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流れ星TOP 2022/10/24 第887号
宇宙へ飛び立ったライカ
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第887号 2022年10月24日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.宇宙へ飛び立ったライカ


 ★2.木星ってどんな星?


 ★3.編集後記





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 ★1.宇宙へ飛び立ったライカ

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1957年10月4日に
人類初の人工衛星「スプートニク1号」の
打ち上げに成功したソ連は、
その1ヶ月後の11月3日に
「スプートニク2号」を打ち上げ、
そして成功します。


このスプートニク2号は、
宇宙へ向けた、史上初の「生命」を乗せていました。


その「生命」は1匹の雌犬。


当時の愛称は「クドリャフカ」。
「巻き毛ちゃん」「巻き毛の女の子」という意味です。


なお、現在では、
「ライカ」という名前のほうが一般的なので、
このトピックでは、以下、ライカとします。


スプートニク2号には、
ライカのために
10日分の酸素と食料を積んでいました。


でも、この食料は,
地球へ帰ってくるためのものではありません。


当時は、安全な大気圏再突入の技術が
まだなかったため、
ライカが与えられたのは、
いずれにしても「宇宙への片道切符」だったのです。


そのライカは、
スプートニク2号が大気圏突入で崩壊する前に、
毒の入ったエサで安楽死させられる予定でした。


けれども、その後、関係者から、
「キャビンの加熱により
 打ち上げの4日後には死亡していた」、
「加熱とストレスにより
 打ち上げの数時間後には死亡していた」
という説が出てきてました。


ただ、どちらの説にせよ、
その後の宇宙開発の礎として、
ライカが、その命を宇宙へ捧げたことは事実です。


ライカの死亡が正式に発表されたのは、
打ち上げから8日後の11月11日とのこと。


ライカが亡くなってから、
まもなくちょうど65年を迎えます。


夜空を見上げた時、
ライカのことを思い出して、
その冥福を祈ってあげて下さい。



【関連トピック】
人類初の人工衛星 スプートニク1号
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20220926.html



【関連リンク】
Dogs in Space(クドリャフカの写真など。英文です。)
http://www.enchantedlearning.com/subjects/astronomy/dogs/







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 ★2.木星ってどんな星?

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現在見ごろとなっている木星。


まだまだ私たちを楽しませてくれます。


ところで、木星はどんな惑星なのでしょうか?


簡単にプロフィールをおさらいしてみましょう。


木星は、太陽系の5番目の惑星で、
ガス惑星に分類されます。


★軌道長半径:約7億7830万km(約5.2天文単位)
★公転周期:11.86年
★自転周期:9時間55分
★赤道半径:7万1492km
★質量:317.8(地球を1とした場合)
★平均密度:1.33g(1平方cmあたり)
★大気の性質:水素81%、ヘリウム17%、その他2%
★衛星数:65個


地球と太陽の間の距離は
1天文単位(AU)で表されます。


木星の軌道長半径は
約5.2天文単位なので、
地球と比べると、
4倍ほど太陽まで遠くなります。


仮に太陽の直径を1mの球とすると、
木星は約560m離れたところを
周っていることになります。



公転周期は約12年。つまり、
黄道12星座をほぼ1年ごとに
順番に巡ってゆきます。


大神ゼウス(ローマ神話のユピテル、
英語読みジュピター)の名を冠しているのは、
この公転周期のタイミングも
関係しているかもしれません。



地球の赤道半径が6378kmなので、
木星のそれは地球の約11倍です。


にもかかわらず、
自転周期は12時間弱と非常に高速。


そのため、遠心力で赤道付近が膨らみ、
自転軸方向につぶれた形をしています。



地球の平均密度は5.52g/cm3なので、
平均密度1.33g/cm3ということは、
地球よりも軽く、ガス惑星であることが分かります。


中心内部には、
地球くらいの大きさの岩石質の核(コア)が
あると考えられていて、そのまわりを、
主な成分である水素とヘリウムが
液体状で厚く取り囲んでいます。


表面の大気はわずか
1000kmほどしかないと推定されています。



木星は、太陽系最大の惑星であり、
衛星数は80個、
そのうち確定しているのは72個です。


特に有名なのは、
400年前にガリレオが自らつくった望遠鏡で発見した
イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストです。
この4つの衛星は「ガリレオ衛星」と呼ばれています。



木星の大きな特徴といえば、
縞模様と大赤斑でしょう。


縞模様は、明るい部分を帯(ゾーン)、
暗い部分を縞(ベルト)と呼ばれています。


大赤斑は、地球が2〜3個すっぽりと
収まってしまうほどの大きさで、
反時計回りに、6日間かけて1周しています。


この大赤斑は、1831年には確認されていて、
17世紀には既に存在していたと考えられています。


ただし、なぜ、これだけ長期間にわたって
大赤斑が維持し続けられるのかは
未だに解明されていません。



10月下旬21時ごろの木星の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221024.html#01




【関連トピック】
木星のお月さま ガリレオ衛星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080818.html



【関連リンク】
2022年木星ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/670





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 ★3.編集後記

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キンモクセイが
二度咲きすることを
最近知りました。



それでは、また来週にお会いしましょう。



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2022年10月下旬21時ごろの南の空。
見ごろの木星がちょうど南中しています。









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