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流れ星TOP 2016/11/14 第577号
今宵は満月!何かちがう?かも?
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第577号 2016年11月14日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡




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 ★今週の話題

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 ★1.今宵は満月!何かちがう?かも?


 ★2.今年最高条件!月がアルデバランを隠す(16日未明)


 ★3.しし座流星群2016 月明かりに負けない火球なるか?


 ★4.編集後記




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 ★1.今宵は満月!何かちがう?かも?

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本日14日は満月です。


でも、ただの満月ではありません。


今宵の満月は、
今年いちばん大きい満月なんです。


最近では、「スーパームーン」なんて言われて、
一般ニュースにもなったりしますね。


「大きい」ということは、
「月が地球に近い」ということです。


月の軌道は真円ではないので、
月は地球に近づいたり遠ざかったりします。
近い時は大きく、遠い時は小さく見えるわけです。


具体的には、地球と月の
平均距離は約38万4400km、
最近距離は約35万6500km、
最遠距離は約40万6700kmで、
いちばん近い時と遠い時とでは、
約5万kmの違いがあります。


本日の月はというと、
地球との距離は35万6509km、
視直径は33.5分角。


ちなみに、
今年いちばん小さい満月は4月22日で、
地球との距離は40万6351km、
視直径は29.4分角でした。



さてさて。


それでは、実際の話、
今宵の満月は本当に大きく見えるのか?


はっきり言います。


“月だけ”見ても大きくは感じません。


人間の目では、
月の大きさの変化を
“絶対的に”把握することは困難です。


ただし。


例えば、大きい時の満月と
小さい時の満月を並べることが出来れば、
大きさが違うことが分かります。


でも、それは無理な話ですよね。


なので、教科書などでは、
同じ倍率で撮影した満月を並べて、
大きさを比較するわけです。



でも。


人間には心眼というものがありまして。


「大きく見える!」と思えば、
大きく見える、かもしれません。


どうぞ、ご自分の目でお確かめください。


5円玉を親指と人さし指でつまんで、
腕をいっぱいに伸ばした状態で、
5円玉の穴に満月が入るかどうか!
どうぞ、お試しあれ!



ちなみに。


月が低い空で大きく見えるのは、
「月の錯視」といわれている現象で、
スーパームーンとは関係ありません。



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 ★2.今年最高条件!月がアルデバランを隠す(16日未明)

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昨年2015年に続いて、
今年2016年も、
おうし座1等星アルデバランが月に隠される
「アルデバラン食」シーズンで、
1回目は2月16日、
2回目は5月8日、
3回目は7月2日、
4回目は9月22日でした。


そして、今年最後、5回目が、
16日未明(15日深夜)に起こります。


今回は、月の高さも充分で、5回のうち、
いちばん条件良く見ることが出来ます。


各地の経過は次の通りです。


★場所|★潜入時刻(月高度)|★出現時刻(月高度)
札 幌|02:18(55度)|03:29(44度)
秋 田|02:18(58度)|03:29(46度)
仙 台|02:21(58度)|03:29(46度)
東 京|02:23(60度)|03:28(47度)
金 沢|02:16(62度)|03:23(51度)
名古屋|02:19(62度)|03:23(51度)
大 阪|02:17(64度)|03:20(53度)
広 島|02:11(67度)|03:14(57度)
福 岡|02:08(69度)|03:09(59度)
鹿児島|02:13(70度)|03:05(61度)
那 覇|−−:−−(−−度)|−−:−−(−−度)


残念ながら、
沖縄方面では食にはなりません。



秋も深まり、
空気もだいぶ澄んできました。


時間的にアルデバラン食は見られなくても、
アルデバランが月にぴったり寄り添う姿を
見るだけでも価値があります。


東京におけるアルデバラン食の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20161114.html#02





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 ★3.しし座流星群2016 月明かりに負けない火球なるか?

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2001年、
しし座流星群の記録的な大流星雨から、
はやいもので15年が経ちました。


あの時は、どこを向いても流星が飛び、
飛び始めから夜明けまで、
飛ばない時間がないほどでした。


それ故に、3大流星群
(1月しぶんぎ、8月ペルセ、12月ふたご)よりも
有名になってしまった感のある「しし座流星群」。



しし座流星群は、
11月5日〜25日ごろ活動し、
14日〜21日に活発化、
特に17日〜18日ごろに
極大(ピーク)になります。



今年2016年の極大予想は、
17日19時ごろとなっているので、、
17日夜更けから深夜が狙い目です。


ただし、問題は月。


月齢18の満月すぎの月が
19時半ごろから昇ってきます。


しし座自体が昇ってくるのは、
日にちが変わるころなので、
その前に既に月が夜空を照らしています。



しし群のピークには、
火球クラスの出現も見られるので、
月明かりに負けない流星を期待したいところです。



流星群というと、
流星がバンバン飛ぶことを期待して、
夜空を見上げる人もいるでしょう。


ただ、期待を膨らませ過ぎると
ガッカリすることも多々あるので、
他の星々も楽しみながら、
ゆったりした気持ちで望みましょう。


あと、とにかく防寒対策を
しっかりお願いします。
体調が悪くなったら、
クルマや屋内に入って暖まるなど、
くれぐれも無理はしないように。



17日24時(18日0時)ごろ、
17日26時(18日2時)ごろの
しし座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20161114.html#03




【関連トピック】
2001年しし群の様子
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html

私が撮影した2001年しし群大出現の時の写真
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html#20051114-01

しし群の母テンペル・タットル彗星とダスト・トレイル
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091116.html



【関連リンク】
2001年 しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/leo/2001leo/1/


2012年 しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/183

2013年 しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/250

2014年 しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/311

2015年 オリオン座流星群・
 おうし座流星群・しし座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/347





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 ★4.編集後記

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少しずつ始めている大掃除。


手つかずだった場所が片付いて、
気分がだいぶラクになりました。



それでは、また来週にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2016年11月14日21時ごろの南東の空。
今年いちばん大きい満月。



2016年11月14日
地球との距離:35万6509km
視直径:33.5分角
(視野円0.6度)



2016年4月22日
地球との距離:40万6351km
視直径:29.4分角
(視野円0.6度)

並べて比較すると、
見た目の大きさの違いが分かります。










【アルデバラン食@東京】
2016年11月16日未明2時20分ごろの西の空。



アルデバランの潜入@東京
16日2時23分ごろ



アルデバランの出現@東京
16日3時28分ごろ









2016年11月17日24時(18日0時)ごろの東の空。
ピンクの点が放射点(流星が飛ぶ中心点)。
月齢18の月が夜空を照らしています。



17日26時(18日未明2時)ごろの南東の空。



17日24時ごろのシミュレーション。
2016年のしし座流星群の極大予想は、
17日19時ごろとなっています。










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