世界で一冊のあなただけの絵本心をこめた贈り物流れ星めるまが

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	2013/12/9　第４２４号年の瀬に　ふたごが放つ　冬花火

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　今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

　　　　　☆彡　流　れ　星　か　ら　の　贈　り　物　★彡

　　　　　　　第４２４号　２０１３年１２月９日発行

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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。

ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。

国立天文台は、
２日に発行したメールニュース（第１２０号）で、
太陽に最接近して崩壊したアイソン彗星について、
「今後は、長い明るい尾は見られず、肉眼での確認は期待できない」と
発表しました。

太陽観測衛星「ＳＯＨＯ」の画像では、
最接近後の尾が扇のように広がっていて、
これは、彗星の核が崩壊していることを示しており、
その後は、急速に尾が拡散して明るさが弱まると分析されました。

再び地上から観察が出来ると予想された５日ごろの明るさは、
天の川の最も明るい部分の５分の１以下で、日の出前の薄明では、
「地上からも航空機からも肉眼での確認は期待できないと思われます」。

アイソン彗星が崩壊に至ったプロセスについては、
今後、詳細に研究されることになります。

なお、１ヶ月後の１月１６日早朝（日本時間）、
アイソン彗星がたどってきた軌道に地球が突入します。

その際、アイソン彗星がまいたチリによる流星が
見られるかもしれないとのことです。

それでは、今週もよろしくお願いします☆彡

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　☆今週の話題
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　☆１．ふたご座流星群が極大　狙い目は週末１４日夜

　☆２．アイソンの代わりなんて言わせない！ｂｙラブジョイ

　☆３．国際宇宙ステーションを見よう！　若田さん滞在中！

　☆４．編集後記

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　☆１．ふたご座流星群が極大　狙い目は週末１４日夜
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ふたご座流星群は、
１月のしぶんぎ座流星群、
８月のペルセウス座流星群と並んで、
３大流星群の１つとなっています。

ふたご座流星群の特徴は次のとおり。

１．活動期間は１２月の５日ごろ～１８日ごろ。
２．極大（ピーク）は１３日～１５日ごろ。
３．放射点（流星が飛ぶ中心点）が日没後まもなくから天空にあるため、
　　一晩中ゆっくりと観察できる。
４．深夜に放射点が天頂付近を通るため、
　　どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。
５．流星の特徴は「やや速い」。
６．ピーク時は１時間に２０～３０個ほどの流星が見られる。
７．時期的に冬型気候のため、
　　日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。
８．近年では、特に活動が活発となっていて、
　　明るい流星も目立ってきている。

ふたご群は毎年、
ピーク時には安定してたくさんの流星が飛ぶので、
ほとんど期待を裏切らない流星群です。

今年２０１３年の極大予想は１４日１４時ごろなので、
１４日の日没後から夜が狙い目となりそうです。

今年は１７日が満月なので、
１４日は、満月になりかけの月が
おひつじ座とおうし座の間で光ります。

ただし、ピーク予想が、
深夜や未明、早朝ではなく、夕暮れ時に近いので、
その意味では、条件が良いと言えまるでしょう。

ただし！

「ふたご座流星群」の問題は「とにかく寒い！」

天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増します。

ただ、こればかりは如何ともし難いわけで。。。

当たり前ですけど、
防寒対策は自分自身でしっかりと行なうしかありません。

根を詰めて、ずっと見る必要はないわけですし、
とにかく充分すぎるくらいの暖かい格好をして、
見られる時間だけ外に出るなど、
出来る範囲で観察してみることをオススメします。

１４日１９時、２１時、２３時ごろの
ふたご座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131209.html#01

なお、このふたご座流星群の母天体は、
実は、彗星ではなくて、小惑星ファエトンであるという説が
ほぼ確実となっています。

この小惑星ファエトンは、
塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと
考えられています。

【関連リンク】
２０１２年ふたご座流星群ギャラリー（アストロアーツ）
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/191

２０１１年ふたご座流星群ギャラリー（アストロアーツ）
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/133

２０１０年　ふたご座流星群ギャラリー（アストロアーツ）
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/83

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　☆２．アイソンの代わりなんて言わせない！ｂｙラブジョイ
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この秋から初冬にかけては、
アイソン彗星の他にも、明け方の空で
ラブジョイ彗星、エンケ彗星、リニア彗星が見えています。

特に、ラブジョイ彗星は、
１１月に入って予想に反して明るくなり、
今でも東北東の空で４等級台で安定して見えています。

（このラブジョイ彗星は、
　２年前に大彗星となったラブジョイ彗星とは別の彗星です。）

１１月後半は、
日を追うごとに高度を下げていったアイソン彗星よりも
実は、ラブジョイ彗星の方が見やすかったかもしれません。

ラブジョイ彗星は、徐々に高度を下げていっているとはいえ、
現在でも、日の出１時間半前には約３０度もあり、
明るさも４等級あるので、
双眼鏡があれば、みつけることが出来るでしょう。

今週は、かんむり座からヘルクレス座を移動していきます。

９日から１６日５時ごろのラブジョイ彗星の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131209.html#02

【関連トピック】
彗星ってどんな星？　その１　核とコマ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130218.html

彗星ってどんな星？　その２　尾（テイル）
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130225.html

彗星ってどんな星？　その３　周期
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131104.html

【関連リンク】
ラブジョイ彗星ギャラリー（アストロアーツ）
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/237

