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流れ星TOP 2013/8/5 第406号
夏の夜の 花火のごとく ペルセ群
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第406号 2013年8月5日発行

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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



ハワイ島のマウナ・ケア山頂にある
日本の「すばる望遠鏡」に新たに搭載された
超広視野カメラ「HSC(Hyper Suprime-Cam)」の
初観測画像(アンドロメダ銀河)が公開されました。


HSCは、満月9個分の広さを1回で撮影できるスグレモノ。


国立天文台を中心とする国内外の研究機関が
10年以上かけて開発したHSCは、
昨年2012年8月に初めてすばる望遠鏡に搭載されて、
性能試験観測が進められてきました。


今後は、HSCのシャープな星像と広視野を活かして、
重力レンズ効果を用いたダークマター分布の
直接探査などの観測を進める予定とのことです。


【関連リンク】
新型の超広視野カメラが開眼、ファーストライト画像を初公開
http://www.subarutelescope.org/Topics/2013/07/30/j_index.html

HSCプロジェクトについて
http://www.naoj.org/Projects/HSC/j_index.html



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡



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 ☆今週の話題
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 ☆1.葉月8月の主な天文現象


 ☆2.好条件!ペルセウス座流星群が極大(13日未明)


 ☆3.編集後記



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 ☆1.葉月8月の主な天文現象
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夏真っ盛り。
アウトドアを満喫する人も多いはず。

天の川が見える場所なんて最高です。


それでは、8月の天文現象をチェックしてみましょう。



★ 1日 小惑星ジュノーが衝

★ 4日 逆三日月、火星、木星が集まる(早朝)

( 7日 月が新月)

★10日 三日月と金星が並ぶ(日没直後)

★12日 スピカが月に隠される(スピカ食)

★13日 月と土星が並ぶ

★13日 ペルセウス座流星群が極大

(14日 月が上弦)

★15日 月とアンタレスが並ぶ

★18日 はくちょう座κ(カッパ)流星群が極大

(21日 月が満月)

★27日 海王星が衝

(28日 月が下弦)

★28日 月とすばるが並ぶ(未明)

★29日 月とアルデバランが並ぶ(未明)

★ 1日 逆三日月と木星が並ぶ(未明)



やはり、夏といえば、ペルセ群。
今年は月も早い時間に沈むので、条件は良好です。


12日には、7年ぶりに、
おとめ座1等星のスピカが月に隠される「スピカ食」があります。
詳しくは次号にて。



8月の星空の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130805.html#01


10日、日没直後の三日月と金星の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130805.html#02



【関連トピック】
手の平で星座を掴まえよう 夏編
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060814.html



夏秋の1等星くらべっこ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110815.html

意外と狙い目? 梅雨の間の1等星探し
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130624.html

さそりの赤い火 アンタレス
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120625.html

天の川で出会う二人の白鷲(ベガとアルタイル)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070702.html

天にかかる大きな川 天の川
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060703.html

天空に浮かぶ北十字 そして、デネブ、アルビレオ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120820.html



女神アストレアの秤(てんびん座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070709.html

恥ずかしがり屋の大サソリ(さそり座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060710.html

半人半馬の賢者ケイロン(いて座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070723.html

パンパカパーン!こんなヤギになっちゃった(やぎ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080915.html



牛を飼いつつ熊も追ってま〜す(うしかい座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070409.html

夫(つま)の無事 祈り捧げる 我の髪(かみのけ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080428.html

天に輝く花嫁の冠(かんむり座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060508.html

金の林檎を守るラドン(りゅう座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110711.html



数奇な英雄ヘラクレス(ヘルクレス座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080623.html

ヘビをまとう名医アスクレピオス(へびつかい座・へび座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100628.html

夏の夜に響く琴の音色(こと座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070813.html

天空を舞うゼウスの化身(はくちょう座、わし座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060731.html

その鷲はワシだ(わし座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110822.html



ひと知れず 浮かぶ冠(みなみのかんむり座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080825.html

たて、たつんだ!(たて座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100726.html

コギツネかすめるエロスの矢(こぎつね座、や座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080721.html

イルカに乗ったアリオン(いるか座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090824.html



夏の夜 オトコのジャンケン大会
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110718.html



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 ☆2.好条件!ペルセウス座流星群が極大(13日未明)
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日本の夏。

  猛暑の夏。

    そして、流星の夏。


今年も「ペルセウス座流星群」の季節がやってきました。



ペルセウス座流星群は、
1月のしぶんぎ座流星群、
12月のふたご座流星群とともに
3大流星群の1つ。

一般的には、この3つの中でいちばん有名かもしれません。

星のことはあまり知らないけど、
「ペルセウス座流星群」という言葉なら聞いたことがある、
という人も多いでしょう。



ペルセウス流星群の特徴は次のとおり。

1.活動期間は7月20日ごろ〜8月20日ごろ。
2.極大(ピーク)は8月12日〜13日ごろ。
3.明るく速い流れ星が多い。
4.その中には、痕を残す流れ星もある。
5.極大時期には、1時間に100個以上の出現がみられることがある。

