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流れ星TOP 2018/7/23 第665号
火星超接近!2003年に次ぐ近さ!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第665号 2018年7月23日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。




それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.火星超接近!2003年に次ぐ近さ!


 ★2.今年2回目!皆既月食!条件悪し!(28日早朝)


 ★3.月が土星(25日)、火星(27日)と並ぶ


 ★4.編集後記





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 ★1.火星超接近!2003年に次ぐ近さ!

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既に一般ニュースでも
取り上げられているように、
火星が今月31日、
約2年2ヶ月ぶりに地球に最接近します。


火星と地球は、
それぞれの公転周期の関係から
2年1〜2ヶ月ごとに
最接近を繰り返します。


ただし、火星の軌道が
ほんの少し楕円になっているため、
地球との最接近ごとに、
その接近距離が異なってきます。


2003年8月の火星最接近では、
6万年に1度といわれるほどの超接近で、
ちょっとした社会現象になりました。



接近距離が異なるということは、
当然のごとく、
それぞれの最接近時の
火星の見え方なども変わって来ます。


2003年の最接近から
今回の最接近の8回について
比較してみましょう。


★最接近日 |★地球との距離  |★視直径  |★明るさ
2003年 |  5576万km|25.1秒角|−3.0等級
8月27日 |         |      |

2005年 |  6942万km|20.2秒角|−2.2等級
10月30日|         |      |

2007年 |  8817万km|15.9秒角|−1.5等級
12月19日|         |      |

2010年 |  9933万km|14.1秒角|−1.4等級
1月28日 |         |      |

2012年 |1億0079万km|13.9秒角|−1.2等級
3月6日  |         |      |

2014年 |  9239万km|15.2秒角|−1.4等級
4月14日 |         |      |

2016年 |  7528万km|18.6秒角|−2.0等級
5月31日 |         |      |

2018年 |  5760万km|24.3秒角|−2.8等級
7月31日 |         |      |


ご覧のように、
今回の最接近が
2003年とほぼ変わらないことが
お分かりいただけるでしょう。


火星は現在、
いて座とやぎ座の間にあって、
大接近3日前の28日に衝を迎えます


最接近と衝が近いのは、
火星と地球の位置を考えれば、
当たり前といえば当たり前ですよね。



太陽が西の空に完全に沈み、
薄明が終わるころ、
南東で赤く光る火星の明るさは、
マイナス2.8等級。


これは、
南西の空で輝いている
木星(マイナス2等級)よりも
断然明るいです。



お近くの科学館などでも、
火星観望会があると思うので、
今回の大接近を機会に、
ぜひ大きな望遠鏡で
ナマの火星を楽しんで下さい。


また、小さな望遠鏡でも、
模様は分かりにくくても、
明らかに恒星とは違う様子が分かります。


大接近でしばらく見ごろとなる火星。


望遠鏡はなくても、
1ヶ月間の火星の移動の様子を
チェックするなど
自由研究のネタにいろいろ使えます。


ぜひ活用して下さい!



31日21時ごろの火星の位置、
最接近時の火星と地球の位置関係はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180723.html#01




【関連トピック】
火星接近!ってどういうこと?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051031.html

火星の巨大火山オリンポス
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051107.html



【関連リンク】
火星大接近(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/2018mars/index-j.shtml





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 ★2.今年2回目!皆既月食!条件悪し!(28日早朝)

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憶えている方もいるでしょう。


ちょうど半年前の1月31日、
最高条件のもと、
皆既月食が全国で見られました。


ラッキーなことに、
今年は皆既月食が2回あり、
その2回目が週末28日未明に見られます。


経過としては、
月食の始まりは3時24分
皆既の始まりは4時30分
なんですけど。


???


皆既の終わりは?
月食の終わりは?


そうです。
今回は、月食の途中で
月が沈んでしまうんです。


各地の月の高度は次の通りです。


★場所|★月食始り|★皆既始り
札 幌| 07度 | −−−
青 森| 10度 | −−−
秋 田| 12度 | 01度
仙 台| 12度 | 01度
金 沢| 16度 | 05度
東 京| 14度 | 03度
名古屋| 16度 | 05度
大 阪| 17度 | 06度
広 島| 20度 | 08度
福 岡| 21度 | 10度
鹿児島| 22度 | 11度
那 覇| 28度 | 16度


ご覧のように、
北海道方面では、
皆既前に沈んでしまう一方、
南方面に行くほど、
月の高度があり、
那覇では皆既状態が
約1時間つづきます。


ただし、
いずれの地域も
皆既前か皆既中に
薄明が始まってしまうので、
実際に皆既状態を
確認できるかは微妙なところです。


言い方をかえれば、
薄明中の皆既月食が見られれば、
かなりラッキーということです。


ちょうど週末、
人によっては夏休み。


チャレンジする価値、アリです!


自由研究のネタにもなるかも!?



大阪における皆既月食の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180723.html#02




【関連トピック】
月食って昼間に見られるの?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070305.html



【関連リンク】
2015年4月4日 皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/331

2014年10月8日 皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/303

2011年12月10日 皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/132

2011年6月16日 皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/107

2010年12月21日 皆既月食ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/85





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 ★3.月が土星(25日)、火星(27日)と並ぶ

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月は今週、
夏の黄道星座、
さそり座、いて座、やぎ座を
移動していきます。


25日には、
いて座にて
土星と並びます。


そして、27日には、
地球に大接近する火星と並びます。


月が火星接近をお祝いしています。


25日の月と土星、
27日の月と火星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180723.html#03





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 ★4.編集後記

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この夏、
乗りきれない気がしてきました。。。


熱中症にお気を付け下さい。



それでは、また来週にお会いしましょう。




↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2018年7月31日21時ごろの南東の空。

火星が地球に超接近。

赤く力強く輝いているのが火星です。















【2003年8月27日】
視直径:25.1秒角
明るさ:−3.0等級

6万年に1度といわれるほどの超接近



【2005年10月30日】
視直径:20.2秒角
明るさ:−2.2等級



【2007年12月19日】
視直径:15.9秒角
明るさ:−1.5等級



【2010年1月28日】
視直径:14.1秒角
明るさ:−1.4等級



【2012年3月6日】
視直径:13.9秒角



【2014年4月14日】
視直径:15.2秒角
明るさ:−1.5等級



【2016年5月31日】
視直径:18.6秒角
明るさ:−2.0等級



【2018年7月31日】
視直径:24.3秒角
明るさ:−2.8等級

2003年に次ぐ大接近










分かりやすいように
背景を暗くしてありますけど、
実際には月食の途中で薄明が始まります。








2018年7月25日22時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢12.4)



月と土星
(視野円7度)











2018年7月27日23時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢14.5)



月と火星
(視野円10度)








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