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流れ星TOP 2008/12/8 第163号
満月を 射抜く流星 ふたご群
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 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第163号 2008年12月8日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。


引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


1日の夕方にあった
月、金星、木星の会合はご覧になりましたか。

金星と木星の会合に三日月が加わった様子は
一瞬、心を奪われたことでしょう。

その美しさは、一般ニュースでも
取り上げられていました。

金星と木星の会合は、
1年に1度は起きているのですけど、
太陽に近く地平線から離れていなかったりと、
条件良く見ることが出来るのは数年に1度。

好条件となる次回は、
2012年3月14日となります。
ただ、残念ながら月は一緒ではありません。

【関連リンク】
各地で見られた、月と金星と木星の接近(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/12/03moon_venus_jupiter/

2008年11月〜12月 金星と木星の接近ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/gallery/others/2008/11-12venus_jupiter/


それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.月とすばるが並びます(11日)

 ☆2.ふたご座流星群が極大です(13〜14日)

 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!

 ☆4.編集後記



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 ☆1.月とすばるが並びます(11日)
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「来年のことを言うと鬼が笑う」
なんてことを言いますけど、
まあ、笑われるくらいで、
食べられなければいいということで。

来年の干支は「うし」ですね。

なので、一足先に「おうし」に注目してみましょう。

おうし座でといえば、すばる(昴)です。

すばるは、おうしの肩あたりで輝く散開星団。
メシエナンバー44のプレアデス星団のことですよね。

そのすばると月が11日に並びます。
日没後には既に月とすばるは東の空に顔を出しています。

実は、地平線から昇ってくる前に、
月がすばるを隠す「すばる食」になっています。

時間とともに、月はすばるを離れていくので、
なるべく早めに見たいところ。

なお、満月前の月がだいぶ明るいので、
双眼鏡でご覧になることをオススメします。

11日、日没後の東の空の様子。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081208.html#01


【関連トピック】
おうし座ってどんな星座?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060206.html



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 ☆2.ふたご座流星群が極大です(13〜14日)
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ふたご座流星群は、
コンスタントに流星が出現することで知られていて、
1月のしぶんぎ座流星群、
8月のペルセウス座流星群と並んで、
3大流星群の1つとなっています。


ふたご座流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は12月の5日ごろ〜18日ごろ。
2.極大(ピーク)は13日〜15日ごろ。
3.放射点(流星が飛ぶ中心点)が日没後まもなくから天空にあるため、
  一晩中ゆっくりと観察できる。
4.深夜に放射点が天頂付近を通るため、
  どの方向へも流星が飛び、観察しやすい。
5.流星の特徴は「やや速い」。
6.ピーク時は1時間に20〜30個ほどの流星が見られる。
7.時期的に冬型気候のため、
  日本の太平洋側では、晴天確率が高く、空の透明度も良い。
8.近年では、特に活動が活発となっていて、
  明るい流星も目立ってきている。


日本での今年の極大(ピーク)は、
14日朝ごろと予想されているので、
実際には週末13日の夜が狙いどころです。

2006年、2007年の極大は月明かりもなく、
かなりの好条件だったのですけど、
今年は、なんと満月が煌々と輝いています。

しかも、その満月は、まさにふたご座で鎮座。

活動が活発になってきているとはいえ、
満月が相手では、暗い流星が見えづらいのは確か。

この際、ふたご座周辺はむしろ無視して、
月を視野に入れないようにしながら、
北天周辺や地平線付近に的を絞るのが吉かと。

放射点は双子の兄カストルの頭にあるので、
そこから、長く明るい流星が飛ぶことを期待しましょう。

ちなみに、来年2009年の極大時は、
月は新月前で絶好の条件となります。


天気が良ければ良いほど、
明け方に向かってどんどん冷え込みが増す時期なので、
とにかく充分すぎるほどの防寒をお願いします。


13日21時から3時間ごとのふたご座と放射点の位置を示しました。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081208.html#02


【関連リンク】
2007年 ふたご座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/gallery/meteor/gem/2007gem/



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 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう!
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前回に引き続き、
国際宇宙ステーション(ISS)の観測情報をご案内します。

特に条件の良い日時と場所をピックアップしました。


<8日>
★場所 ★見え始め時間    ★最大仰角時 ★最大仰角
札 幌 17:02(西北西) 17:05  62度(南西)
秋 田 17:03(北西)  17:05  60度(北東)
仙 台 17:03(北西)  17:06  48度(北東)
 − − − − − − − − − − − − − −
広 島 18:37(西北西) 18:40  49度(南南西)
福 岡 18:37(北西)  18:40  72度(西)

<9日>
東 京 17:29(北西)  17:32  64度(南南西)
金 沢 17:29(北西)  17:31  77度(西北西)
大 阪 17:29(北西)  17:32  62度(東北東)
 − − − − − − − − − − − − − −
那 覇 19:05(北西)  19:07  57度(南西)

<10日>
福 岡 17:55(北西)  17:57  63度(南南西)

<11日>
那 覇 18:22(北西)  18:24  47度(南西)


特に9日17時29分ごろのISSは、
7日同様に本州全域で見られます。

同じタイミングでも、ISSの軌道によって
地域ごとにだいぶ見え方が異なりますので、
より詳細な情報は下記のJAXAサイトで確認して下さい。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html



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 ☆4.編集後記
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昨日の夕方、北西の空で
天頂に向かって進むISSの光の点。

こと座ベガを過ぎたあたりで
すーっと消えていきました。

あの光の中でひとが生活しているなんて、
なんだか俄かには信じがたい、
とても不思議な気持ちになります。

皆さんも、ぜひご自分の目で
ISSをチェックしてみて下さい。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡


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2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html
2006年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html
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2008年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-4.html




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2008年12月11日18時ごろの東の空。
(月齢13.7)


視野円は7度。
時間とともに月とすばるは離れていきます。



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2008年12月13日21時ごろの東の空。
ふたご座流星群の放射点は
カストルのあたりにあります。
今年は、足もとに満月が煌々と輝いてしまいます。


13日24時(14日0時)ごろ、南から天頂の様子。


13日27時(14日3時)ごろの西の空。
2008年の極大は14日8時ごろとなっていますので、
予想があたれば、明け方に向けて多くの流星が流れるはずです。


ふたご座を中心に飛びはじける流星。
(図はあくまでもイメージです。)




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