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流れ星TOP 2024/9/9 第985号
今年の秋は土星でキマリ!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第985号 2024年9月9日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.土星がみずがめ座で衝(9日) 観望シーズンへ


 ★2.半月とアンタレスが並ぶ(10日)


 ★3.9月12日!今日は何の日?宇宙の日!


 ★4.編集後記





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 ★1.土星がみずがめ座で衝(9日) 観望シーズンへ

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まだ暑い日が続きますけど、
秋分まで2週間となり、
陽が短くなったことに気が付きます。


そんな夜空タイムが始まるころ、
南東の空で白く光る星が目につきます。


太陽系第6惑星の「土星」です。


その土星が9日に「衝」となって、
観望シーズンが始まっています。


一昨年は2022年8月15日、
昨年は2023年8月28日に衝となった土星。


このように、
パターン的には土星の衝は、
1年と約2週間ごとにやってきます。



衝(しょう)とは、
「太陽→地球→土星(外惑星)」のように
地球を挟んで太陽と土星が反対の位置になること。


反対の位置ということは、
太陽が沈んでいる間、
夜空に土星が見えていることになります。


そのため、
衝の前後が土星の見ごろということになります。



ところで。

2009年は約15年に1度、
土星の環が消失する年でした。


これは、
土星の自転軸が、
26.7度ほど傾いているためで、
土星が太陽のまわりを
約29.5年で1周する間に、
地球からは約15年に1度、
環をちょうど横から見る形となって、
その時に、環が見えなく(見えにくく)
なってしまうためでした。


土星の直径が約12万kmに対して、
環の厚さは200mほどしかないので、
横から望むと、
環が消えるように見えるわけです。


次回、環が消失するのは、
いよいよ来年2025年春。


今年2024年は、
かなり傾いた環になっていますけど、
まだその存在は分かります。


土星の明るさは0.6等級、
視直径は19秒角。



ちょっと倍率が高めの双眼鏡であれば
しっかり固定すれば
土星が楕円形をしているのが分かります。


小さい望遠鏡でも、
充分に楽しめますよ。


土星はしばらく見ごろが続きますので、
お近くの科学館の夜間観望会などに参加するなど、
ぜひ、大きな望遠鏡で土星を体験して下さい!



9日の土星の位置、
衝における太陽・地球・土星の位置関係はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240909.html#01



17日には、
中秋の名月とツーショットになります。




【関連トピック】
土星の環をクローズアップ!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070326.html

外惑星の動きのおはなし(合・衝について)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060529.html


土星の環の様子(2009年1月〜2010年1月/2ヶ月おき)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090309.html#03

土星の環の様子(2010年3月〜2011年1月/2ヶ月おき)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100322.html#01








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 ★2.半月とアンタレスが並ぶ(10日)

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月は今週、
夏から初秋の黄道星座、
さそり座、いて座、
やぎ座を移動していきます。


明日10日には、
さそり座1等星アンタレス並びます。


さそり座は、
20時ごろには、
南西の地平線に寝そべるくらいに
傾いていて、
その役目を終えようとしています。



10日の月とアンタレスの様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20240909.html#02





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 ★3.9月12日!今日は何の日?宇宙の日!

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9月12日は「宇宙の日」です。



1992年9月12日。


宇宙飛行士の毛利衛さんが、
日本人で初めて、
NASAのスペースシャトル「エンデバー」に搭乗し、
宇宙へと向かいました。


この1992年は、
「世界中が協力して宇宙や地球環境について考えよう」
という国際宇宙年でした。


この国際宇宙年をきっかけに、
日本でも末永く宇宙の普及活動を行なおうと、
日本の科学技術庁(現・文部科学省)と
宇宙科学研究所(現・JAXA)が
一般から「宇宙の日」にふさわしい日を公募しました。


その結果、
日本人として毛利さんがスペースシャトルで
初めて宇宙へ飛び立った「9月12日」が
「宇宙の日」として選ばれたのです。



さてさて。


毛利さんは、
日本人で初めて宇宙に行く“はず”の人でした。


しかし。


1986年1月28日、
NASAのスペースシャトル「チャレンジャー」が、
打ち上げ直後に空中爆発の事故となりました。


この事故により、
スペースシャトルの運用は、
1988年9月29日の
「ディスカバリー」打ち上げまで
3年弱にわたって中止されます。


その結果、
毛利さんが予定していたミッションも
数年単位で、遅れることになってしまいました。



そして、
日本人初の宇宙行きを果たしたのが、
当時TBS社員だった秋山豊寛さんです。


1990年12月2日のことでした。


この計画は、
1989年にTBSが、
日本人のミール訪問に関する協定を
ソビエト連邦宇宙総局と調印したことで
実現しました。


ソユーズが周回軌道にのった後、
生中継で東京のスタジオからの呼びかけで、
秋山さんの第一声、
「これ、本番ですか?」は
当時の名言(迷言?)になりました。


TBSは宇宙での秋山さんの様子を
連日伝えていました。


秋山さんの、朴訥とした語り口調が良かったですね。


12月2日は、
「日本人宇宙飛行記念日」になっています。







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 ★4.編集後記

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毛利さんが宇宙に行ってから32年。


宇宙を取り巻く状況は、
当時とまったく変わりました。


宇宙開発において、
各国が競い合うのは良いのですけど、
争い合う、奪い合うのだけはやめて欲しいです。


人類が手に出来る宇宙資源にも
必ず限りがあります。




それでは、また来週にお会いしましょう。




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2024年9月9日21時ごろの南東の空。
(黄線:黄道、赤線:天の赤道)

土星が「衝」になり、見ごろを迎えています。




望遠鏡で見たときのイメージ。

だいぶ環が細くなっています。

2025年春に環が消失します。
(消失したように見えます。)




衝の時の、太陽・地球・土星の位置関係。









2024年9月10日20時ごろの南西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢7.4)



月とアンタレス
(視野円7度)









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