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流れ星TOP 2006/12/11 第59号
仲良く寄り添う双子の星
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 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

        第59号 2006年12月11日発行
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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。

引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろんのこと、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。


NASAの火星探査機
「マーズ・グローバル・サーベイヤー」の撮影した画像から、
この7年以内に新しくできた峡谷のような地形が
クレーター内で見つかった、というニュースがありました。

これまでは火星の地下には大量の氷があると考えられていましたけど、
氷だけではなく、液体の水が流れていることの有力な証拠となりそうです。

火星に今でも液体の水が流れている証拠を発見
http://www.astroarts.co.jp/news/2006/12/08martian_water/

第2号:火星の巨大火山オリンポス
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051107.html


それでは、今週もよろしくお願い致します。



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 ☆今週の話題
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 ☆1.仲良く寄り添う双子の星 カストルとポルックス

 ☆2.華麗なる双子の共演 ふたご座流星群

 ☆3.編集後記


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 ☆1.仲良く寄り添うふたごの星 カストルとポルックス
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まもなく冬至を迎えます。

夕方は、日が暮れるのが本当に早くなりました。
「暗くなってきたなぁ」と思うと、
もうじきに夜へと変わってしまいます。

太陽と別れを告げて、東の空に目を向けると、
冬の代表格オリオン座が昇っています。

そして、オリオンが振り上げた右腕の方向をたどっていくと、
2つの明るい星にたどりつくことが出来ます。


白く輝いている星をカストル、
オレンジ色で輝いている星をポルックスといいます。

この2つの星を中心に星をつなぐと、
ふたご座があらわれてくるというわけです。

α星のカストルは1.6等級、
β星のポルックスが1.1等級。

α星よりもβ星のほうが少し明るいことになりますね。


カストルは少し面白い星です。

カストルは、
2等級のカストルA、3等級のカストルB、9等級のカストルCという
3つの星からなる3重星なのですけど、
実は、それぞれの星がさらに2連星となっています。
なので、カストルは6重連星というわけです。

普通の望遠鏡では、
カストルAとカストルBを見分けることまでは出来ますけど、
カストルCやそれぞれの連星を見分けるには、
口径の大きな望遠鏡が必要になってきます。


さてさて。

カストルとポルックスは、
アイトリア王女レダと、何かと気の多い大神ゼウスとの間に生まれた
双子の兄弟の名前です。

カストルがお兄さんで、ポルックスが弟です。

そういえば、そのいきさつについては、第40号で少し触れましたね。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060731.html


カストルとポルックスの物語については、
また別の機会にお話しすることにしましょう。


空にうかぶ双子の姿です。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061211.html#01



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 ☆2.華麗なる双子の共演 ふたご座流星群
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カストルとポルックスが仲良く輝く初冬の寒空。

寒さをこらえながら、
そんな仲良し星を見上げていると、
流れ星が、ひとすじ。
そして、また、ひとすじ。。。

この1週間の間に、
そんな光景を目にすることが出来たら、
それは、ふたご座流星群かもしれません。


ふたご座流星群は、
夏の風物詩であるペルセウス座流星群と並んで、
毎年コンスタントに流れ星が飛ぶことで知られている流星群です。

 第41号:夏の風物詩ペルセウス座流星群
 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html


ふたご座流星群は、
12月5日〜18日の約2週間にわたって活動、
その間、特に14日前後に特に多くの流星が出現します。

今年2006年は、
14日21時ごろにピークがあると予想されているため、
14日夜から15日未明がいちばんの見ごろとなりそうです。


昨年は、ピークが昼間であったことや、
明るい月が邪魔をしたこともあって、
観測条件があまり良くありませんでした。
 第7号:http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051212.html


今年はといいますと、
さきほどもお話ししたように、ピーク予想が夜となっており、
また、下弦すぎの月も15日2時ごろに昇ってくることになりますので、
観測条件は良好です。

輻射点(流星が飛ぶ中心点)のある
ふたご座が一晩中見えていることも、
観測の良い手助けとなりますね。


もし問題があるとするならば。。。

とにかく寒い!!

充分すぎる防寒は当たり前ですけど、
それでも、一晩中、寒空に出っ放しというのは、
相当ツライです。

ご自宅でご覧になる方は、
例えば、あらかじめ観測時間を決めておくなど、
とにかく無理しないようにして下さいね。


14日20時から15日4時まで
2時間おきのふたご座の位置を載せておきました。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061211.html#02



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 ☆3.編集後記
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一昨日の9日は終日、冷たい雨が降りました。
そんな日に限って、出掛ける用事があるんですよね。。。

あまりの寒さにクラクラきました。。。


さてさて。

「まぐまぐ大賞2006」のノミネートメルマガが
本日11日に発表されます。
http://www.mag2.com/events/mag2year/2006/

この「流れ星からの贈り物」はノミネートされるんでしょうか。。。

ノミネートメルマガ・ブログへの投票は17日まで。

お気に入りのメルマガがありましたら、
ぜひポチっと投票してみて下さい。
発行者の方々がきっと喜びます。


それでは、また来週にお会いしましょう☆彡



なお、このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html




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12月11日夜21時ごろの東の空。
オリオン座が目を引きます。
オリオンの右腕の先をたどると、
明るい2つの星が並んでいるのが分かります。


白い星がカストル、
オレンジ色の星がポルックスです。


ギリシャ神話では、
大神ゼウスとレダの間にできた双子ということになっています。
(2人はタマゴから生まれたらしいです。。。)
カストルがお兄さん、ポルックスが弟です。





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2006年12月14日夜20時ごろの東の空。
ふたご座流星群の輻射点(流星が飛ぶ中心点)は
カストルの近くにあります。


同日22時ごろの東の空。


翌日15日0時ごろの南の空。
ちょうどオリオン座が南中しています。


15日2時ごろの南西の空。
東から下弦すぎに月が昇り始めます。


15日4時ごろの西の空。



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