や月をギリシャ神話の神々にあてはめると、
マーキュリー（水星）はヘルメス、ビーナス（金星）はアフロディテ、
ジュピター（木星）はゼウス、サターン（土星）はクロノス、
ウラヌス（天王星）はウラノス、ネプチューン（海王星）はポセイドン、
ルナ（月）はアルテミスになります。

さて、伝令の神でもあるヘルメスが、
太陽の周りに集まった神々と話をしてまわっているようです。。。

　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝

水「お会いするのは１年ぶりですね、ポセイど～んｗ」

海「おいおい、ヘルメス。私のことを西郷どんみたいに呼ぶのは、
　　いい加減にやめないか」

水「まあ、いいじゃないですか。今度また海に連れていって下さいよ。
　　あ～、ネレイデス（海の妖精たち）と遊びたいなぁ。えへへ」

海「わかったわかった。お前は、甥っ子の中では、
　　昔からいちばん私になついていたしな。
　　ところで、ヘルメス。昨年末にゼウスと会ったんだが」

水「あ、はい。。。」

海「相変わらず、やりたい放題のようだな。兄としてどうしたものか」

水「５ヶ月くらい前にクロノスさまに会った時も、
　　同じようなことをおっしゃって、心配しておられました」

海「そうか。今となっては父クロノスもすっかり衰えてしまった。
　　まあ、あまりにもゼウスが酷いようなら、すぐ私に伝えるように」

水「もちろんですよ、ポセイど～ん」

海「そうそう。今度、ウラノスさまに会うんだったな。
　　よろしく伝えておくれ」

水「わっかりました！」

（そして、２週間後。。。）

水「父上、ご無沙汰しています」

木「おお、ヘルメスか。元気でやっているようだな」

水「はい、父上もおかわりない御様子で何よりです」

木「そういえば、少々前に父クロノスと会ったようだが。
　　何か言っておったか？」

水「アルテミスとアフロディテとともに、
　　ちょっとした宴を設けさせていただきました。終始、ご機嫌でした」

木「ふ。。。父のことだ。
　　“ゼウスと離れている今ごろがいちばん良い時だ”
　　などと言っておったのだろう」

水「い、い、いえ。そんなことはありません。。。
　　クロノスさまは、もう父に全てを任せておられます」

木「お前は昔から顔に出る。まあ良い。そこがカワイイところでもある。
　　息子に討たれた父親というのは、どうも卑屈になっていかんな。
　　私は何とも思っておらんというのに」

水「あ、そういえば、２週間前にポセイドンさまにお会いしました」

木「そうであったな。私も昨年末に会ったぞ。兄も父似だ。
　　私に苦言の１つや２つ言いたい顔をしていたが、黙っておったよ」

水「ポセイドンさまは父のことを心配されていました」

木「本当にお前は。。。まあ、これで兄とも１０年以上会うことはない」

水「それでは、私はこのへんで」

木「ウラノス爺さんに会ったら、よろしく伝えてくれ」

水「かしこまりました」

（そして、１週間後）

水「ウラノスさま。１年ぶりの御無沙汰でございます。
　　ヘルメスでございます」

天「おお、おお。ヘルペスか。よく来たな。元気でやっておるかの？」

水「へ、ヘルペス。？。？
　　は、はい。おかげさまで体調万全でございます。
　　ウラノスさまも、お、おかわりございませんようで、
　　何よりでございます」

天「何を言っておるのじゃ。儂もすっかり老いぼれじゃよ。
　　歳には勝てんものじゃのぅぅ。
　　まあ、儂は歳のせいの前に既に“不能”だがの、ほっほっほ」

水「な、な、何をおっしゃいます、ウラノスさま。
　　あー、そうです、そうです。
　　ポセイドンさまと父ゼウスが、よろしくと。」

天「そうか、あの兄弟も仲良くやっておれば良いがの。
　　そういえば、ヘルペスや。
　　儂を不能にしたクロノスと会ったようじゃが。
　　あやつ、元気にしておったかの？」

