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2008/5/12 第１３３号 水星めがけてアタックチャ〜ンス |
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| ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今夜はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第１３３号 ２００８年５月１２日発行 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 本日１２日と明日１３日、 国立天文台が土星の動画をインターネットで生中継します。 中継時間：１９時３０分〜２１時３０分（天候などにより変更あり） 土星の環は、約１５年周期でその傾きを変化させます。 来年２００９年は、その環をちょうど横から見ることになり、 見た目上、環が見えなくなる時期があるのですけど、 いまは、その前の細い環をした土星となっています。 土星の見ごろも終えようとしており、この時期に、 中継とはいえ、リアルタイムの土星を見られるチャンスです。 天体中継 土星編 環の傾きが小さくなった土星を見よう！（国立天文台） http://www.nao.ac.jp/phenomena/20080512/ 【関連トピック】 土星のリングの変化の様子 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080225.html#02 それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆１．水星・火星・土星をいっぺんに見るチャンス！ ☆２．月と土星とレグルスが集まります（１２日） ☆３．月とスピカが並びます（１７日） ☆４．編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆１．水星・火星・土星をいっぺんに見るチャンス！ ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 太陽にいちばん近い惑星、水星。 近い分だけ、やっぱり太陽のことが好きなのか、 地球からの見た目にも、 あまり太陽から離れようとはしません。 なので、その姿を見ようとすると、 ちょっとタイミングが必要です。 そのタイミングが「最大離角（さいだいりかく）」です。 これは、地球から見た時に、 水星（内惑星）が太陽と最も離れる時をいいます。 その離れる時が、 太陽の東側の場合は「東方最大離角」、 西側の場合は「西方最大離角」といっています。 そして、１４日に水星が東方最大離角となります。 夕方の日没後に、 西の空で水星を見つけるチャンスというわけです。 今回の水星の最大離角は、 今年に起きる最大離角の中でもっとも条件が良いので、 このチャンスを逃す手はありません。 それでは、水星の見つけ方です。 まず、西の空が開けた場所に立ちます。 （これが実はいちばん難しかったりして。。。） “東”方最大離角ですけど、“西”の空ですよ。 お間違いなく。 日没後からだんだんと空が暗くなっていく時、 真西よりちょっと南の空の低いところで いちばん明るく光る星を見つけます。 それが、おおいぬ座のシリウス（−１．４等級）です。 シリウスからゆっくりと右（北）に目を移すと、 赤い星が見つかるでしょうか。 それが、オリオン座のベテルギウス（０．４等級）。 ベテルギウスから さらにゆっくり右（北）に移動していって、 ベテルギウスと同じくらいの明るさの白い星が見つかれば、 それが水星（０．４等級）です。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080512.html#01 地球がまわるはやさは意外とはやくて、 気がつくと、どんどん星が動いていってしまっていて、 「空が暗くなったなー」と思った時には、 水星は西の空へと沈んでいってしまいます。 なので、水星を見つけるには、タイミングとともに 時間とも争わなければなりません。 「あー、見そびれちゃったー」という人。 悲しむことはありません。 ちょっと目を上に向ければ、 冬の１等星たちに見送られるように光る火星（１．３等級）、 レグルスと仲良く並ぶ土星（０．７等級）が 微笑んでくれています。 【関連トピック】 水星が西方最大離角ってどういうこと？ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061120.html 水星が東方最大離角ってどういうこと？ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070528.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆２．月と土星とレグルスが集まります（１２日） ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 本日１２日、 上弦の月と土星、しし座１等星レグルスが集まります。 時間が経つごとに月がレグルスと土星に近づいていくこと、 西の空に傾いてあまり見上げる必要がなくなることを考えると、 オススメ時間は２２時ごろでしょうか。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080512.html#02 上弦の半月がアクセントとなって、 なかなか心地よい眺めとなりますよ。 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆３．月とスピカが並びます（１７日） ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 全天で２番目に大きいおとめ座。 その１等星スピカの白い輝きは、 春の夜空で神々しさを放っています。 このスピカは、 レグルスと同じく白道（月の通り道）の近くにあるため、 ひと月に１度、月が近くを通り過ぎていきます。 （ごくたまに月に隠されたりもします。） 今月はそれが週末１７日にやってきます。 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080512.html#03 今回は、両者の近づき具合は 約５．５度とちょっと控え目です。 【関連トピック】 乙女のすがた しばしとどめむ（おとめ座） http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060417.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆４．編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 週末の寒の戻りで体調を崩してはいませんか？ こういう天候の変化がいちばん身体に堪えますね。。。 さてさて。。。 大型連休が終わった後でなんですけど、 夏休みのイベントの紹介です。 国立天文台は、 高校生を対象に「君が天文学者になる４日間」と題した 研究活動体験イベントを開催します。 日時：７月２２日１０時〜２５日１２時（３泊４日） 場所：国立天文台三鷹キャンパス 人数：１６名 ５０ｃｍ反射望遠鏡による観測をはじめ、 研究テーマ決定、データ解析、研究発表までを チーム単位（４名）で体験します。 こんな体験はなかなか出来ません。 応募の詳細はコチラ↓のページをご覧下さい。 「君が天文学者になる４日間」参加者募集（国立天文台） http://www.nao.ac.jp/nao_topics/data/000382.html それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 このメルマガの全バックナンバーはこちらにご用意しております。 ２００５年：http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-1.html ２００６年：http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-2.html ２００７年：http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-3.html ２００８年：http://nagarebosi-kirari.com/index1-6-4.html |
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 ２００８年５月１４日 日没後１９時３０分ごろの西の空（関東近辺）。 西より少し南の低い空で輝くシリウスを見つけたら、 ゆっくりと右（北）に移動していきましょう。 赤いベテルギウスが見つけたら、もう少し。 さらに右（北）に目を移して、 ベテルギウスと同じ明るさの白い星があれば、 それが水星です。  水星を見つけている間にも、 どんどんと空は暗くなって行ってしまいます。 もし水星がダメだったとしても、 火星と土星なら大丈夫。  ちなみに、この時の水星を望遠鏡で見ると、 月齢５くらいの月のように欠けています。  東方最大離角の時の 太陽、水星、地球の位置関係です。 |
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 ２００８年５月１２日夜２０時ごろの南西の空。  同日２２時ごろの西の空。  上弦の月、レグルス、土星が集まっています。 （視野円は７度） |
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 ２００８年５月１７日夜２１時ごろの南の空。  月と真珠星（スピカ）が寄り添います。 （視野円は７度） |
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