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流れ星TOP 2022/10/3 第884号
十三夜で二度目のお月見はいかが?
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 今宵はどんな星空が見えるでしょう。。。

     ☆彡 流 れ 星 か ら の 贈 り 物 ★彡

       第884号 2022年10月3日発行


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こんにちは。
「流れ星」の鈴木です。



ご愛読いただいている皆さま、
新しく読者登録していただいた方、
本当にありがとうございます。



それでは、今週もよろしくお願いします☆彡





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 ★今週の話題

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 ★1.神無月10月の主な天文現象


 ★2.十三夜 栗名月で2度目のお月見をどうぞ(8日)


 ★3.10月りゅう座流星群が極大か?(9日未明)


 ★4.編集後記





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 ★1.神無月10月の主な天文現象

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昼間に動くと、
意外に暑さを感じます。


でも、夜空は確実に秋になっています。


それでは、
10月の天文現象をチェックしてみましょう。



( 3日 月が上弦 9時14分)

★ 5日 月と土星が並ぶ

★ 8日 十三夜

★ 8日 月と木星が並ぶ

★ 9日 水星が西方最大離角

★ 9日 10月りゅう座流星群が極大ころ

(10日 月が満月 5時55分)

★15日 月と火星が並ぶ

(18日 月が下弦 2時15分)

★21日 細い月とレグルスが並ぶ(未明)

★22日 オリオン座流星群が極大ころ

(25日 月が新月 16時48分)



今月は、おだやかです。。。




10月の星空の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221003.html#01


5日の月と土星、8日の月と木星の様子はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221003.html#02





【関連トピック】
手の平で星座を掴まえよう 秋編
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071022.html



夏秋の1等星くらべっこ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20220822.html

天の川で出会う二人の白鷲 ベガとアルタイル
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070702.html

天空に浮かぶ北十字 そして、デネブ、アルビレオ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20120820.html

ひっそり佇む秋のひとつ星 フォーマルハウト
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060925.html

脈動するクジラの心臓 変光星ミラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061030.html



パンパカパーン!こんなヤギになっちゃった(やぎ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080915.html

永遠の美少年 健気なガニュメデス(みずがめ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20071008.html

ウオ!とビックリ 魚となって。。。(うお座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061204.html

金の羊は派手じゃない!(おひつじ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091214.html



夏の夜に響く琴の音色(こと座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070813.html

天空を舞うゼウスの化身(はくちょう座、わし座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20060731.html

その鷲はワシだ(わし座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20110822.html



酔いどれ気分でウォゥウォウオ(みなみのうお座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081013.html

秋といえば…四辺形?五角形?(ケフェウス座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061016.html

まわりつづける高慢な王妃(カシオペヤ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20101108.html

岩からうまれた天馬(ペガスス座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20101025.html



コギツネかすめるエロスの矢(こぎつね座、や座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20080721.html

イルカに乗ったアリオン(いるか座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090824.html

♪おうまのきょうだい なかよしこよし(こうま座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20090914.html



夜空にへばりつくトカゲ(とかげ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20070903.html

宇宙は顕微鏡でもみえるのさ(けんびきょう座、ぼうえんきょう座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100906.html

南天のインディアン(インディアン座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga2/20130909.html

天ひびくツルの一声(つる座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20100927.html

しっくりこない夜空のアトリエ(ちょうこくしつ座)
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20091109.html




【秋の星座のつぶやきシリーズ】
ペガスス座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051031.html

ケフェウス座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20061016.html

アンドロメダ座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051107.html

ペルセウス座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051121.html

カシオペヤ座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20051114.html

くじら座
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga/20081124.html





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 ★2.十三夜 栗名月で2度目のお月見をどうぞ(8日)

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9月10日は中秋の名月でした。


お月見は出来ましたか?


中秋の名月は、
旧暦8月15日(十五夜)のお月さまのことで、
里芋を備えることから
「芋名月」とも呼ばれます。


その中秋の名月と並ぶお月見の風習が
「十三夜」です。


十三夜は、旧暦9月13日にあたり、
十五夜から27日後に訪れます。


今年の十三夜は10月8日になります。



十三夜の月は、
「栗名月」「豆名月」とも呼ばれて、
その名のとおり、
お供え物には栗や豆(枝豆)を用います。



十五夜の風習は、
中国から伝わったらしいのですけど、
十三夜は日本独特の風習だとか。
ただし、その由来は定かではありません。


十三夜の月は、
月齢13くらいなので、
月の東側が少し欠けていて丸くありません。


この月に風情を与える
日本人の心がとても素敵ですよね。



厳密にいうと、
十五夜でお月見をしたら、
十三夜もお月見をしないといけないとのこと。


十五夜だけでは「片月見」といって、
縁起が悪いとされているそうです。


「縁起が悪い」と言われると、
どうも心持ちが落ち着かなくなるのが日本人。。。?


