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流れ星TOP 2018/12/31 第688号
新年早々おめでたい!6日午前に部分日食!
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第688号 2018年12月31日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.新年早々おめでたい!6日午前に部分日食!


 ★2.日食を安全に見よう!


 ★3.新年を彩る流れ星 しぶんぎ座流星群が極大(4日早朝)


 ★4.編集後記







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 ★1.新年早々おめでたい!6日午前に部分日食!

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2019年は、
ビッグな天文ショーで幕開けします。


1月6日午前、
日本全国で部分日食が見られます。


日本で見られる日食は、
2016年3月9日以来、
約3年ぶりです。


各地における
食開始時刻、食最大時刻&最大食分、
食終了時刻は次の通りです。


★地域|★食始時刻|★最大時刻|★最大食分|★食終時刻
稚 内|08:48|10:15|0.570|11:49
札 幌|08:46|10:13|0.539|11:47
青 森|08:45|10:11|0.506|11:44
秋 田|08:44|10:09|0.487|11:47
仙 台|08:44|10:10|0.469|11:43
新 潟|08:43|10:06|0.454|11:37
東 京|08:44|10:06|0.422|11:36
金 沢|08:41|10:00|0.418|11:29
名古屋|08:41|10:00|0.396|11:28
大 阪|08:41|09:57|0.378|11:23
京 都|08:41|09:58|0.385|11:24
松 江|08:39|09:53|0.374|11:17
広 島|08:39|09:51|0.350|11:13
高 知|08:40|09:53|0.343|11:14
福 岡|08:39|09:47|0.318|11:05
長 崎|08:39|09:46|0.298|11:01
鹿児島|08:40|09:46|0.281|11:01
那 覇|08:50|09:39|0.143|10:33
石 垣|09:00|09:33|0.065|10:09
父 島|08:54|10:08|0.279|11:29


ご覧のように、
今回は、北の地域ほど
食分(欠け具合)が大きくなり、
いちばん欠けるのは稚内の0.570です。


本州では、0.4前後の食分です。


札幌、東京、鹿児島における部分日食のコチラ、
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20181231.html#01



月食とともに、
晴れさえすれば、
誰でも楽しめる日食。


しかし、なんといっても、
相手は太陽。


観望のやり方を間違えると、
目に甚大な被害を受けることもあります。


次のトピックでは、
日食観望の注意点をお話しします。



ちなみに、今回の日食は、
地球上のどこも皆既や金環にはなりません。


いちばん欠けるのは、
ロシアの食分0.715です。



なお、次に日本で見られる日食は、
年末12月26日です。




【関連トピック】
太陽ってどんな星?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120319.html

大きな太陽が冬を暖める? 太陽の視直径
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081222.html


月ってどんな星?
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120409.html

月の大きさが変わる!? 月の視直径
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060522.html


みんなで楽しもう!金環日食まで2週間!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120507.html

快晴祈願!いよいよ1週間後に金環日食!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120514.html

見たか見えたか!空に浮かんだ太陽リング!
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120521.html

5.21金環日食物語
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120528.html



【関連リンク】
2019年1月6日 部分日食(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20190106solar_eclipse/





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 ★2.日食を安全に見よう!

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ポイントを絞って、
日食観望の注意点をお話しします。


<★肉眼(裸眼)では見ることが出来ません!!!!!★>
日食なので、当然ながら太陽を見ることになるので、
肉眼では絶対に見ることが出来ません!
普段使っているサングラスも全く意味がありません。


日本眼科学会は、肉眼など不適切な観察方法によって、
太陽光で網膜が傷つけられる
「日食網膜症」になる恐れがあると警告しています。


その数は、数千人に上る可能性があるとしていて、
特に子どもの危険性が高いとのこと。


日食網膜症は物が欠けて見えたり、
ゆがんで見えたりするのが代表的な症状で、
視力低下を伴うこともあるようです。


とにかく、肉眼で見ないことはもちろん、
裸眼時に太陽を直接、視界に入れないよう、
くれぐれも注意して下さい。



<★日食グラス、日食メガネ、日食プレート★>
手軽に日食を見たい時に威力を発揮するのが、
専用の日食グラス、日食メガネ、日食プレートです。


既に購入している人もいることでしょう。


購入にあたっては、なるべく、
遮光性能が評価されているモノをオススメします。


日食ブームに乗って、いろいろな日食グラスや遮光版が、
出回っている可能性があります。


それらの中には、
赤外線や紫外線をカットしていない、
可視光域のみ減光している製品も考えられます。


遮光性能がよく分からない製品を使う場合は、
連続使用は数秒〜十数秒にとどめたほうが無難です。


遮光がしっかりした日食グラスでも、
連続使用は2〜3分にとどめましょう。


いずれにしても、
日食の進み具合はゆっくりなので、
見続けるよりも、3分や5分おきに観たほうが、
より変化が分かります。


日食グラスが手に入らなかった場合、
次のものを使用したくなる気持ちも分かりますが、
あとあとのことを考えて、使用はやめて下さい。

・黒い下敷き、色(緑など)のついた下敷き
・アクリル板、プラスチック板
・CD、DVD
・黒いゴミ袋、お菓子の袋
・写真撮影用の減光フィルター
・ろうそくでススを付けたガラス板
・現像済みフィルムの黒い部分


これらは、可視光は減光しても(いちおう太陽の形は見えます)、
目に有害な赤外線や紫外線をカットできません!



