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流れ星TOP 2023/10/23 第939号
十三夜で二度目のお月見はいかが?
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第939号 2023年10月23日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.明けの明星=金星が西方最大離角(24日)


 ★2.月が土星(24日)、木星(29日)と並ぶ


 ★3.十三夜 栗名月で二度目のお月見をどうぞ(27日)


 ★4.29日早朝 わずかに欠ける月食


 ★5.編集後記





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 ★1.明けの明星=金星が西方最大離角(24日)

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日の出もだいぶ遅くなりました。


明け方、南東の空を見ると、
ひときわ輝く星ひとつ。


明けの明星=金星です。


その金星が24日、
西方最大離角を迎えます。



水星や金星は、
地球よりも内側を公転する内惑星です。


内惑星は、地球から見た場合、
太陽との角度が一定の角度以上に離れません。


その角度がいちばん大きくなる時、
つまり、見た目に太陽と最も離れる時を
「最大離角」といいます。


今回の金星の離角は約46度、
明るさはマイナス4.4等級になります。



この時期は、
黄道が地平線に対して垂直に近く、
日の出1時間前ごろには、
金星は地平から30度以上あります。


金星の明るさ故、
薄明が始まっても、
しばらくは見ることができますよ。



24日の明けの明星=金星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20231023.html#01




【関連トピック】
内惑星の動きのおはなし
その1(内合・外合について)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061023.html

その2(西方最大離角について)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061120.html

その3(最大離角について)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070528.html






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 ★2.月が土星(24日)、木星(29日)と並ぶ

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月は今週、
まさに秋の黄道星座、
やぎ座、みずがめ座、
うお座を移動していきます。


明日24日には、
見ごろとなっている土星と
ツーショット。


月と土星の間隔は約3度で
近すぎず遠すぎず、
「ホントに仲良く並んでる」って感じです。



さらに、週末29日には、
満月の姿で、
まもなく衝を迎える
惑星の長、木星と並びます。


そういう意味では、
木星も既に観望シーズンに入っています。



24日の月と土星、
29日の満月と木星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20231023.html#02






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 ★3.十三夜 栗名月で二度目のお月見をどうぞ(27日)

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9月29日は中秋の名月でした。


お月見は出来ましたか?


中秋の名月は、
旧暦8月15日(十五夜)のお月さまのことで、
里芋を備えることから
「芋名月」とも呼ばれます。


その中秋の名月と並ぶお月見の風習が
「十三夜」です。


十三夜は、旧暦9月13日にあたり、
十五夜から27日後に訪れます。


今年の十三夜は10月27日になります。



十三夜の月は、
「栗名月」「豆名月」とも呼ばれて、
その名のとおり、
お供え物には栗や豆(枝豆)を用います。



十五夜の風習は、
中国から伝わったらしいのですけど、
十三夜は日本独特の風習だとか。
ただし、その由来は定かではありません。


十三夜の月は、
月齢13くらいなので、
月の東側が少し欠けていて丸くありません。


この月に風情を与える
日本人の心がとても素敵ですよね。



厳密にいうと、
十五夜でお月見をしたら、
十三夜もお月見をしないといけないとのこと。


十五夜だけでは「片月見」といって、
縁起が悪いとされているそうです。


「縁起が悪い」と言われると、
どうも心持ちが落ち着かなくなるのが日本人。。。?


そんな人は、本日、ぜひお月見を。


「十三夜に曇り無し」という言葉もあって、
時期的にも、十五夜よりも
晴れることが多いようです。



今年は、
右に土星、左に木星が
控えています。



27日20時ごろの栗名月の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20231023.html#03






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 ★4.29日早朝 わずかに欠ける月食

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週末29日早朝、
昨年2022年11月8日の
皆既月食&天王星食以来1年ぶりに
月食があります。



月食は、日食と違って、
日本全国で同じ経過をたどります。


★月食の始り|4時35分
★月食の最大|5時14分
★月食の終り|5時53分


【月の高さ】
地域|食開始|食最大|食終了
札幌|16度| 9度| 3度
仙台|16度| 9度| 2度
東京|17度| 9度| 2度
大阪|20度|12度| 5度
福岡|24度|16度| 9度
那覇|47度|18度|10度


今回は部分月食で、
最大食分が0.12と
あまり月は隠れません。


さらに、月食の途中で
薄明が始まってしまいます。


また、ご覧のように、
北の地域ほど、
月の高度が低いです。



肉眼でも良し、
双眼鏡でも良し、
望遠鏡でも良し、
カメラでも良し。


誰でも見ることが出来て、
自由自在に楽しめる、
それが、月食!!


なんですけど、
今回は楽しみ半分くらいでしょうか。



とりあえず、日曜日の朝なので、
ちょっと早起きして
トライするのも良いでしょう。



東京における29日の部分月食の様子などはコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20231023.html#04







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 ★5.編集後記

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キンモクセイが
香る季節となりました。



それでは、また来週にお会いしましょう。




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2023年10月24日、日の出1時間前ごろの東の空。
金星が西方最大離角。










2023年10月24日20時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢9.7)



月と、見ごろの土星
(視野円7度)









2023年10月29日22時ごろの南東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢14.8)



満月と木星
(視野円7度)



近くには天王星も。











2023年10月27日20時ごろの南東の空。
今宵は十三夜。



十三夜の月は、栗名月とも呼ばれます。
東側が少し欠けているあたりに風情を感じます。










2023年10月29日
東京における部分月食の様子

実際には、途中から薄明が始まります。




月食の最大:5時14分
食分0.12









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