そんな人は、本日、ぜひお月見を。


「十三夜に曇り無し」という言葉もあって、
時期的にも、十五夜よりも
晴れることが多いようです。



今年は、先ほど、ご案内したとおり、
横に木星がおともします。



8日20時ごろの栗名月の様子はコチラ。
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221003.html#02






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 ★3.10月りゅう座流星群が極大か?(9日未明)

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週末9日未明、
10月りゅう座流星群が極大を
迎えるかもしれません。


と、その前に。


天文ファンの中には。
「10月りゅう座流星群」という言葉は
やはり馴染まないという人もいるでしょう。


この流星群は、
もともとジャコビニ流星群、
もしくは、
りゅう座γ(ガンマ)流星群という名称でした。


それは、この流星群の母彗星が、
ジャコビニ・チンナー彗星
(ジャコビニ・ツィナー彗星)なので、
一般的に「ジャコビニ流星群」と言われていたのですけど、
2009年の国際天文学連合の総会で、
「流星群の名称には彗星名を使わない」
ということが決定されたため、
正式名称が「10月りゅう座流星群」に
統一されたというわけです。



さてさて。


ジャコビニ流星群、
もとい10月りゅう座流星群の活動期間は、
10月5日〜10日と短くて、
ピーク時も3〜4時間しかありません。


ジャコビニ・チンナー彗星は、
太陽のまわりを6.6年でまわっている超短期彗星で、
10月りゅう座流星群は、
1920年に初めて観測されて以降、
1933年にはヨーロッパで、
1946年にはアメリカで
大流星雨として観測されました。


しかし、1959年、1972年は鳴かず飛ばず。


また、13年ごとでなくても、
そこそこ流れる時もあるという、
けっこう気まぐれな流星群でもあります。


13年ごとのジンクスでいくと、
直近では2011年がそれにあたったわけで、
良かったことにヨーロッパ方面で
活発な活動が見られました。



ところで。


1972年には、
ジャコビニ・チンナー彗星の軌道と地球の軌道が交わり、
さらに、彗星が通過してから約2ヶ月後に
地球が通過することになったため、
事前に大流星雨になると予想されました。


しかしながら、
さきほども言ったとおり、
その予想は大きくはずれ、
それほどの出現もなく終わってしまいました。


私はこの時まだ生まれていなかったので、
直接は知らないのですけど、
この大流星雨の予想は日本でも
社会的に大ブームになったとのこと。


なんと、
松任谷由美の8枚目のアルバム
「悲しいほどお天気」には
この時のジャコビニ流星群をテーマにした
「ジャコビニ彗星の日」という歌が収録されています。


また、少年漫画「アストロ球団」では、
「ジャコビニ流星打法」という必殺技が
登場するんだとか。


まあ、相当なブームだったんでしょうね。



今年2022年の10月りゅう座流星群は、
極大予想が9日10時ごろとなっているので、
9日未明〜早朝に
流星が見られる可能性があります。


ただし、満月前の月が西の空に残っています。


放射点(流星が飛ぶ中心点)は、
北極星の近くなので、
まずは身体を北に向けておけばよいかと。


まあ、気まぐれ屋さんというこで、
あまり大きな期待はせずに、
ちょっと北の空に注意してみましょうか。



9日未明3時ごろの
10月りゅう座流星群の放射点の位置はコチラ
http://nagarebosi-kirari.com/mailmaga3/20221003.html#03




【関連リンク】
松任谷由美「ジャコビニ彗星の日」の歌詞(J−Lyric)
http://j-lyric.net/artist/a000c13/l00f613.html






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 ★4.編集後記

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NASAの無人探査機DART(ダート)が
26日午後7時15分頃(日本時間27日午前8時15分頃)、
地球から約1100万km離れた
小惑星ディモルフォス(直径約160メートル)に衝突しました。


この衝突によって、
小惑星の軌道を変えることが出来たかどうか、
今後確認することになります。


今回の実験がうまくいけば、
将来、地球に衝突する別の小惑星が見つかった際、
軌道をそらす方法として期待されることになります。


方法は違えど、
ある意味、リアル・アルマゲドンです。



それでは、また来週にお会いしましょう。



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http://nagarebosi-kirari.com/index1-6.html







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2022年10月の星空の様子
(黄線:黄道、赤線:天の赤道)
南の空
上旬21時ごろ
中旬20時ごろ
下旬19時ごろ
(以下、同様)



南〜天頂



東の空



北の空



西の空



星座早見
(南が下)










2022年10月の星空の様子
(黄線:黄道、赤線:天の赤道)
南の空
上旬1時ごろ
中旬0時ごろ
下旬23時ごろ
(以下、同様)



南〜天頂



東の空



北の空



西の空



星座早見
(南が下)












2022年10月5日20時ごろの南の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢9.5)



月と土星
(視野円10度)









2022年10月8日20時ごろの南東の空。
黄線:黄道、赤線:天の赤道
(月齢12.5)

ちょうど十三夜です。



月と木星
(視野円7度)



十三夜の月は、栗名月とも呼ばれます。
東側が少し欠けているあたりに風情を感じます。











2022年10月9日未明3時ごろの北の空。
10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)が極大か。

分かりにくいですけど、
放射点(ピンクの十字)は、
地平線上にあります。。




流れるか流れないか気まぐれなジャコビニ流星群。
2022年はどうでしょうか。。。
極大予想は9日10時ごろなので、
日の出前、地平線から飛び出す感じになります。

(図はシミュレーションです。)










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