2011/1/24 第274号 チャレンジャー事故から四半世紀 |
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★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。 ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡 第274号 2011年1月24日発行 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 こんにちは。 「流れ星」の鈴木です。 引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、 新しく読者登録していただいた皆さん、 本当にありがとうございます。 憶えている方もいるでしょう。 25年前の1986年1月28日、 NASAスペースシャトル「チャレンジャー」が、 打ち上げ直後に空中爆発しました。 チャレンジャーとしては 10回目のフライトにおけるこの事故で、 全7名の宇宙飛行士が死亡しました。 この事故により、スペースシャトルの運用は、 1988年9月29日の「ディスカバリー」打ち上げまで 3年弱にわたって中止されることになります。 宇宙飛行士であった毛利衛さんが予定していたミッションも 遅れる結果となりました。 スペースシャトルは、 2月にディスカバリー、4月にエンデバー、 6月にアトランティスのミッションが予定されており、 これをもって、その役目を終えることになります。 事故なく無事に終了することを祈ります。 チャレンジャー号爆発事故(ウィキペディア) http://nagarebosi.zz.tc/challengeraccident それでは、今週もよろしくお願いします☆彡 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆今週の話題 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 ☆1.未明の月の渡り旅(26日、29日、30日) ☆2.アポロ14号の打ち上げから40年 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう! ☆4.編集後記 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆1.未明の月の渡り旅(26日、29日、30日) ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 20日に満月を迎えた月が、 徐々にその姿を小さくしながら、 惑星や恒星の横を通っていきます。 まず、25日〜26日にかけては、 おとめ座にいる土星と1等星スピカを通り過ぎます。 週末29日早朝には、 さそり座1等星アンタレスとランデブー、 翌30日早朝には、逆三日月となり、 明けの明星である金星との素晴らしいコラボになります。 アフロディテ(金星)とアルテミス(月)の 美しい輝きに心を奪われ過ぎぬよう。。。 26日未明、29日早朝、30日早朝の月の様子はコチラ http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110124.html#01 ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆2.アポロ14号の打ち上げから40年 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 今度の1月31日は、 「アポロ14号」の打ち上げから40年となります。 アポロ14号は、 月への有人宇宙飛行計画であるアポロ計画の 8番目のミッションであり、 アポロとして3番目に月着陸を成功させました。 皆さんがご存じのとおり、 アポロ13号は、 月に向かう途中で酸素タンク爆発というトラブルに見舞われ、 月面に着陸することが出来ませんでした。 アポロ計画として有人飛行が成功した7号以降、 13号までは、その打ち上げ間隔が2〜5ヶ月と 比較的短期間だったものの、13号の事故があったためか、 14号の打ち上げは13号から9ヶ月かかっています。 ケネディ宇宙センターから打ち上げられたアポロ14号は、 アラン・シェパード、エドガー・ミッチェル、 スチュアート・アーサーの3名を乗せ、順調に航行します。 そして、2月5日、着陸船「アンタレス」で シェパードとミッチェルが嵐の海にあるフラ・マウロ高原に着陸。 この時、着陸船のコンピュータに異常が発生したものの、 シェパードとミッチェルの迅速な対応により大事に至りませんでした。 この月面探査での成果には次のようなものがあります。 ・本格的な化学実験の実施。 ・移動距離が過去最長。 ・滞在時間が過去最長(約33時間30分)。 ・船外活動が過去最長(約9時間22分)。 ・持ち帰った月面標本の量が過去最大(約45kg)。 ・カラーテレビカメラを初めて使用。 地震計を設置後、 サターンVロケットの第3段を月面に衝突させ、 人工地震をおこす実験も行なわれました。 また、月軌道上の司令船では、 初めて長時間の科学実感が行なわれました。 シェパードは、アポロ計画のもととなった マーキュリー計画に参加し、 マーキュリー3号でアメリカ人で初めて宇宙へ出ました。 そして、マーキュリー計画を経験し、かつ 月面に降り立った唯一の飛行士でもあります。 念願だったであろう月面着陸を果たした シェパードは次の言葉を残しています。 「長い道のりだったが、私たちはここに来た」 "It's been a long way, but we're here." 3人の宇宙飛行士が無事に地球に戻ってきたのは、 打ち上げから9日後の2月9日のことでした。 【関連トピック】 人類にとっては大きな飛躍(アポロ11号 人類初の月面着陸) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060717.html アポロ16号の打ち上げから35年 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070416.html 米ソ宇宙開発競争の終焉 アポロ+ソユーズのドッキングから35年 http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100712.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆3.国際宇宙ステーションを見よう! ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 国際宇宙ステーション(ISS)は普通に肉眼で見ることが出来ます。 下記の目視予想を参考にしてタイミングを合わせましょう! ★日付|★見え始め時間(方角/高さ)|★最大の高さ(方角/高さ) 【稚内】 26日|05:51(南西/11度) |05:54(東南東/67度) 27日|06:18(西/13度) |06:20(北北西/47度) 28日|05:12(東/62度) |05:12(東/62度) 29日|05:37(西北西/36度)|05:38(北北西/43度) 30日|06:03(西北西/15度)|06:05(北/27度) 31日|04:57(北北東/26度)|04:57(北北東/26度) 【札幌】 25日|05:24(南南西/11度)|05:27(南東/31度) 26日|05:51(西南西/14度)|05:53(北北西/77度) 27日|06:17(西/10度) |06:20(北北西/30度) 28日|05:12(北東/43度) |05:12(北東/43度) 【秋田】 25日|05:24(南南西/20度)|05:26(南南東/45度) 26日|05:51(西/20度) |05:53(北北西/44度) 【仙台】 25日|05:24(南西/24度) |05:26(南南東/65度) 26日|05:51(西/18度) |05:52(北西/32度) 【東京】 25日|05:24(南西/40度) |05:25(東北東/84度) 26日|05:51(西北西/19度)|05:52(北西/24度) 【金沢】 24日|06:31(西南西/10度)|06:33(西/33度) 25日|05:24(南/42度) |05:25(南東/51度) 26日|05:51(西北西/31度)|05:51(北西/35度) 【名古屋】 25日|05:24(南/57度) |05:25(東南東/66度) 26日|05:51(西北西/26度)|05:51(北西/28度) 【大阪】 24日|06:31(西南西/13度)|06:33(北北西/34度) 25日|05:24(南東/60度) |05:24(南東/60度) 26日|05:51(北西/30度) |05:51(北西/30度) 【広島】 24日|06:30(西南西/11度)|06:32(西北西/45度) 25日|05:24(東南東/38度)|05:24(東南東/38度) 26日|05:51(北北西/37度)|05:51(北北西/37度) 【福岡】 24日|06:29(西南西/11度)|06:32(北北西/50度) 25日|05:24(東/28度) |05:24(東/28度) 26日|05:51(北/32度) |05:51(北/32度) 【鹿児島】 24日|06:29(西南西/12度)|06:32(北西/37度) 25日|05:24(東北東/27度)|05:24(東北東/27度) 【那覇】 24日|06:29(西北西/20度)|06:30(北西/24度) ISSを見る前に詳しい情報を下記のJAXAサイトで 確認することをオススメします。 (見え方のシミュレーションなどが掲載されています。) また、「観測地の選択」ページで、 上記以外の細かい観測地が選択できます。 (緯度、経度の指定もできます。) また、22日に打ち上げられた 宇宙ステーション補給機「こうのとり」2号機も 天候など条件が良ければ日本の各地から見ることができます。 チャンスは国際宇宙ステーションにドッキングするまでの間です。 (ドッキング予定は28日。) 詳しくはコチラをご覧ください。 「こうのとり」2号機を見よう!(JAXA) http://iss.jaxa.jp/htv/mission/htv-2/letsview/ 【関連リンク】 国際宇宙ステーションを見よう(JAXA) http://kibo.tksc.jaxa.jp/ ISSを見よう 観測地の選択(JAXA) http://kibo.tksc.jaxa.jp/letsview/visibility1/ 国際宇宙ステーションの探し方と注意事項(JAXA) http://iss.jaxa.jp/iss/map/guide.html ★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡 ☆4.編集後記 ☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡 2011年1月28日は、 17世紀ポーランドの天文学者ヘベリウスの 生誕400年となる記念日です。 ヘベリウスといえば、 「地味な星座しりぃず」ですっかりお馴染み、 地味な星座をつくるのが大好きな人です。 ヘベリウスは、 ポーランドのグダニスクで、 醸造所の息子として生まれました。 大学で法律を学んだのち、 グダニスクで公職に就くかたわら、 天体観測や観測機器の製作をしていました。 特に月の観測を主とし、 「月の地形学の創始者」とされています。 こぎつね座、こじし座、たて座、 とかげ座、やまねこ座、りょうけん座、 ろくぶんぎ座の7つの星座をつくったヘベリウスは、 1687年、誕生日と同じ1月28日にその生涯を終えました。 【関連トピック】 <ヘベリウスが設定した地味な星座たち> ヤマネコの鋭い目で見えるかな(やまねこ座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070312.html ハートを「誇示し」て(こじし座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090413.html ろくぶんぎのぎんぶくろ(ろくぶんぎ座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070514.html コギツネかすめるエロスの矢(こぎつね座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080721.html たて、たつんだ!(たて座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100726.html 夜空にへばりつくトカゲ(とかげ座) http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070903.html それでは、また来週にお会いしましょう☆彡 ↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。 http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html |
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