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流れ星TOP 2018/8/6 第667号
条件最高!夏はやっぱりペルセ群!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第667号 2018年8月6日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(12日夜)


 ★2.逆三日月とアルデバランが超接近(7日未明)


 ★3.今がチャンス!肉眼4惑星を一網打尽!


 ★4.夏至からひと月半 秋分までひと月半 立秋


 ★5.編集後記





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 ★1.夏の風物詩 ペルセウス座流星群が極大(12日夜)

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日本の夏。

  猛暑の夏。

    そして、流星の夏。


今年も「ペルセウス座流星群」の季節がやってきました。



ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
3大流星群の1つ。


一般的には、
この3つの中でいちばん有名かもしれません。


星のことはあまり知らないけど、
「ペルセウス座流星群」という言葉なら聞いたことがある、
という人も多いでしょう。



ペルセウス流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は7月20日ごろ〜8月20日ごろ。
2.極大(ピーク)は8月12日〜13日ごろ。
3.明るく速い流れ星が多い。
4.その中には、痕を残す流れ星もある。
5.極大時期には、
  1時間に100個以上の出現がみられることがある。


痕(こん)とは、
明るい流れ星が飛んだ後、
煙や雲のように残る浮遊物のことです。


特徴にあるとおり、
既にペルセ群の活動が始まっています。



ペルセウス座流星群が有名なのは、
現象としての見ごたえだけではありません。


1.梅雨明けごろから活動が始まる。
4.夏のため夜になっても冷え込みが少ない。
3.活動時期がちょうど夏休みと重なる。
4.特に極大時期がお盆(休み)時期と重なる。


このように「観る側」の観測条件が良いことも、
ペルセウス座流星群を有名にしている要因なのです。



それでは、
気になる今年2018年はどうでしょうか。


まず、日本での極大予想は、
13日10時ごろとなっています。


したがって、狙い目は、
12日深夜から13日明け方となります。

13日夜も引き続いて、
チャンスがあります。


今年2018年は、
新月が11日のため、
月明かりを全く気にすることがない、
まさに最高条件の流れ星夜になります。



12日21時から2時間ごとの
ペルセウス座(放射点)の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180806.html#01




流星群なので、
流れ星は放射点を中心に
放射状に流れていきますけど、
流れる範囲はかなり広いので、
広範囲に気を配る必要があります。
(ペルセ群の放射点は
 カシオペヤ座のちょっと東側です。)


また、流れ星を観るときは、
リクライニングチェアに座ったり、
地面に寝転がってしまうのも1つの方法です。
(もちろん、道路とかは絶対にやめて下さい。)


首を上に向け続ける姿勢はかなり疲れますし、
時間もながいので、
とにかくラクな姿勢で観ることをオススメします。


それから、虫対策もお忘れなく。
(場所によっては防寒対策も。)




なお、国立天文台では今夏も
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行ないます。


これは、ペルセウス座流星群が活発になると思われる
8月11日夜から14日朝までの間に
星空を眺めた結果を報告してもらおうという企画です。


結果を報告することで
観測意欲がさらに増すかもしれません。


夏の夜、流れ星を数えよう2018(国立天文台)
https://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/201808-perseids/




【関連トピック】
ペルセウス座流星群のお母さん スイフト・タットル彗星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html



【関連リンク】
特集2018年ペルセウス座流星群(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/2018perseids/


2016年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/374

2015年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/341

2014年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/293

2013年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/229







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 ★2.逆三日月とアルデバランが超接近(7日未明)

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月は今週、
11日の新月に向けて、
明け方の東の空で
日ごとに細くなっていきます。


明日7日未明(6日深夜以降)には、
逆三日月の姿で、
冬の代表星座おうし座1等星
アルデバランと並びます。


月とアルデバランの間隔は
0.5度以下なので、
並ぶというよりは、
大接近の部類に入ります。


ちょっと夜更かししちゃった人、
3時ごろ東の空に目を向けると
逆三日月のすぐ横で
赤く光るアルデバランが
寄り添っていますよ。


7日未明3時ごろの
逆三日月とアルデバランの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180806.html#02






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 ★3.今がチャンス!肉眼4惑星を一網打尽!

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15年ぶりの火星大接近を迎えて、
連日、どこかしらのメディアで
取り上げられているこの夏。


火星を見るため、
望遠鏡を買ったという人もいるでしょう。


せっかく買ったなら、
火星だけじゃもったいない!


実は今、
肉眼で見える惑星4つが
一気に見られる大チャンスなんです!


太陽が沈んだ20時ごろ。


まず、西の空から攻めましょう。


見つける気がなくても、
目に入ってくる超絶明るい星、
宵の明星の金星です。


望遠鏡で見ると、
ちょうど上弦の月のような形をしています。


お次は、南西の空で目を引く光。
太陽系最大惑星の木星です。


小さな望遠鏡でも、
数本の筋が確認できます。


さらに、南に目を向けると
白っぽい星が浮かんでいます。
環っかを持った土星です。


自分の望遠鏡で
環っかを見たらコーフンものです。


そして、最後は今年の主役。
真っ赤に輝く火星。


大接近している火星は、
土星よりも視直径が大きいので、
よく見ると、表面に
火星独特の模様が浮かんできます。


火星は一晩じゅう空にあるので、
あとは心ゆくまで
ゆっくり楽しんで下さい。


まもなく沈んでしまう金星から
攻めるのがポイントです。



8月上旬20時ごろの
金星、木星、土星、火星の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20180806.html#03






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 ★4.夏至からひと月半 秋分までひと月半 立秋

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猛暑が続く中、
体調を崩している人も
多いのではないでしょうか。


暑い暑いといいながらも、
明日7日は立秋です。


立秋は、二十四節気の1つで、
ちょうど夏至と秋分の中間にあたります。


夏至からもうひと月半が経ち、
あとひと月半すれば秋分です。


定気法では太陽が黄経135度に位置した時、
平気法では冬至から228日目の時になり、
今年は両方とも8月7日です。


黄経135度はどの辺かといいますと、
かに座としし座の境目あたりになります。



暦の上では、
立秋から立冬の前日までが秋。


「最近、日が短くなったな」と感じる人は、
季節に敏感な人でしょうか。


立秋を境に、
朝晩だけでも秋風を感じたいものですけど、
まだまだそんなわけにはいかなそうですね。。。



【関連トピック】
1年を24に分けてみよう(二十四節気って何?)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100315.html

二十四節気のひとつ 夏至
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100621.html

はじまりは春分点
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080317.html





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 ★5.編集後記

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高校野球が始まりました。


私の出身の群馬県代表は、
2013年に初出場・初優勝を果たした
前橋育英高校。


頑張って欲しいです。




それでは、また来週にお会いしましょう。




↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2018年8月12日21時ごろの北東の空。
カシオペヤ座の下あたりが放射点(流星が飛ぶ中心点)です。



12日23時ごろ。



12日25時(13日1時)ごろ。



12日27時(13日3時)ごろ。








13日未明3時ごろ。

2018年のペルセウス座流星群の極大予想は
13日10時ごろとなっているので、
13日明け方ごろが狙い目です。

今年は月明かりを気にする必要が全くありません。

(画像はシミュレーションによるイメージです。)







2018年8月7日未明3時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢24.6)



逆三日月とアルデバラン。
(視野円7度)



月とアルデバランの間隔は、
0.5度もありません。
(視野円3度)








2018年8月上旬。
西から東の空。

肉眼惑星の金星、木星、土星、火星を
一度に見られる大チャンスです。








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