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流れ星TOP 2017/10/16 第625号
土星の環っかでワッカッカ?!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第625号 2017年10月16日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.土星の環が最も開く(17日)


 ★2.新月前の細い月、金星、火星が集まる(18日早朝)


 ★3.オリオン座流星群が極大ころ(21日)


 ★4.国際宇宙ステーションを見よう!


 ★5.編集後記





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 ★1.土星の環が最も開く(17日)

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土星の自転軸は、
26.7度ほど傾いているため、
土星が太陽のまわりを
約29.5年で1周する間に、
地球からは約15年に1度、
環をちょうど横から見る形となって、
その時に、環が見えなく(見えにくく)
なってしまいます。


土星の直径が約12万kmに対して、
環の厚さは200mほどしかないので、
横から望むと、環が消えるように見えるわけです。


直近では2009年に、
土星の環が消失する(ように見えた)年でした。



ところで。


言い方を替えると、
土星の環の消失年と消失年の中間年では、
環は地球に対して、
全開で傾いてくれることになります。


それが、消失年だった2009年から
8年が経った今年2017年なんです。


そして、明日17日が
いちばん環が傾くタイミングになります。


やはり土星と言えば「環」ですから、
その環がしっかり見えた方がいいですよね。


というわけで、
土星の環が見ごろなわけですけど。


土星自体はといいますと、
陽が沈んだあとには、
既に南西の空にあって、
あまり長い時間、
見ることが出来ません。


具体的には、
日没1時間後から
約1時間くらいがチャンスとなります。


口径の小さい望遠鏡でも、
充分に環を確認できますけど、
お近くの科学館などで、
土星の観望会をしていれば、
ぜひ大きな望遠鏡で
土星の環を堪能してみて下さい。



17日日没1時間半ごろの土星の様子、
次回の環の消失までの環の変化の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20171016.html#01




【関連トピック】
土星の環をクローズアップ!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070326.html

土星の環の様子(2009年1月〜2010年1月/2ヶ月おき)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090309.html#03

土星の環の様子(2010年3月〜2011年1月/2ヶ月おき)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100322.html#01



【関連リンク】
2017年 土星ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/photo-gallery/special/407






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 ★2.新月前の細い月、金星、火星が集まる(18日早朝)

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最近、月を見かけないのは、
20日の新月に向けて、
日の出が遅くなっているからです。


遅いというよりも、
未明から早朝にならないと、
月は昇ってきません。


18日の日の出前には、
新月2日前の、かなり細い姿で
金星と火星のスリーショットが見られます。


月は金星の上にありますけど、
低空と薄明で、
なかなか見にくいかもしれません。


18日日の出1時間前の細い月、金星、火星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20171016.html#02





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 ★3.オリオン座流星群が極大ころ(21日)

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ハレー彗星を母彗星とする流星群が2つあります。


1つは5月の「みずがめ座η(エータ)流星群」、
もう1つが10月の「オリオン座流星群」です。



オリオン座流星群の活動は、
10月上旬〜11月上旬と比較的ながめで、
極大になる21日〜22日ごろには、
1時間に10個くらいの流星が出現します。


ただ、近年は活発な活動をみせていて、
2006年には1時間に最大で100個以上、
2007年にも平年を上回る活動でした。



今年の極大予想は、21日の夜。


放射点(流星が飛ぶ中心点)は、
オリオンが棍棒を振り上げている右腕あたりで、
東の空から昇り始めるのが22時ごろ。


今年2017年は、
月明かりが全くないので、
非常に条件が良いです。



極大予想は21日20時ごろなので、
太陽が沈んだ後、
オリオン座はまだ昇っていませんけど、
タイミングが良ければ、
東の地平線から飛び出す流星が
見えるかもしれません。


オリオンから放たれる流星が、
おうし、かに、しし、いっかくじゅう、うさぎ
などを射る様子が見られるでしょうか。


秋の夜はけっこう冷え込みます。
防寒もお忘れなく。



21日22時ごろ、
21日深夜24時(22日0時)ごろの
オリオン座と放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20171016.html#02



【関連トピック】
1910年 ハレー彗星の大接近
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060515.html






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 ★4.国際宇宙ステーションを見よう!

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国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。

下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう!



★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ)

【稚内】
【札幌】
(この1週間中に良い条件で目に見える予報はありません)


【秋田】
17日|17:35(西北西/11度)|17:38(南西/42度)


【仙台】
17日|17:36(西北西/13度)|17:39(南南西/48度)


【東京】
16日|18:28(西北西/11度)|18:31(南西/36度)
17日|17:36(北西/11度) |17:39(西南西/80度)


【金沢】
16日|18:28(西北西/13度)|18:30(西南西/44度)


【名古屋】
16日|18:28(西北西/11度)|18:31(南西/53度)


【大阪】
16日|18:28(北西/13度) |18:31(南南西/67度)


【広島】
16日|18:27(北西/12度) |18:30(東北東/80度)
18日|18:19(西北西/12度)|18:22(南西/33度)


【福岡】
16日|18:27(北西/13度) |18:30(東北東/54度)
18日|18:19(西北西/11度)|18:22(南西/46度)


【鹿児島】
16日|18:28(北北西/13度)|18:30(北北東/41度)
18日|18:19(北西/12度) |18:22(南西/60度)


【那覇】
17日|19:12(北西/13度) |19:15(南南西/69度)
18日|18:22(北北東/39度)|18:23(北東/43度)




ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで
確認することをオススメします。
(見え方のシミュレーションなどが掲載されています。)


また、「観測地の選択」ページで、
上記以外の細かい観測地が選択できます。
(緯度、経度の指定もできます。)



【関連リンク】
国際宇宙ステーションを見よう(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/

ISSを見よう 観測地の選択(JAXA)
http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/

国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA)
http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html






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 ★5.編集後記

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彼岸が過ぎても、
比較的あたたかい日が続いてましたけど、
長雨とともに、
一気に秋がやってきました。


気を抜くと、
体調を崩しそうです。




それでは、また来週にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2017年10月17日、日没1時間半後ごろの南西の空。



口径の大きい望遠鏡で見た時のイメージ。
土星の環が地球に対していちばん傾いています。







土星の環の変化の様子



2017年秋
環がいちばん傾く



2018年秋



2019年秋



2020年秋



2021年秋



2022年秋



2023年秋



2024年秋



2025年秋
環が消失する








2017年10月18日日の出1時間前ごろの東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢27.6)



新月前の細い月、金星、火星が集合
(視野円10度)








2017年10月21日22時ごろの東の空。
オリオン座流星群が極大か。
ピンク色の十字が放射点(流星が飛ぶ中心点)。



10月21日深夜24時(22日0時)ごろの南東の空。








放射点の近くには下弦の半月があります。
(図はシミュレーションです。)








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