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流れ星TOP 2022/11/28 第892号
火星を見よう!2年2ヶ月ぶりに最接近!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第892号 2022年11月28日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.火星が地球に2年2ヶ月ぶり最接近!火星を見よう!


 ★2.月が土星(28日)、木星(2日)と並ぶ


 ★3.編集後記





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 ★1.火星が地球に2年2ヶ月ぶり最接近!火星を見よう!

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火星が1日日、
約2年2ヶ月ぶりに地球に最接近します。


火星と地球は、
それぞれの公転周期の関係から
2年1〜2ヶ月ごとに
最接近を繰り返します。


ただし、火星の軌道が
ほんの少し楕円になっているため、
地球との最接近ごとに、
その接近距離が異なってきます。


2003年8月の火星最接近では、
6万年に1度といわれるほどの大接近でした。


この時は社会的にも大きく取り上げられましたね。


接近距離が異なるということは、
当然のごとく、
それぞれの最接近時の
火星の見え方なども変わってきます。


2003年の最接近時を含めて、
2020年10月6日以降8回について
ちょっと比較してみましょう。



★最接近日 |★地球との距離  |★視直径  |★明るさ

2003年 |  5576万km|25.1秒角|−3.0等級
8月27日 |         |      |

==============================

2020年 |  6207万km|22.6秒角|−2.6等級
10月6日 |         |      |

2022年 |  8145万km|17.2秒角|−1.8等級
12月1日 |         |      |

2025年 |  9608万km|14.6秒角|−1.4等級
1月12日 |         |      |

2027年 |1億0142万km|13.8秒角|−1.2等級
2月20日 |         |      |

2029年 |  9682万km|14.5秒角|−1.3等級
3月29日 |         |      |

2031年 |  8278万km|16.9秒角|−1.7等級
5月12日 |         |      |

2033年 |  6328万km|22.1秒角|−2.5等級
7月5日  |         |      |

2035年 |  5691万km|24.6等級|−2.8等級
9月11日 |         |      |



2003年が、
どれだけ「超大接近」であったかが明らかですけど、
2035年にも、大接近になることが分かります。


今回2022年は、
中接近といったところでしょうか。


火星は現在、
おうし座の角あたりにあって、
最接近1週間後の8日に
「衝」となります。


最接近と衝が近いのは、
火星と地球の位置を考えれば、
当たり前といえば当たり前でしょうか。



太陽が西の空に完全に沈み、
薄明が終わるころ、
東の空で赤く光る火星の明るさは、
マイナス1.8等級。


その火星の右側には、
おうしの右目アルデバランが
同じく赤く輝きます。


明るさは火星の勝ちですけど、
はたして赤さはどちらが勝つでしょうか。



今回の最接近を機会に、
お近くの科学館などでも、
火星観望会があると思うので、
ぜひ大きな望遠鏡で
ナマの火星を楽しんで下さい。


また、小さな望遠鏡でも、
模様は分かりにくくても、
明らかに恒星とは違う様子が分かります。


最接近でしばらく見ごろとなる火星。


望遠鏡はなくても、
1ヶ月間の火星の移動の様子を
チェックするなど
自由研究のネタにいろいろ使えます。


ぜひ活用して下さい!



15日21時ごろの火星の位置、
最接近時の火星と地球の位置関係、
最接近時の火星の見た目の大きさの比較はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221128.html#01




【関連トピック】
火星接近!ってどういうこと?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051031.html

火星の巨大火山オリンポス
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051107.html



【関連リンク】
2022年 火星(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/special/2022mars/

2022年 火星ギャラリー(アストロアーツ)
https://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/690






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 ★2.月が土星(28日)、木星(2日)と並ぶ

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月は今週、秋の黄道星座、
やぎ座、みずがめ座、
うお座を移動していきます。


明日29日には、
やぎ座の尻尾あたりで、
土星と並びます。


土星も太陽が沈んだあと、
ずいぶん西に傾くようになりました。



月をまたいだ2日には、
みずがめ座をこえて、うお座で
木星と並びます。


うお座は晩秋をしめす星座。


まさに今の季節に
うってつけです。



29日の月と土星、
2日の月と木星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221128.html#02






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 ★3.編集後記

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12月2日は、
「日本人宇宙飛行記念日」です。


日本人で初めて宇宙に行ったのは、
当時TBS社員だった秋山豊寛さんです。


1990年12月2日のことでした。


この計画は、
1989年にTBSが、
日本人のミール訪問に関する協定を
ソビエト連邦宇宙総局と調印したことで
実現しました。


ソユーズが周回軌道にのった後、
生中継で東京のスタジオからの呼びかけで、
秋山さんの第一声、
「これ、本番ですか?」は
当時の名言(迷言?)になりました。


TBSは宇宙での秋山さんの様子を
連日伝えていました。


秋山さんの、
朴訥とした語り口調も良かったですね。



それでは、また来週にお会いしましょう。



↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2022年12月1日21時ごろの東の空。
地球に最接近の火星が、おうし座で衝。

火星は赤く光っているのですぐに分かります。









【2003年8月27日】
距 離:5576万km
視直径:25.1秒角
明るさ:−3.0等級

6万年に1度といわれるほどの超接近




【2020年10月6日】
距 離:6207万km
視直径:22.6秒角
明るさ:−2.6等級




【2022年12月1日】
距 離:8145万km
視直径:17.2秒角
明るさ:−1.8等級




【2025年1月12日】
距 離:9608万km
視直径:14.6秒角
明るさ:−1.4等級




【2027年2月20日】
距 離:1億0142万km
視直径:13.8秒角
明るさ:−1.2等級




【2029年3月29日】
距 離:9682万km
視直径:14.5秒角
明るさ:−1.3等級




【2031年5月12日】
距 離:8278万km
視直径:16.9秒角
明るさ:−1.7等級




【2033年7月5日】
距 離:6328万km
視直径:22.1秒角
明るさ:−2.5等級




【2035年9月11日】
距 離:5691万km
視直径:24.6秒角
明るさ:−2.8等級











2022年11月29日19時ごろの南西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢5.5)



月と土星
(視野円7度)










2022年12月2日19時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢8.5)



月と木星
(視野円7度)









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