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流れ星TOP 2014/11/10 第472号
今年はどうかな?18日未明しし群極大
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第472号 2014年11月10日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



文化の日の3日夕方18時ごろ、
西日本を中心に、
火球が目撃されました。


流星のなかでも、
特に明るいもの「火球」といって、
日本では、ひと月に数個程度が観測されます。


今回は、時間的に、
ちょうど見やすいタイミングでした。


動画サイトなどで火球の映像を見ると、
ドライブレコーダに映り込んだものがほとんどでした。


昨年2013年3月に
ロシア・ウラル地方に落下した隕石の時も、
ドライブレコーダーによる映像が多数ありました。


機種によっては、
緯度・経度が同時に記録されるものもあるので、
火球の経路を特定する上でも、
ドライブレコーダーは、
身近で強力なツールになります。




それでは、今週もよろしくお願いします☆彡




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 ★今週の話題

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 ★1.下弦の半月、木星、レグルスが集まる(15日未明)


 ★2.しし座流星群2014 獅子の咆哮なるか


 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★4.編集後記





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 ★1.下弦の半月、木星、レグルスが集まる(14日深夜)

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週末14日は下弦の半月です。


半月は23時ごろ、
東から昇ってきます。


今回は、
木星とレグルス(しし座1等星)を
お供に連れての登場です。


日付けが変わった15日2時には、
だいぶ見やすい高さになります。


14日26時(15日2時)ごろの、
下弦の半月、木星、レグルスの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20141110.html#01





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 ★2.しし座流星群2014 獅子の咆哮なるか

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2001年、
しし座流星群の記録的な大流星雨から、
13年が経ちました。


あの時は、どこを向いても流星が飛び、
飛び始めから夜明けまで、飛ばない時間がないほどでした。


それ故に、
3大流星群(1月しぶんぎ、8月ペルセウス、12月ふたご)よりも
有名になってしまった感のある「しし座流星群」。



しし座流星群は、11月5日〜25日ごろ活動し、
14日〜21日に活発化、特に17日〜18日ごろに
極大(ピーク)になります。


今年2014年の極大予想は、
18日朝7時ごろとなっているので、、
狙い目は、17日深夜から18日未明となります。


昨年は満月に照らされてしまいましたけど
今年は大丈夫。


月齢25の逆三日月が昇ってくるのは
18日2時ごろで、
ほとんど月の影響はありません。



しし座自体は、日にちが変わるころ、
東の空から昇ってきます。


17日深夜から18日未明にかけて、
見られそうな時間に夜空を見上げてみると、
運よく流れ星が飛ぶかもしれません。


しし群のピークには、
火球クラスの出現も見られるので、
期待したいところです。


また、今年は、
木星が放射点の近くにあるので、
流星が木星を中心にして、
飛ぶ感じになるかもしれません。



流星群というと、
流星がバンバン飛ぶことを期待して、
夜空を見上げる人もいるでしょう。


ただ、期待を膨らませ過ぎると
ガッカリすることも多々あるので、
他の星々も楽しみながら、
ゆったりした気持ちで望みましょう。


あと、とにかく防寒対策をしっかりして下さい。
体調が悪くなったら、クルマや屋内に入って暖まるなど、
くれぐれも無理はしないようにお願いします。



17日25時(18日1時)ごろ、
17日28時(18日4時)ごろのしし座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20141110.html#02




【関連トピック】
2001年しし群の様子
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html

私が撮影した2001年しし群大出現の時の写真
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html#20051114-01

しし群の母テンペル・タットル彗星とダスト・トレイル
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091116.html



【関連リンク】
2001年 しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/leo/2001leo/1/

日本流星研究会
http://meteor.chicappa.jp/2010NMS/nmsindex.html

日本火球ネットワーク
http://www3.cnet.ne.jp/c-shimo/index.html





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 ★3.国際宇宙ステーションを見よう!

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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。
下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
11日|05:35(南西/13度) |05:38(南東/69度)
12日|04:47(南南西/23度)|04:49(南南東/41度)
13日|05:33(西南西/12度)|05:36(北北西/56度)
14日|04:46(西南西/59度)|04:47(西北西/84度)
15日|05:32(西北西/17度)|05:34(北北西/34度)
16日|04:45(北/41度)  |04:45(北/41度)


【札幌】
11日|05:35(西南西/12度)|05:38(北西/81度)
12日|04:47(南南西/33度)|04:48(南南東/56度)
13日|05:33(西/13度)  |05:36(北北西/37度)
14日|04:46(北西/56度) |04:46(北西/56度)


【秋田】
10日|04:47(南南西/12度)|04:50(南東/29度)
11日|05:34(西南西/13度)|05:37(北北西/50度)
12日|04:47(南西/63度) |04:48(東南東/88度)
14日|04:46(北/33度)  |04:46(北/33度)


【仙台】
10日|04:47(南南西/11度)|04:50(南東/38度)
11日|05:34(西/12度)  |05:37(北西/37度)
12日|04:47(西/60度)  |04:48(北北西/67度)


【東京】
10日|04:47(南南西/17度)|04:49(東南東/46度)
12日|04:47(北北西/49度)|04:47(北北西/49度)


【金沢】
10日|04:47(南/17度)  |04:49(南東/30度)
11日|05:34(西南西/17度)|05:36(北西/41度)
12日|04:47(北東/55度) |04:47(北東/55度)


【名古屋】
10日|04:47(南/20度)  |04:48(南東/36度)
11日|05:34(西/17度)  |05:36(北西/33度)
12日|04:47(北北東/44度)|04:47(北北東/44度)


【大阪】
10日|04:47(南/22度)  |04:48(南東/33度)
11日|05:34(西/20度)  |05:35(北西/35度)
12日|04:47(北北東/37度)|04:47(北北東/37度)


【広島】
11日|05:34(西/31度)  |05:35(北西/45度)
12日|04:47(北東/27度) |04:47(北東/27度)


【福岡】
11日|05:34(西/42度)  |05:34(北西/49度)


【鹿児島】
10日|04:47(南東/27度) |04:47(南東/27度)
11日|05:34(西北西/36度)|05:34(北北西/36度)


【那覇】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)



ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html







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 ★4.編集後記

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後づけになってしまうんですけど。


今年は「十三夜」が2回あったんですね。


1回目が10月6日、そして、
2回目が11月5日。


「十三夜」というのは、
旧暦8月15日の「十五夜=中秋の名月」とともに、
旧暦9月13日に行なうお月見の風習です。


月の満ち欠けを基準にする旧暦は、
現行の暦よりも1年が短いことから、
季節とのズレを修正するため、
約3年に1度、閏月(うるうづき)を入れる必要があり、
今年は9月の次に「閏9月」が挿入されるタイミングでした。


なんと、閏9月が挿入されたのは、
1843年以来171年ぶりとのことです。


ちなみに、旧暦のルールをそのまま適用すると、
38年後の2052年10月7日は「閏8月15日」となって、
その年は中秋の名月が2回、楽しめることになります。




それでは、また来週にお会いしましょう。




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2014年11月15日未明2時ごろの東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢21.8)


下弦の半月、木星、レグルス(しし座1等星)
(視野円10度)








2014年11月18日1時(17日25時)ごろの東の空。
ピンクの点が放射点(流星が飛ぶ中心点)。
今年は木星が放射点の目印になってくれます。



18日4時ごろ。
月齢25の月は2時ごろから昇ってきますけど、
観測にはそれほど影響はないでしょう。
なお、2014年のしし座流星群の極大予想は、
18日7時ごろとなっています。









シミュレーションによるイメージです。







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