2022/12/19 第895号 冬いたり あとは待つだけ クリスマス |
|
---|---|
★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第895号 2022年12月19日発行 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 ご愛読いただいている皆さま、 新しく読者登録していただいた方、 本当にありがとうございます。 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★今週の話題 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 ★1.冬至のおさらい ★2.民家直撃!美保関隕石落下から30年 ★3.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★1.冬至のおさらい ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 22日は冬至です。 暗くなるのが早いのも当たり前ですね。 冬至は、天文学的にみると、 次のような現象のことを指します。 春分:太陽が、天の赤道を南から北に通過する時 ↓ 夏至:太陽が、天の赤道からいちばん北寄りに離れた時 ↓ 秋分:太陽が、天の赤道を北から南に通過する時 ↓ 冬至:太陽が、天の赤道からいちばん南寄りに離れた時 ちなみに、冬至の太陽は、 「いて座」の弓の西側に位置しています。 冬至の時の地球は、北極を上にした場合、 自転軸の傾き分(約23.5度)、 太陽に向かって逆に傾いている状態になります。 夏至の時の太陽の南中高度は、 90度から各地の緯度を引いた結果に 自転軸の傾き23.5度を足したものでした。 冬至では、 90度から各地の緯度を引き、さらに、 自転軸の傾き23.5度を引くと、 南中高度を求めることが出来ます。 具体的にはこんな感じです。 ★地域 |★緯度 |★太陽の南中高度 北海道稚内市|北緯45度24分|約21.2度 東 京 |北緯35度40分|約30.9度 沖縄県石垣市|北緯24度20分|約42.2度 では、各地域の日中時間はどうでしょうか? 日出時間と日没時間から日中時間を求めてみます。 ★地域|★日出時間|★日没時間 |★日中時間 稚内市|7時08分|15時55分| 8時間47分 東 京|6時47分|16時32分| 9時間45分 石垣市|7時22分|18時01分|10時間39分 稚内では、 1日の約3分の1しか太陽が出ていないんですね。 さらに、冬至は 「二十四節気(にじゅうしせっき)」の1つでもあります。 二十四節気とは何でしょうか? 二十四節気は、旧暦(太陽太陰暦)を使っていたころ、 季節と暦(月日)がズレるのを補うためにつくられました。 1年を24等分し、 月の前半を「節気」、後半を「中気」として、 それぞれに季節を表す名称を付けました。 二十四節気の分割の仕方には次の2つがあります。 <定気法> 黄道(太陽の通り道)を、 春分点を基点(0度)として24に分ける。 空間分割法とも呼ばれる。 冬至の太陽は、春分点から270度のところ。 <平気法(恒気法)> 冬至を基点日として1年の時間を24に分ける。 時間分割法とも呼ばれる。 冬至ごろは1年でいちばん昼間が短くなります。 実際、夏至と比べると、 石垣は約3時間、東京は約5時間、稚内はなんと7時間も 日中時間が短くなっています。 また、この時期の北極地方は、 太陽が全く昇らない白夜となっているのはご存知の通り。 ただ、当たり前のことですけど、 冬至をすぎれば、 少しずつ昼間の長さは長くなっていきます。 【関連トピック】 冬至の太陽 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091221.html#02 地域によって違う冬至の昼間のながさ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061218.html はじまりは春分点 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080317.html 二十四節気って何? http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100315.html 春分から夏至までの節気、中気における太陽の位置 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100315.html#03 夏至から秋分までの節気、中気における太陽の位置 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100621.html#03 秋分から冬至までの節気、中気における太陽の位置 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100920.html#03 冬至から春分までの節気、中気における太陽の位置 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20101220.html#02 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★2.民家直撃!美保関隕石落下から30年 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 堅調だった今年のふたご座流星群。 流星、流れ星とは、 宇宙空間に漂う数ミリメートルの微粒子(≒塵)が、 秒速数十キロメートルの速さで 地球の大気圏に突入して、 大気との摩擦によって発光する現象です。 流星は大気圏で燃え尽きてしまうわけですけど、 ときたま、燃え尽きずに地上へ 落下してきてしまうヤツがいます。 隕石です。 30年前の1992年12月10日。 島根県八束郡美保関町(現:松江市美保関町)は 雷雨の夜でした。 21時ごろ、民家に轟音が響きます。 家人は、その瞬間、雷が落ちたと思ったそうですけど、 2階の屋根、天井、床、1階の床を貫いて、 床下で発見された、そのモノの正体は隕石でした。 重さ約6.38kg、 最大長25.2cm、 じゃがいものメークインのような形をした隕石は、 「美保関隕石(みほのせきいんせき)」 と名付けられました。 現在では、それを記念して建てられた 「メテオプラザ」に展示されています。 (ちなみに、「メテオ(meteor)」とは、 そのものズバリ「流星」の意味です。) また、落下地点には、 「隕石落下記念碑」が建てられているそうです。 流星の微粒子のほとんどは、 彗星が撒き散らした塵なのですけど、 隕石は、小惑星のカケラや、 そのもの小惑星であると考えられています。 そして、前号でご案内しましたけど、 「ふたご座流星群」の母天体は、 実は、彗星ではなくて、 小惑星ファエトンであるという説が ほぼ確実となっています。 この小惑星ファエトンは、 塵を出し尽くして活動を終えた彗星ではないかと 推測されています。 12月10日といえば、 既に、ふたご座流星群の活動が始まっているころ。 ということは。。。 もしかしたら、美保関隕石は、 その昔に小惑星ファエトンが落とした 「落とし物」だったのかもしませんね。 【関連リンク】 メテオミュージアム(美保関いん石展示) http://meteor-plaza.jp/museum.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ★3.編集後記 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 今年のクリスマスは、 ちょうど週末、土日なんですね。 クリスマスを過ぎると、 大晦日、お正月。 あっという間に2023年です。 【関連トピック】 クリスマスツリーのてっぺんで輝く星 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061225.html それでは、また来週にお会いしましょう。 ↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html |
ご購読の登録はコチラです |
あ |
やぎ座生まれ(12/22〜1/19)のあの人に絵本のプレゼントはいかがですか? |
このページの星図、シミュレーション図は、 株式会社アストロアーツのステラナビゲータを使用しています。 |
Copyright (C) 2005~ nagarebosi. All Rights Reserved. |