水「はい。クロノスさまも、ウラノスさまのお身体を心配されていました」

天「ほっほっほ。ヘルペス、お前は本当に顔に出るの。
　　ほっほっほ。儂を不能にした、あの息子がのぅぅ。
　　まあ良い良い。この歳になると、どんなことでも許せるようになる」

水「・・・」

天「おお、そうじゃ。この前、１０日ほど前だったかのぅ、
　　アフロディテが会いに来てくれたのじゃ」

水「そうですか。クロノスさまとお会いした時、
　　アフロディテも同席したのですよ」

天「アフロディテもそう言っておったのぅぅ。
　　アフロディテは相変わらず肌がピッチピチで、羨ましいじょ。
　　まあ、儂から生まれたようなものじゃから、
　　美しくて当たり前かの。ほっほっほ」

水「あ、アルテミス」

月「大爺さま。おかわりございませんか？」

天「おお、おお、アルテミスか」

水「元気そうだね、アルテミス」

月「ヘルメスも」

天「あぁ、アルテミスだけじゃよ。
　　毎月、儂の顔を見にきてくれるのは。ありがとうのぅ」

月「とんでもありませんわ。大爺さま」

天「ほっほっほ。アルテミスは本当にカワイイひ孫じゃて」

月「来て早々申し訳ないのですけど、
　　これからアフロディテに会いにいかなければなりません。
　　それでは、大爺さま、また来月参ります」

天「おお、そうか。またのぅ、アルテミス」

水「アルテミス、アフロディテには気をつけてな」

月「充分承知しておりますわ」

水「ウラノスさま。それでは、私もこのへんで失礼いたします。
　　くれぐれもお身体にはお気をつけください。
　　私たちは、ウラノスさまがご健在なればこその神ですから」

天「ほっほっほ。世辞と分かっておっても、
　　そうに言われるのは悪くないものだのぅぅ。
　　たとえ何があったとしても、クロノスやゼウスも、
　　儂から見れば、かわいい息子であり、孫には違いない。。。
　　ん、あぁ、ヘルペスや、次はいつ会えるかの？」

水「ま、また１年後に参ります」

天「そうかそうか。楽しみにしておるじょｗ」

　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝　＝

ウラノスは、クロノスの父であり、ゼウスの祖父。
なので、アルテミスやヘルメスなどのゼウスの子からすると、
曾祖父（ひいお爺さん）なんですね。

ウラノスは、息子たちを奈落に幽閉してしまったため、
妻ガイアの怒りをかい、彼女に命じられた末子クロノスによって
自らの男性器を切り落とされてしまいます。

一説では、その切り落とされた男性器にまとわりついた泡から、
アフロディテが生まれたとされています。

【関連トピック】
２００９年１０月、水星、金星、土星、月が集まった時の様子
　↓　↓　↓
クロノスの溜め息
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091012.html

ギリシャの神さまローマの神さま
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080526.html

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　☆４．編集後記
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「三寒四温」ならぬ
「一寒一温」のような１週間でした。

関東は今週も不安定な天気みたいです。。。

さてさて。

私が小学校低学年のころ、
「スーパー戦隊シリーズ」の第５作となる
「太陽戦隊サンバルカン」がテレビで放映されてました。

私は、青のバルシャークが大好きでしたねぇ。
（水泳は好きじゃなかったのに。。。）

お祭りで買ってもらったお面をつけて、
コタツの上からジャンプしてたのを思い出します。

♪太陽が　もしも　なかったら
　　　地球は　たちまち　凍りつく
　　　　　花は枯れ　鳥は空を捨て
　　　　　　　人は微笑み　なくすだろう
　太陽は　おお　命の星だ
　　　幸せを　おお　守る炎だ

それでは、また来週にお会いしましょう☆彡

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