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流れ星TOP 2012/5/14 第342号
快晴祈願!いよいよ1週間後に金環日食!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第342号 2012年5月14日発行

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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



引き続き、ご愛読いただいている方々はもちろん、
新しく読者登録していただいた皆さん、
本当にありがとうございます。



5〜6日の満月は「スーパームーン」だったと
少し話題になりましたね。

スーパームーンとは、普通の月より少し大きい満月のこと。

地球と月の距離は約38万kmなんですけど、
実は、その距離は一定ではありません。

最近距離は約35.5万km、
最遠距離は約40.9万kmで、
その差は約5万kmになります。

当然、近い時の方が大きく、遠い時の方が小さく見えます。

月の視直径(見た目の大きさ)は、
平均で約31分角(1度=60分角)なんですけど、
大きい時と小さい時の差は、視直径では約4分角と、
並べて比べれば、確かに違うのですけど、
普通に空に浮かんだ満月を見るだけでは、
その大きさの違いは分からないでしょうね。
(気持ち的に大きく見えるようなことはあるかもしれません。)

ちなみに、大きさを並べて比べると、これだけ違います。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060522.html#01


見た目の月の大きさというのは、
実は自分が思っているよりもずっと小さいです。

試しに今度、満月の夜に、
5円玉を親指と人差し指でつまんで、
腕をいっぱいに伸ばしてみて下さい。

5円玉をゆっくり月に近づけていくと。。。

なんと、5円玉の穴の中に、
月がすっぽりと入ってしまうはずです。

にわかには信じられないかもしれないですけど、
見た目の月の大きさはそんなものなんです。


そして、この月との距離は、
21日の金環日食とも関係してきます。

金環日食の時、月との距離は40.2万kmで、
かなり遠いことになります。

つまり、月の視直径が小さいために、金環になるのです。

もし、スーパームーンほどの近い距離だったら、
金環ではなく皆既になっているというわけです。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.金環日食までいよいよ1週間! 快晴祈願!

 ☆2.金環日食ライブ中継あれこれ

 ☆3.編集後記



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 ☆1.金環日食までいよいよ1週間! 快晴祈願!
☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡〜☆彡〜★彡

いよいよ、いよいよ1週間後に迫りました。


金環日食!!


繰り返しになりますけど、
今回の金環日食は私たち日本人にとって
これ以上ない大大チャンスです。


実は、金環日食や皆既日食そのものは、
地球規模では数年に1度は起こる現象、
つまり、ものすごく珍しい現象というわけでありません。

(今年11月14日には、
 オーストラリア北部で皆既日食があります。)

ただし、ほとんどの場合が海外となりますし、
金環や皆既として見られる地域も限定されます。
さらに、その地域が行きやすい場所とは限りません。

要するに。時間や費用などを考慮すると、
普通の人は、おいそれと見に行けるわけではないということです。


つまり、今回は日本の広い地域で、
金環日食が見られるという点だけで、
非常に価値があるのです。


ちなみに、今回の金環日食が見られる地球的地域は、
香港周辺から北アメリカ西部となり、
その大部分が太平洋上になります。

詳しくは、下記をご覧ください。

金環日食が見られる地域、日食の説明図などはコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120423.html#01



日食は、簡単に言えば、
「月が太陽を隠す」現象ですよね。

確かにそのとおりなんですけど。

「モノを隠す(モノが隠れる)」ということは、
隠されるモノと隠すモノ、
そして、「それを見るモノ(人)」が一直線にならないと、
成立しません。

何が言いたいのかといいますと、
日食とは、つまり、
1億5000万km離れた太陽、
40万km先の月、
そして“自分”が一直線になる、
その一体感を味わうことが出来る現象なのです!

特に、今回は金環日食なので、
その一体感は半端ではありません。

21日の日食では、
ぜひとも、太陽と月と自分の一体感を感じて欲しいです。



気がかりな点があるとすれば、
それは、天気以外の何物でもありません。

どんなに、正確に日食の予報が出せても、
残念ながら、天気だけは私たちの力ではどうにもなりません。


こればかりは、もう祈るしかありません。



快晴祈願!

とにかく晴れろ!



日本気象協会は、21日当日に予想される
天気マップを毎日発表しています。
http://tenki.jp/forecast/eclipse



なお、お住まいの地域の日食経過時刻については、
下記のサイトで調べられます。

いつ、どこで見られるの?(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20120521solar_eclipse/itsudoko-j.shtml



また、下記の関連トピック、関連リンクで、
もう1度、今回の金環日食のおさらいをしておくと良いでしょう。

【関連トピック】
見るしかない! 5月21日金環日食の概要
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120423.html

金環日食 各地での見え方
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120507.html

金環日食を安全に見よう!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120430.html


太陽ってどんな星?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120319.html

大きな太陽が冬を暖める? 太陽の視直径
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081222.html


月ってどんな星?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120409.html

月の大きさが変わる!? 月の視直径
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060522.html



【関連リンク】
金環日食特別サイト(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20120521solar_eclipse/

日食の観望方法と、安全な観察のために(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20120521solar_eclipse/observation-j.shtml



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 ☆2.金環日食ライブ中継あれこれ
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「日食を観たいけど外に出られない〜」といった人もいるはず。

本当に良い時代になったものです。

この金環日食も、いくつかのサイトでインターネット中継されます。

特に、パナソニックの中継は、
富士山頂から行なうということなので、
天気の影響を受けにくいと思われます。

また、NHKをはじめ各テレビ局でも
日食の生中継を予定しています。
各地域の番組表を確認してみて下さい。


あまり考えたくはありませんけど、
「うお〜、なぜ晴れない〜」という時にも、どうぞ。。。


【金環日食インターネット中継】

金環日食の主なLIVE中継
パナソニック(富士山頂から中継)
http://panasonic.net/eclipselive/


エムアイシー・パリ
http://www.mic-paris.com/Eclipse2012/abstruct.html


金環日食ライブ中継(USTREAM使用)
http://bit.ly/KNnLQS
元URL:http://www.ustream.tv/channel/金環日食ライブ中継-hd


JAXA相模原チャンネル(USTREAM使用)
http://bit.ly/uqrLYM
元URL:http://www.ustream.tv/channel/jaxa相模原チャンネル


星の子館(姫路での部分日食の配信)
http://www.city.himeji.lg.jp/hoshinoko/kansoku/live/live.html



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 ☆3.編集後記
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金環日食。

本当に1週間後なんですねぇ。

とにかく晴れてくれさえすれば、
すばらしい大天文ショーが待っています。

金環日食に向けて、
みんなで「晴れろ!」パワーを空に放っていきましょう。

なお、次号は、金環日食の速報を入れるつもりなので、
メルマガの配送は昼ごろになる予定です。


あと、最後に。

日食の時間が朝ということもあり、
通勤、通学中に見るという人も多数いることと思います。

なので、自分の身の安全を充分に確保した上で、
周囲の人の邪魔にならないように、くれぐれも注意をお願いします。

「日食観察中に事故」なんていうニュースは
絶対に聞きたくありません。



それでは、また来週にお会いしましょう。



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