2007/8/13 第94号 夏の夜に響く琴の音色 |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第94号 2007年8月13日発行 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.夏の夜に響く琴の音色 ☆2.悲しみのオルフェウス 信用するとはどういうことか? ☆3.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.夏の夜に響く琴の音色 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 本日13日は新月。 今日から新しい月齢が始まります。 ということは、 今週いっぱいは、月齢が早い(小さい)ので、 月は、早い時間に西に沈んでしまいます。 (この19日でもだいたい夜21時ごろには沈みます。) つまり。。。 今年の夏休みに「星座を探し」をしようと思ったら、 月明かりの影響がない、 この1週間がいちばんの狙い目だということ。 要するに「夏の星座を見よう週間」なわけです。 ちょっと前振りがながくなってしまいましたけど、 その夏の星座たちのなかで、 ぜひ探して欲しい、美しい星座があります。 こと座です。 こと座は、 10度の円にすっぽりと入ってしまうほどの小さな星座。 (ちょうど、腕を伸ばした時の握り拳くらいの大きさです。) こと座の目印は、白く輝く1等星ベガ。 このベガは、七夕の織り姫星(織女星)としても有名ですね。 こと座は、いまごろ8月なかばでは、 21時ごろに、まさに天頂、真上に位置します。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070813.html#01 このベガと、 はくちょう座1等星デネブ、 わし座1等星アルタイルの3つを繋ぐと、 夏の夜空に浮かぶ大きな直角三角形 「夏の大三角」になります。 こと座の美しさは、 ベガはもちろんのことですけど、 定規で描いたような、 きれいな平行四辺形も重要なポイント。 (2本の定規を使って星図を調べましたけど、 ほぼカンペキな平行四辺形です。) あともう1つ、こと座の有名どころとしては、 二重の二重星「ダブル・ダブル・スター」。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070813.html#01 ちょうど、こと座の取っ手の先にある星なんですけど、 目が非常に良い人であれば、 ぎりぎり肉眼でも分離できるようです。 この二重星をさらに望遠鏡で拡大して観ると、 それぞれがまた二重星になっているというわけです。 ベガは、すぐに分かると思いますけど、 平行四辺形は、空が明るいと、 ちょっと分かりづらくなってしまいます。 ただ、この形の美しさを、ぜひとも、 その目で直接見ていただきたいですね。 ほら、耳を澄ますと、 夜空から琴の音色が響いてくるような。。。 8月なかば21時ごろの夏の代表星座を載せました。 星座探しの参考にしてください。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070813.html#02 【関連トピック】 手の平で星座を掴まえよう 夏編 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060814.html 天の川で出会う二人の白鷲(ベガとアルタイル) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070702.html 天空を舞うゼウスの化身(はくちょう座・わし座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060731.html 恥ずかしがり屋の大サソリ(さそり座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060710.html 半人半馬の賢者(いて座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070723.html 初夏にたたずむ天秤(てんびん座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070709.html 【関連リンク】 ダブル・ダブル・スターを紹介しています。 「あすとろけいの星 花 鳥や動物達」 http://www91.sakura.ne.jp/~kay2/photo/lyr-epsilon.htm ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.悲しみのオルフェウス 信用するとはどういうことか? ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 オルフェウスは竪琴の名手で、 彼のつむぐ琴の音色は、 恐ろしい獣でさえも沈めてしまう力があった。 そのオルフェウスは 妖精エウリディケを愛し、 そして妻に迎えた。 ある日、エウリディケは、散歩中に毒蛇に咬まれ、 帰らぬ人となってしまった。 悲しみに暮れるオルフェウスは、 黄泉(よみ)の国に住む冥界の王ハデスのもとを赴き、 竪琴で悲しみの音色を奏でながら、 エウリディケを返してくれるよう必死に頼んだ。 一度亡くなった者を蘇らせることは禁じられているため、 ハデスは、オルフェウスの頼みをかたくなに拒否したものの、 竪琴から流れる音色に心が揺らぎ、 とうとうエウリディケを返すことにした。 「ただし、帰りの途中、決して妻のほうを振り返ってはならぬ」 ハデスはオルフェウスと約束した。 オルフェウスは、エウリディケを後ろに従えて、 ハデスのもとを後にした。 “ハデスは本当にエウリディケを返してくれたのか?” “エウリディケは、ちゃんとついてきているだろうか?” 心配になったオルフェウスは、 エウリディケのほうを振り向いてしまった。 すると、エウリディケは、一瞬にして 黄泉の国へと引き戻されてしまった。 悲嘆と後悔にさいなまれるオルフェウスは、 竪琴とともに川に身を投げて死んだ。 大神ゼウスは、川に浮かんだ竪琴を拾い、 オルフェウスの無念とともに、 その竪琴を天空へと上げた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 私は、ギリシャ神話の中でも、この話は、 「信用」というキーワードをもった 非常に意味の深い、考えさせれる話だと思っています。 ハデスは、約束をした上で掟を破るわけですけど、 オルフェウスは、ハデスが約束を果たすかどうかを信用できず、 また、エウリディケがついてきているかをも信用できなかったわけです。 高い要求を出し、それを受け入れてもらいながら、 結局、信用できなかったことが元で、 自分の愛する者、そして自分の命までも失ってしまったのです。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 皆さんは、 ペルセウス座から散りゆく流れ星に お願いごとが出来たでしょうか。。。 それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。 2005年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html 2006年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html 2007年:http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-3.html |
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2007年8月なかば21時ごろの南の空。 いちばん目立つ星は、木星です。 南に身体を向けてそのまま天頂を向くと、 夏の大三角が見えてきます。 北に目を向けると、 カシオペヤ座と北斗七星(おおぐま座の尻尾付近)が 北極星(こぐま座の尻尾の星)を支点として、 東側と西側に位置しています。 |
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