<★ピンホール、鏡★>
そこで、日食グラスなどで直接的に太陽を観望するのではなく、
間接的に日食を楽しむ方法があります。


固めの紙に小さな穴(ピンホール)を開けて、
その穴を通した光の点が、実は太陽像となります。


白い紙や壁に投影すると見やすくなります。


穴の大きさや距離を変えたりして、
見やすい位置を探りましょう。


また、鏡に反射させた太陽の光を壁などに映しても、
太陽像を見ることが出来ます。


映す壁は無地がいいでしょうね。


鏡の形はどんなものでOK。
鏡が大きいと明るく映る代わりに細かいところがぼやけ、
小さいと暗く映る代わりに細かいところが見えてきます。


注意したいのは、ピンホールも鏡も、
うす曇りや、太陽に靄(もや)がかかっていると、
極端に精度が落ちてしまうことです。



<★双眼鏡、望遠鏡★>
まず、絶対に双眼鏡、望遠鏡で直接観ないで下さい。
オペラグラス、おもちゃの望遠鏡、
口径の小さい望遠鏡も絶対にダメです!


もし双眼鏡、望遠鏡を使いたい場合は、
太陽専用フィルターや投影版などを必ず併用すること。


「あ、やっちゃった」では済まされないほど、
もし使用を誤った場合、失明や視力低下に至る危険が高いので、
初めて専用フィルターを購入、使用する人は、
お店の人やベテランに充分に説明してもらって下さい。


さすがに、大人であれば、
何も対策していない双眼鏡や望遠鏡を使わないとは思いますけど、
本当に気をつけたいのは、小さなお子さんです。


例えば、日食対策された双眼鏡を使っている人を真似て、
普通の双眼鏡を太陽に向けてしまうといったことも考えられます。


保護者、指導者は充分に気をつけて下さい。



<★体調の変化に注意★>
基本的に、屋外での観望になるため、
体調の変化に注意する必要があります。


・帽子を着用する。
・適度に日陰や屋内で休憩する。


太陽のもとで、上を見上げる体勢が続くと、
立ち眩みしてしまうことも考えられます。


「なんか身体がおかしいな」と思ったら、
屋内に避難して休憩するようにして下さい。



【関連リンク】
日食の安全な観察のために(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/20190106solar_eclipse/index-j.shtml#safety





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 ★3.新年を彩る流れ星 しぶんぎ座流星群が極大(4日早朝)

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新年を彩る流星群といえば、「しぶんぎ座流星群」。


しぶんぎ座流星群は、
8月のペルセウス座流星群、
12月のふたご座流星群とともに、
3大流星群の1つとなっています。



しぶんぎ座流星群の特徴は次のとおりです。


1.活動期間は1月1日〜6日。

2.極大(ピーク)は3〜4日。

3.極大時は1時間あたり
  20〜40個ほどの流星が見られる。

4.ただし、極大の時間が極めて短いため(4時間ほど)、
  極大が昼間になってしまうと、
  流星はあまり見られない。

5.流星の特徴は「速い」。

6.放射点(流星が飛ぶ中心点)が
  北天にあるため、
  南半球では見ることが出来ない。


2019年の極大予想は
4日11時ごろなので
4日早朝が狙い目です。


今年は6日が新月なので、
月を気にする必要はありません。


言うまでもなく、
防寒対策は充分に!!


3日23時、26時(4日2時)、
29時(4日5時)の放射点の位置はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20181231.html#02




ちなみに。


「しぶんぎ座」は、
現在では使われていない星座で、かつ、
この流星群の放射点が
現在の「りゅう座」にあることから、
「りゅう座ι(イオタ)流星群」とも
呼ばれていました。


2009年に国際天文学連合が、
流星群の名称を整理したことにより、
日本では「しぶんぎ座流星群」で
統一されました。



しぶんぎ座は、
18世紀のフランスの天文学者ラランドが
設定した「壁面四分儀座」のことなんですけど、
1928年に88星座を決定するときに
外れてしまいました。


かつては、
りゅう座とうしかい座の境に位置していて、
現在では、りゅう座の領域に
含まれてしまっています。



私が所有している
18世紀のボーデの星図(復刻版)を確認したところ、
うしかい座の頭付近に確かに存在しています。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071231.html#02






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 ★4.編集後記

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まもなく、
2018年も終わりを迎えます。


1年間、どうも有難うございました。



それでは、また来年にお会いしましょう。




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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2018年1月6日
日本全国で部分日食




【札幌】
食最大:10時15分
食分:0.539









【東京】
食最大:10時06分
食分:0.422









【鹿児島】
食最大:9時46分
食分:0.281









2019年1月3日深夜23時ごろの北東の空。
3大流星群の1つ「しぶんぎ座流星群」が極大。
ピンク十字が放射点(流星が飛ぶ中心点)。



26時(4日2時)ごろ。



29時(4日早朝5時)ごろ。





2019年の極大予想は4日11時ごろなので、
早朝、日の出前が狙い目です。
図は早朝5時ごろ。
月を気にする必要は全くありません。
(シミュレーション図はイメージです。)








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