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　☆３．国際宇宙ステーションを見よう！　若田さん滞在中！
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国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）には現在、
日本人宇宙飛行士の若田光一さんが滞在中！！

夜空を移動していく、あのＩＳＳの光の中で
若田さんたち６名が生活していると思うと、感動もさらに増すはずです！

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう！

★日付｜★見え始め時間（方角／高さ）｜★最大の高さ（方角／高さ）

【稚内】
１２日｜１７：４２（南西／１２度）　｜１７：４５（南南東／６７度）
１３日｜１６：５３（南南西／１１度）｜１６：５６（南東／４０度）
１４日｜１７：４０（西南西／１３度）｜１７：４３（北北西／５８度）
１５日｜１６：５１（西南西／１１度）｜１６：５４（西南西／７８度）

【札幌】
１０日｜１７：４３（南南西／１２度）｜１７：４６（南南東／３６度）
１２日｜１７：４１（西南西／１１度）｜１７：４４（西／８０度）
１３日｜１６：５２（南西／１２度）　｜１６：５５（南東／５７度）
１４日｜１７：４０（西／１０度）　　｜１７：４３（北北西／３９度）
１５日｜１６：５１（西南西／１３度）｜１６：５４（北北西／５８度）

【秋田】
１０日｜１７：４２（南西／１１度）　｜１７：４５（南東／５３度）
１２日｜１７：４１（西南西／１２度）｜１７：４４（北北西／５３度）
１３日｜１６：５１（南西／１０度）　｜１６：５５（東北東／７６度）
１５日｜１６：５０（西／１３度）　　｜１６：５３（北西／３６度）

【仙台】
１０日｜１７：４２（南西／１３度）　｜１７：４５（東南東／７２度）
１１日｜１６：５３（南南西／１２度）｜１６：５６（南東／３７度）
１２日｜１７：４１（西南西／１２度）｜１７：４４（北北西／３９度）
１３日｜１６：５１（西南西／１１度）｜１６：５４（西北西／６８度）

【東京】
０９日｜１８：３１（西南西／１２度）｜１８：３３（西／３４度）
１０日｜１７：４１（南西／１０度）　｜１７：４５（北東／７６度）
１１日｜１６：５６（東／３７度）　　｜１６：５６（東／３７度）
１２日｜１７：４０（西／１１度）　　｜１７：４３（北北西／２９度）

【金沢】
０９日｜１８：３０（南西／１２度）　｜１８：３３（西／５６度）
１０日｜１７：４１（南西／１２度）　｜１７：４４（南東／５９度）
１２日｜１７：４０（西南西／１２度）｜１７：４３（北北西／４３度）

【名古屋】
０９日｜１８：３０（西南西／１３度）｜１８：３３（西北西／５１度）
１０日｜１７：４１（南西／１１度）　｜１７：４４（南／６９度）
１２日｜１７：４０（西南西／１３度）｜１７：４２（北西／３４度）

【大阪】
０９日｜１８：３０（西南西／１２度）｜１８：３３（北西／５９度）
１０日｜１７：４１（南西／１３度）　｜１７：４４（東南東／６７度）
１２日｜１７：３９（西南西／１２度）｜１７：４２（北北西／３６度）

【広島】
０９日｜１８：２９（南西／１２度）　｜１８：３２（北北西／８０度）
１０日｜１７：４０（南南西／１２度）｜１７：４３（南東／４８度）
１２日｜１７：３９（西南西／１３度）｜１７：４２（北北西／４６度）

【福岡】
０９日｜１８：２９（南西／１２度）　｜１８：３２（北北東／８９度）
１０日｜１７：４０（南南西／１２度）｜１７：４３（南東／４２度）
１２日｜１７：３８（西南西／１３度）｜１７：４１（北北西／５１度）

【鹿児島】
０９日｜１８：２８（南西／１１度）　｜１８：３１（西北西／６５度）
１０日｜１７：４１（南南西／３６度）｜１７：４２（南東／５６度）
１２日｜１７：４２（北／２９度）　　｜１７：４２（北／２９度）

【那覇】
０９日｜１８：２７（西南西／１０度）｜１８：３０（北西／４３度）

ＩＳＳを見る前に詳しい情報を下記のＪＡＸＡサイトで
確認することをオススメします。
（見え方のシミュレーションなどが掲載されています。）

また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
（緯度、経度の指定もできます。）

【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう（ＪＡＸＡ）
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ＩＳＳを見よう　観測地の選択（ＪＡＸＡ）
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項（ＪＡＸＡ）
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html

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　☆４．編集後記
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「彗星は水もの」という言葉を
改めて実感させてくれたアイソン彗星。

アイソン彗星は、２０１３年天文界の大本命だったこともあり、
天文関連メディアはもちろん、各方面でも、
長期にわたってプロモーションされてきた感があります。

飛行機の中からアイソン彗星を
観望するツアーを組んだ旅行会社は、
ツアーの中止を決めたところもあるとのこと。

アイソン彗星をきっかけに
望遠鏡や双眼鏡を買った人もいるはずです。

それをお蔵入りしてしまうなんて勿体ない！

いまの時期、夕方に輝く金星に望遠鏡を向ければ、
金星が丸くは見えないことが分かります。

双眼鏡で見る“すばる”は格別です。

この冬は、使い倒す勢いで、ガンガン使っていきましょう！

それでは、また来週にお会いしましょう。

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