痕(こん)とは、
明るい流れ星が飛んだ後、煙や雲のように残る浮遊物のこと。

特徴にあるとおり、既に活動が始まっています。



ペルセウス座流星群が有名なのは、
現象としての見ごたえだけではありません。

1.梅雨明けごろから活動が始まる。
4.夏のため夜になっても冷え込みが少ない。
3.活動時期がちょうど夏休みと重なる。
4.特に極大時期がお盆(休み)時期と重なる。

このように「観る側」の観測条件が良いことも、
ペルセウス座流星群を有名にしている要因なのです。



それでは、気になる今年2013年はどうでしょうか。


まず、日本での極大予想は、
13日未明となっています。

したがって、いちばんの狙い目は、
12日夜から13日朝までです。


昨年2012年は、
深夜1時ごろに逆三日月の細い月が東の地平線から出てきたものの、
条件は悪くありませんでした。


そして、今年はといいますと、
上弦前の月齢5.6の月は、
21時ごろには西の空に沈んでしまうので、
月明かりに悩まされることがなく、
かなりの好条件!

期待が膨らみます。


12日22時から2時間ごとのペルセウス座(放射点)の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130805.html#03



流星群なので、
流れ星は放射点を中心に放射状に流れていきますけど、
流れる範囲はかなり広いので、広範囲に気を配る必要があります。
(ペルセ群の放射点はカシオペヤ座のちょっと東側です。)


また、流れ星を観るときは、
リクライニングチェアに座ったり、
地面に寝転がってしまうのも1つの方法です。
(もちろん、道路とかは絶対にやめて下さい。)


首を上に向け続ける姿勢はかなり疲れますし、
時間もながいので、
とにかくラクな姿勢で観ることをオススメします。


それから、虫対策もお忘れなく。
(場所によっては防寒対策も。)



なお、国立天文台では今夏も
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーンを行ないます。

これは、ペルセウス座流星群が活発になると思われる
8月9日夜から14日夜までの間に
星空を眺めた結果を報告してもらおうという企画です。

携帯電話からのアクセスページもあるので、
結果を報告することで観測意欲がさらに増すかもしれません



【関連トピック】
ペルセウス座流星群のお母さん スイフト・タットル彗星
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060807.html



【関連リンク】
「夏の夜、流れ星を数えよう」キャンペーン2013(国立天文台)
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20130809-perseids/


【特集】2013年ペルセウス座流星群(アストロアーツ)
http://www.astroarts.co.jp/special/2013perseids/


2012年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/160

2011年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/117

2010年ペルセウス座流星群ギャラリー(アストロアーツ)
http://www.astroarts.jp/photo-gallery/special/77


日本流星研究会
http://meteor.chicappa.jp/2010NMS/nmsindex.html



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 ☆3.編集後記
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昨日4日早朝4時48分、
日本のISS補給機「こうのとり4号機(HTV4)」が
種子島宇宙センターから打ち上げられました。


こうのとり4号には、
11月からISSに長期滞在予定の若田光一さんらが使う
実験試料実験装置や通信機器の他、
食料、生活用品、飲料水480リットル、冷凍庫などが積まれています。


こうのとり4号は予定では、
10日未明にISSとドッキングすることになっています。


その後、ISS内にある不用品を積んで、
1ヶ月後の9月5日にISSを離脱、
大気圏に再突入して燃え尽きることになります。


なお、JAXAの特設サイトでは、
ISSとのドッキングの模様を生中継します。


詳しくは、下記のリンク先で確認してください。


【関連リンク】
「こうのとり」4号機(HTV4)特設サイト
http://fanfun.jaxa.jp/countdown/htv4/



それでは、また来週にお会いしましょう。



↓このメルマガの全バックナンバーはコチラです。
http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html





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2013年8月の星空の様子
(黄線:黄道、赤線:天の赤道)
南の空
上旬21時ごろ
中旬20時ごろ
下旬19時ごろ
(以下、同様)


南〜天頂


東の空


北の空


西の空


星座早見
(南が下)







2013年8月の星空の様子
(黄線:黄道、赤線:天の赤道)
南の空
上旬1時ごろ
中旬0時ごろ
下旬23時ごろ
(以下、同様)


南〜天頂


東の空


北の空


西の空


星座早見
(南が下)





2013年8月10日、日没1時間後ごろの西の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢3.5)


細い月と金星
(視野円10度)





2013年8月12日22時ごろの北東の空。
ペルセウス座流星群の放射点は、
放射点はペルセウスの左肩あたりになります。
2013年は月は既に沈んでいて、条件は良好です。


12日24時(13日0時)ごろ


12日26時(13日2時)ごろ






13日3時ごろ。
2013年のペルセウス座流星群の極大予想は13日未明です。
(図はあくまでもシミュレーションです。)




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