2013/10/28 第418号 アフリカで金環皆既の珍現象 |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第418号 2013年10月28日発行 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 ご愛読いただいている皆さま、 新しく読者登録していただいた方、 本当にありがとうございます。 宇宙飛行士の若田光一さんたちが搭乗するソユーズが、 11月7日に打ち上げられることが決定しました。 若田さんの宇宙行きは、これで4度目。 来年5月まで国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する予定で、 3月からはISSで日本人初のコマンダー(船長)として 活躍することになっています。 モスクワ郊外の訓練施設にて 22日に行なわれた記者会見で、若田さんは、 「全く違う日々の連続になるだろう。待ち遠しい。 能力も志も高い宇宙飛行士たちの持つ力を 最大限に引き出せるようなかじ取りをしたい。 五輪もISSでの仕事も世界中の人が 一つの場所に集まるもので聖火をISSに運ぶのは象徴的。 リレーに参加出来て非常にうれしい」 と語っています。 また、若田さんは、アイソン彗星を宇宙空間から 高解像度カメラで撮影するミッションにも挑戦します。 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 ☆1.逆三日月と火星が並ぶ(30日未明) ☆2.金星が東方最大離角(1日) ☆3.アフリカ方面で金環皆既日食(3日) ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.逆三日月と火星が並ぶ(30日未明) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 下弦の半月をすぎ、 3日の新月に向けて、月は今週、 しし座、おとめ座を通りながら、 ますます細くなっていきます。 明日29日未明には、 しし座1等星レグルスの近くを通り、 翌30日未明には、 しし座のおなかにいる火星と並びます。 月が来月、 このあたりを通るときには、 アイソン彗星の尾とのコラボがあり得るかも。。。 29日未明の月とレグルス、 30日未明の月と火星の様子はコチラ。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131028.html#01 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.金星が東方最大離角(1日) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 秋分から1ヶ月以上が経ち、 日が暮れるのがだいぶ早くなりました。 そんな夕暮れ。 西の空に目を向けると、 少し低い位置に、ひときわ目を引く星1つ。 宵の明星、金星です。 その金星が1日、東方最大離角を迎えます。 水星や金星は、地球よりも内側を公転する内惑星です。 内惑星は、地球から見た場合、 太陽との角度が一定の角度以上に離れません。 その角度がいちばん大きくなる時、 つまり、見た目に太陽と最も離れる時を「最大離角」といいます。 金星の最大離角は45.9度〜46.7度で、 今回の離角は約46度になります。 金星は、水星よりも外側をまわっている、つまり 水星よりも太陽から離れているため、 水星のようにあまり最大離角を気にしなくても、 私たちの目に触れやすいのはご存知の通り。 最大離角の時が太陽から最も離れるので、 地平からの高度も高くなります。 ただし、この時期は、 黄道と地平の角度が小さいので、 最大離角とはいっても、 今回は、地平高度はあまり高くなりません。 日没1時間後の金星の高度は、 15〜16度ほどなので、 南西の方向が開けている場所がオススメです。 1日の金星の様子はコチラ。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131028.html#02 【関連トピック】 内惑星の動きのおはなし その1(内合・外合について) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061023.html その2(西方最大離角について) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061120.html その3(最大離角について) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070528.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.アフリカ方面で金環皆既日食(3日) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 週末3日は新月です。 新月に起こる可能性がある天文現象といえば、日食ですね。 3日は、アフリカ方面で日食が起こります。 しかも。 今回は、金環皆既日食という、 日食の中でも珍しい現象です。 金環皆既日食というのは、 太陽と月の見た目の大きさ(視直径)が 食の経路の途中で同じになることによって、 日食帯(日食経路)の中心付近では皆既日食、 始まりと終わり付近では金環日食になります。 金環皆既日食は計算上、 西暦2001年から3000年の1000年間に、 全世界で57回起こります。 年数平均でみると、17.5年に1度の現象です。 これだけでも珍しいのですけど、 さらに、皆既帯や金環帯の幅が非常に狭いため、 金環日食や皆既日食が見られる地域は とても狭い地域に限定されてしまうということが 珍しさに拍車をかけます。 今回の金環皆既日食の経過は、 まず、北大西洋上の非常に狭い一帯で 日の出直後に金環食が見られます。 その後、皆既食帯となる地域(ギニア湾からアフリカ中央部) では、ほぼ昼間に皆既日食となり、 エチオピア・ソマリア付近では皆既食のまま日没となります。 ちなみに、食の最大となる地点(大西洋上)における 皆既継続時間は1分39秒です。 ガボン共和国(アフリカ大陸中央部大西洋側)の ウォンガウォングにおける皆既日食の様子はコチラ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20131028.html#03 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆4.編集後記 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 2005年10月31日、 「流れ星からの贈り物」創刊。 そして、8年。 おかげさまを持ちまして、 第418号を迎えることが出来ました。 この場を借りて、改めてお礼申し上げます。 読者の皆さま、本当にありがとうございます。 創刊以来、「毎週月曜日配送」を掲げ、内容はともかく、 なんとか休刊することなく現在に至ってる次第です。 息切れするほど突っ走っていないことが、 こうやって続けていられる秘訣なんでしょうか。。。 9年目も、何かない限り、 配送していく所存ですので、 引き続きご愛読いただければうれしいです。 それでは、また来週にお会いしましょう。 ↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html |
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2013年10月29日早朝4時ごろの東の空。 黄線:黄道、赤線:天の赤道 (月齢23.8) 月とレグルス (視野円10度) 2013年10月30日早朝4時ごろの東の空。 黄線:黄道、赤線:天の赤道 (月齢24.8) 月と火星 (視野円7度) |
2013年11月1日、日没1時間後ごろの西の空。 黄線:黄道、赤線:天の赤道 金星が東方最大離角 拡大すると上弦の半月のように見えます。 |
2011年11月3日 金環皆既日食 ガボン共和国(アフリカ大陸中央部大西洋側)の ウォンガウォングにおける皆既日食。 皆既の最大は現地時間13時51分ごろ。 |
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